1997/5/25
日本代表 VS アメリカ代表
【第2回パシフィックリム・チャンピオンシップ】

日本代表
12
12-5
20
米国代表
0-15

2
T
1

0
2
1
G
0
0
1
0
PG
0
0
1
0
DG
0
0
0

浜辺(近鉄)
FW
リパート
坂田(サントリー)
アレン
高橋(トヨタ)
ルクラーク
田沼(リコー)
ヴォーグル
バシャロ(トヨタ) 
グロス
中村(東京ガス)
ウィルカーソン
伊藤(神戸製鋼)
マクラウド
ゴードン(東芝府中)
ライル
村田(東芝府中)
HB
バシェレ
岩淵(青学大)
アレグザンダー
増保(神戸製鋼)
TB
ハイタワー
元木(神戸製鋼)
シャレンバーグ
マコーミック(東芝府中)
クロブラニー
大畑(京産大)
アニトーニ
今泉(サントリー)
FB
シカ

途中交代
坂田→薫田(東芝府中)
大畑→和田(東芝府中)
岩淵→吉田(神戸製鋼)


まさか負けるとは思いませんでした。
カナダ戦の勝利は明らかにジャパンの実力の向上の結果、と確信したのですが・・・・。
ローマは一日にして成らず、ということでしょうか。

テレビ中継が全然ない、という状態がなかなか改善されません。
というよりも、年々ひどくなってるような気さえします。CMなど無縁だ、という企業ばかりならいざ知らず、ラグビーに力を入れている企業には、○EC、○ントリー、○芝、○洋電機、等々テレビでCMをいやになるほど(失礼)見かける有名企業がたくさんあるんですから。まめにスポンサー交渉をすれば不可能ではない、と思うんですが。このあたりの強化(?)も抜本的に見直す必要があるでしょう。社員にラガーマンの多い○報堂さんあたりに頑張ってもらいたいところです。


と思っていたら突然のJスカイBとの独占放送契約締結のニュースが飛び込んできました。一体どうなるのでしょう? JスカイBの放送開始はまだまだ先ですが、地上波との振り分け方など、ラグビーファンの期待を裏切らないような放映形態になることを願って止みません。

さて、敗因です。
カナダ戦の激闘を目の当りにした私達にとって、アメリカ戦の勝利はもはや当然のことのように思われていました。一番強いはずのカナダと互角に渡り合ったジャパンがホームでアメリカに敗れることなど思いもしませんでした。今度はどんな素晴らしい試合をしてくれるのか、が問題でありすでに油断が存在していたのかもしれません。それは、ひょっとして選手あるいは関係者にもあったのかもしれない、と今では考えています。

前半はカナダ戦の緊張感を維持してなかなか良い試合をしていたのは紛れもない事実です。細かいプレーにしても、ラインアウト以外にはカナダ戦と比べて劣っていたところはそれほど思い当たりません。(なにぶんダイジェストの録画中継なので、すべてのプレーについて検証できないのです・・・・)

後半みんながバテながらも、タックルに行く姿勢、集中力など、ここ数年のジャパンとは全く違うチームになっています。ただ一瞬のスキが勝敗の分かれ目になることを、見に沁みて感じたことでしょう。(二つ目のトライの原因になった、相手にボールを取られたスクラムのことです)終了間際のあの謎のトライ(どう見てもオフサイドじゃないんでしょうか?)さえなければどちらに勝利が転んでいたか分からなかった試合です。ジャパンは明らかに強くなっています。あとは練習あるのみです。

それにしてもスタンドオフの岩淵選手の可能性には期待したくなります。瞬間的な判断力、前を見る眼、パスの正確さなど、もう惚れ惚れします。ディフェンスなどまだまだの部分もありますが、何とか長所を大きく伸ばして欲しいと思います。(デイフェンス時は、当面は元木選手とのポジションチェンジ等で凌いでいくしかありません) ただ、怪我やアクシデントがあった場合のリザーブのスタンドオフ(或いは正スタンドオフを争うライバル)に誰を使うか? という問題が解決されていません。できれば同じようなセンスを持った選手が理想です。個人的には伊勢丹の赤羽選手に期待したいところですが。

断片的な録画放送だけで言えることは、せいぜいこの程度しかありません。せめてジャパンの試合だけはテレビ放送してもらいたいものです。
アウェーでのカナダ戦、アメリカ戦で是非良い便りが届くのを待ちたいと思います。
(注)アルゼンチン戦は中止になり、セレクションマッチに振り返られました・・・。

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