バルナックライカタイプのクローンであるFED-1から本格的になった、FED製のライカマウントカメラは
それまでの既存スタイルより離れて、ロシア独自の発展を模索しました。
その一つの結論として、1951年FED-2が量産開始され
FEDでの脱バルナックライカカメラの嚆矢の機種となりました。

1) FED-1独自のマウントをやめて、完全にライカマウント互換とした。
2) それまでの底蓋開閉を廃して、裏ぶたを脱着式としてフィルムの装填を安易にした。
3) ファインダーを視野・距離計が一つになった一眼式ファインダーを採用した。
4) 基線長を長くして、大口径・長焦点のレンズにも対応する精度を確保した。

これらが最大特徴ですが、その結果ダイカストボディは大きくなったものの、バルナックライカのように左右にRを取って
保持しやすさはそのままとなりました。 これはKMZで作られたZORKI-3以降とも歩調を取ったように
ライカマウント機のロシア独自の発展として1990年代まで続いていくこととなります。
このFED-2はマイナーチェンジを繰り返しつつ1960年まで200万台以上が製造された大量生産機種となりました。
そのおかげで、現在もっとも入手が容易な機種となっています。 FED-2はFED-2aからFED-2eまでのバリエーションを持ちます

FED-2a
FED-2b
FED-2c
FED-2d
FED-2e
1955-1956
1956-1958
1958-1960
1958-1969
1969-1970
シンクロ・セルフなし。 軍艦部上面にFED-1fと同じロゴが刻印されている aにシンクロがついたもの。シンクロターミナルの位置が、前期はボディ上にあり、後期は軍艦部にある。 更にセルフタイマーが付く。巻上げノブがフィルムインジケータ付の物に替る。セルフレバーの位置は上向きと下向きの二種。 シャッターが国際系列になる。セルフ位置はc型同様二種類。dにINDUSTER-61が付けられたものを2Lと製造側では呼称。 FED-3 type-bのシャッターを2dと同じにしたもの。FED-2というよりは、FED-3のバリエーションである。

しかし製造の端境と思われる機種やあるいは流通の途中の補修からか、複数のタイプの特徴を持つものが存在し
完璧に上表の通りには行かないことも事実です。
貼り革の違いや、カラーモデル・ストラップアイレットの無いものなど、バリエーションはかなりあるものと思われます。

FED-2a-2d

→ FED-2e -FED-3

→ FED-Induster

→ LEICA mount Lens NOTE