1997/4/26
U23日本代表 VS NZ学生代表



日 本

VS
NZU

TRY


10

GOAL



PG



合計

31


61



出場選手
FW
佐藤明善
山梨学院大4年

中原正義
東芝府中

衛藤嘉洋
栗田工業

星川大輔
サントリー

赤塚隆
クボタ

荒川治
横河電機

斎藤拓也
明治大学2年

箕内拓郎
関東学院大4年
HB
大原勝治
トヨタ自動車

高橋修明
筑波大4年
TB
田中誠士
大東大3年

酒井宏之
リコー

新里二郎
東芝府中

河野裕
日新製鋼
FB
鈴木紀之
セコム

結果的にダブルスコアで、完敗でした。
JAPAN(アンダー23)もトライを結構取ったのですが、余りにも簡単に相手に余計なトライを与えすぎました。日本が奪われた10個のトライのうち、NZUのPKからの素早い展開に、日本の選手達が集中力不足で反応出来ずに「あっ、あー、あーあ、何やってんだよー」という風に観客席からため息がもれるようなトライが数多くありました。苦労してトライを取って追い上げたのに、スコーンと一発で抜かれてまた引き離される、というジャパンお得意の試合展開は見事にアンダー23の選手たちにも引き継がれていたようです。


全体的にタックルが高く、一発で相手を仕留めるようなハードタックが余り見られませんでした。度々あったお互いのラフプレーも、まあご愛敬といったところでしょうか。シンビンの適用者もそれぞれ一名ずつ出ました。NZUもマナーが悪く、ペナルティを取られたスクラムハーフがボールを大きく観客席へ放り投げる遅延行為のプレーなど決して誉められたものではありません。時々、「ジャパン、コミュニケーションや!」と選手の叫ぶ声も聞かれましたが、(よく声をかけていた選手がいましたが誰だったんでしょう?)全体的な意思統一の欠如、80分間の集中力不足などまだまだ問題点はありそうです。

個人的にはフランカーの荒川選手がいいプレーをしていたと思います。抜け出したときの星川選手のスピードも日本のロックとしては出色の速さだったのが印象的です。期待の箕内選手ですが、まずまずの活躍とはいえ、後半、膝を痛めたのか、時々うずくまっていたのが気がかりです。
今日の試合で日本はPGをほとんど狙いませんでした。これは現在の方針なのか、ただキッカーがいないだけなのかわかりませんが、できれば、この試みを当分続けて欲しいような気がします。

これでNZUは4戦全勝になりました。しかし、噂の通りそれほど強いチームではないようです。今日の試合も精神力さえ(こいう精神論は本当は好きじゃないのですが)しっかりしていればもっと接戦になったはずです。
4月29日のジャパンAとの試合(テストマッチ扱い?)は集中力さえ切れなければ恐らく勝てるでしょう。(もちろんメンバー次第ですが)

私の予想スコアは
38(6TRY 4GOAL )対 28(3TRY 2GOAL 3PG)でJAPANの勝ちと見ます。
こんな相手に負けるようではお話になりません。
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