1965年それまでのCONTAX-II/III型からマイナーチェンジを続けてきたキエフは
戦前の設計によるCONTAXタイプの現状にそぐわない点を見直して
軍艦部以下のシャッター部分は残しながらも、ファインダー部を大きく変更したKIEV-5を世に問いました
一説によると「プロ仕様」として造られたという話も流布しています。
それまでの最新機種であるKIEV-4からの主な変更点は以下の通りです

1)
ファインダーを大きく取り、パララックス連動補正のブライトフレーム(50mm)を内蔵
2)
巻上げレバーを採用(ノブ巻上げも可能)
3)
巻戻しは従来のノブから側面に配置されたクランクになった。
4)
ボディ側ヘリコイドによる標準レンズの装着を廃止、専用50mmレンズを採用
5)
ボディ側ヘリコイドの撤廃にともない、ボディのピントギアも廃止。
6)
シャッターの最高速が1/1000に押さえられた。
7)
距離計システムの変更で、縦・横ズレの調整が簡便になった。
8)
巻き戻しボタンが、押したまま保持できる機能が裏蓋に追加された。

これら多くの改良が加えられ、新たなCONTAXタイプの創造を目指しました
しかし、使い勝手は遥かに向上したにもかかわらず、このカメラはこれ以上の発展を見せず
1973年の製造を最後に、外装の簡易化やアロワンスの低下を纏いながら
KIEVはこれ以降従来の路線に戻ってゆきました
なぜこのNEW-CONTAXとも言えるべきカメラが製造中止になったかは今では知る由もありませんが
現在使ってみるにおよび、惜しいカメラだったということだけが感慨として残ります
このコンテンツでは、そのKIEV-5についてご説明していきたいと思います

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