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「いま何時だい?」
シンハー片手のアラビックから声をかけられた。
「13時半さ」
「ありがと・・」
見ると、彼は、ちゃんと腕時計をしていた。
わたしには、そういう趣味はまったくないが、
俺もまだ捨てたもんじゃないぜと、ヘンな満足をしたものだ(爆

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ここはピンボケの似合う街。
光と倦怠と海。

ソイ・ダイヤモンドの向こう、
絶望的なまでに明るい荒野を視ていた。