スーパープレイ

【作成日:1997年4月24日】


選手
アンドリュー・マコーミック
試合
1997年1月・社会人ラグビー準々決勝
東芝府中VSサントリー
内容
風のように現れてトライを防いだタックル
感想
目の前のプレーだったが、絶対トライが決まったと思った。どこからマコーミックが岡安にタックルしに来たのか未だに不思議だ。あのプレイで改めて彼のすごさを思い知った。


選手
藤原和也
試合
1993年1月・大学選手権 準決勝
法政大学VS明治大学
内容
ロックながら意表を突いたロングキック
感想
自陣でこぼれたボールを素早く拾った藤原君。フォワードなら当然ボールを持って突進するところだが、敵陣にオープンスペースを見つけたのか、絶妙のロングキック。ウィングの秋山君が追いかけ、トライ。目立たなかったが大ファインプレイだと思う。その後、日の目を見ないのが気がかり。


選手
増保輝則
試合
1991年12月・関東大学交流試合
早稲田大学VS法政大学
内容
増保、一人でトライ
感想
増保、増保、また増保か、○○の一つ覚えみたいに。応援している方としては、ええ加減にせい、他にまわせ!と怒鳴りたい位だったが、あれだけマークされながら最後の最後でしっかりトライした増保はすごい、と思った。酒とギャンブルがこの世にあるのがいけないのか…・。


選手
吉田義人
試合
1991年1月・大学選手権決勝
早稲田大学VS明治大学
内容
早明戦のお返しの逆転トライ
感想
屈辱の引き分け劇のお返しとばかり、やってくれました。吉田君のタッチライン際の快走。押し出されたかと思ったらクルリと一回転。見事かわして、勝利のゴールへ飛び込んだ。


選手
イアン・ウイリアムズ
試合
1991年1月・社会人ラグビー決勝戦
神戸製鋼VS三洋電機
内容
神鋼奇跡の逆転トライ
感想
イアン・ウィリアムズのこのプレイを語らないわけにはいかない。後半ロスタイム、自陣から回した神製バックス。右ウィングのイアンにボールが渡ると、走る、走る。追いすがる三洋のナモア選手を振り切りインゴールへ。秩父宮の観客が総立ちになったあのスーパー逆転トライは今でも語り草だ。本当に鳥肌が立った。


選手
今泉 清
試合
1990年12月・関東大学対抗戦
早稲田大学VS明治大学
内容
起死回生の同点トライ
感想
終了直前、誰もが明治の勝利を確信していた。ところがあっという間の3トライで結果引き分け。極め付けがこれ。自陣からの飛ばしパス一発で今泉君は約80Mを独走。一気に明治のゴールまで走り込んだ。


選手
シナリ・ラトゥー
試合
1989年5月・テストマッチ
日本VSスコットランド
内容
弾丸ラトゥのタックル
感想
日本陣左隅へ相手のウィングが迫る。ああ、逆転されるうー、と思ったその時、まさに弾丸となって飛んで来たラトゥのタックルのお陰で、スコットランドのウィング、ダンカンはあわれタッチへ吹っ飛んだのであった。


選手
藤掛三男
試合
1988年1月・大学選手権決勝
早稲田大学VS同志社大学
内容
突貫小僧、藤掛君の火の玉タックル
感想
この年、早稲田は一年生トリオが大活躍。3点差のリードを守らんと後半ひたすら耐える早稲田。 残り10分、同志社オープンにボールが回ってピンチ、とその時藤掛君の火の玉タックルが炸裂。狙った相手は間一髪ボールを手放していたものの、あまりのハードタックルにくの字型になって、パスを渡したセンターのもとまで吹っ飛び、二人とも倒れノックオンになった。彼の素質を見出した木本監督に合掌。


選手
沖土居 稔
試合
1987年6月・第一回ワールドカップ
日本VSオーストラリア
内容
日本のスーパーブーツ
感想
ハーフライン付近でボールを手にした沖土居選手。得意のロングキックを披露とばかり、いきなりドロップゴールを狙う。無謀に思えたこのプレイだが、ボールは見事な弧を描き、成功。今でも日本最長のドロップゴールでは?しかし、ロングキックは入っても正面のイージーなキックをはずす悪癖がたまに傷だった。


選手
戸嶋秀夫
試合
1985年1月・社会人ラグビー準決勝
東芝府中VS新日鉄釜石
内容
二人同時に倒した驚異のタックル
感想
『打倒釜石』を果たさんと、まさしく怪鳥のように両手を広げて空を飛んだ戸嶋選手。一人で同時に二人を倒してしまったあのハードタックルは、相撲の稽古のように木の幹に体をぶつけて鍛えていた、タックルマンの彼ならでは。見ていた者の度肝を抜いた。20年間ラグビーを見てきた中で、日本人選手のタックルとしては最高。