1997/9/27
サントリー VS 伊勢丹
【東日本社会人リーグ戦】









サントリー
15
15-9
33
伊勢丹
0-24

2
T
0

0
2
1
G
0
0
1
1
PG
3
0
2
0
DG
0
0
2

長谷川(中 大)
FW
志村(東海大)
坂田(法 大)
若山(大体大)
中村(同志社大)
志賀(慶 大)
吉永(天理大)
マクマナウェイ(マッシー大)
星川(関東学大) 
細川(竜谷大)
北川(関東学大)
大友(青学大)
エニス(B C 大)
高橋(明 大)
広野(福岡大)
イワシタ(ボーイズ高)
永友(明 大)
HB
オニール(マッシー大)
正田(中 大)
赤羽(学習院大)
吉野(早 大)
TB
吉田(明 大)
ウルイヤナウ(オーク工大)
木村(大体大)
青柳(早 大)
本田(明 大)
尾関(日体大)
小林(明 大)
今泉(早 大)
FB
土橋(大東大)

途中交代

試合後の感想を一言で言うと、今年のサントリーの優勝はまずないだろう、というのが正直な気持ちです。伊勢丹が良い試合をしたというよりも今泉選手を筆頭として・・・サントリーがおよそラグビーにおいて想像できうるあらゆるミスをしたという気がします。選手間の意思統一も感じられず,チームとして全く機能していませんでした。スコアを見てもわかるように、後半は何と[24対0]です。しかしその後半も一方的なゲーム内容という訳ではなく、サントリーのミスを伊勢丹が確実に得点に結び付けた、というような試合の流れでした。

前半はお互いに一進一退ながら、ウルイヤナウ選手の個人技や尾関選手のスピードをトライに結び付けたサントリーに対し、伊勢丹は赤羽選手の相変わらずの正確なPG(尤も終盤は結構外していましたが)で地道に得点を重ねていき、15-9とサントリーの6点リードで折り返しました。

後半5分にPGを決めて3点差とした伊勢丹は18分、ペナルティからオニール選手が速攻で抜け、ウィングの吉田選手にボールが渡りゲイン、最後はPRの志賀選手が良くフォローしてトライ、逆転。これで勢いづいた伊勢丹は、赤羽選手のDGやサントリードロップアウトのミスから志賀選手が今日二個目のトライを決め、最後はNO8のイワシタ選手までDGを決めてくれました。

この日の敗戦の立役者(?)となった今泉選手。
恐れていたことが起こった様です。パスミス。判断ミス、そして一人で勝手に滑って転んでなど、これでもかという彼のパフォーマンスには溜め息が出ました。対する伊勢丹のFB土橋選手がなかなか良いプレーをしていたのと対照的でした。彼のミスが得点に結びついたのが半分位あったような気がします。


一方の伊勢丹では、吉田選手にボールが渡る度に大きな歓声が上がっていました。やはり彼のような華のあるプレーヤーにはもっと頑張ってもらいたいものです。途中、何人もの怪我人を出しながらも最後まで踏ん張った伊勢丹は今期の好成績が予想されます。

話は変わりますが試合中の治療体制はどうなっているのでしょう?
ふらふらになった若山選手をそのままグラウンドに戻したり、終盤に出血したマクマナウェイ選手が一刻でも早くグラウンドに戻りたいのにのんびりとした治療(絆創膏貼り?)を施したりと、もう少し考えて欲しい、と思いました。
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