1997/11/22
三洋電機 VS 東芝府中
【東日本社会人リーグ戦】









三洋電機
8
3-24
52
東芝府中
5-28

0
T
4

1
4
0
G
2
0
4
1
PG
0
0
0
0
DG
0
0
0

松野(国士大)
FW
溝辺(関東学大)
久米(東洋大)
武石(筑波大)
松田(京産大)
小笠原(日 大)
岩津(大体大)
釜沢(大東大)
寺内(高崎経大) 
安田(専修大)
青柳(大東大)
渡辺(日体大)
古田(国士大)
高木(大東大)
シオネラトゥ(大東大)
ゴードン(ボーイズ高)
堀越(早 大)
HB
瀬川(大体大)
新井(日体大)
島崎(佐賀工)
小林(国士大)
TB
和田(東海大)
ヴニポラ(トンガ高)
小山田(男鹿工)
吉田(大体大)
マコーミック(Cチャーチ高)
木川(山梨学大)
森田(東洋大)
米本(国士大)
FB
松田(関東学大)

途中交代




サントリーに完敗した東芝が社会人大会に向けて巻き返しが出来るのか、その試金石とも言える今日の一戦でした。

開始2分、PからGOでマコーミック選手が素早く右へ回り、FBがライン参加、最後は切り札森田選手が右隅にトライを決めました。10分には左WTB和田選手が見事なステップで三洋ディフェンスを突破して内へ切れ込み、右オープンまで繋ぐと、再び森田選手が右中間にトライを奪います。21分にも執拗な連続攻撃で、右、左と揺さぶり、またまた森田選手が今度は左隅にトライ。38分には和田選手が左隅にトライ、と東芝は昨年を思い起こさせるようなグラウンドをいっぱいに使った素早いパス回しで前半4つのトライを奪いました。

対する三洋は13分のペナルティゴールの3点のみ。後半に入ると三洋も攻め、ヴニポラ、シオネのトンガコンビで初トライを奪いますが、その後は東芝の鉄壁のディフェンスの前に攻めあぐね、結局その2度の得点のみにとどまりました。

圧勝した東芝で、今日目立ったのはFLの渡辺選手。日体大出身のルーキーですが、東芝の素早い展開のスタイルに合った良い選手です。もともとはロックでしたが、スピードも突破力も申し分なく、将来性を感じさせます。和田選手も、さすがジャパン、というようなステップを披露してくれました。マコーミック選手はサントリー戦の敗戦がよほど懲りたのか、一段と闘志あふれるプレーを見せてくれました。ウルイナヤウ選手との再戦があれば非常に楽しみです。
サントリーには敗れた東芝ですが、社会人選手権ではやはり本命という気がします。

80分間のフィットネスでは間違いなく日本一。
選手層も厚いので、サントリー戦のような「歌を忘れたカナリヤ」にならずに、今日のように、素早い展開とグラウンドを広く使う攻撃で押し通せば良いのではないでしょうか?

敗れた三洋電機。怪我人が多く、なかなかベストメンバーが組めません。ヴニポラ選手をCTBに入れる布陣も成果を上げることが出来ませんでした。彼はやはりSOで使ったほうが持ち味が出るような気がします。
社会人選手権ではどこまで立ち直せるのでしょうか?

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