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KIEV-5専用レンズ

KIEV-5は内爪バヨネットに拠る標準レンズ装着をやめ、内爪は距離計連動機構のみとして
その結果、内蔵ヘリコイドも廃されたため、従来の標準レンズは使用できません。
そこで、KIEV-5専用のヘリコイド付きの標準レンズが製造されましたが これは従前のKIEV=CONTAXには使用できません。
外バヨネットを使用する50mm以外の交換レンズは全て使用が可能です。
その他の交換レンズについては、KIEV 2-4 LENS のページをご参照下さい。

専用レンズには以下の二種類が存在します。

JUPITER-8NB
50mm F2.0
HELIOS-94
50mm F1.8

ただし、JUPITER-8NBには前後期形があります
後期形はHELIOSと鏡胴の造りが全く同じで 刻印を確認しないと見分けがつきませんが
前期形は全く異なった鏡胴になっています。(どちらかというとKIEV-10用レンズ似か?)
ここではJUPITER-8NBの前期形とHELIOS-94の画像を参照して説明します。

HELIOS-94 50mm F1.8
JUPITER-8NB 50mm F2.0(前期型)

絞りリングの位置・絞り羽根の枚数の違いが画像からおわかりかと思いますが
私見では、後期タイプの方が造りの高級感は増していると感じます。
ボディの改良よりレンズの改良の方が後手に回ってしまったのではないでしょうか?
絞りは後期タイプでは絞り表示の間隔も広く、1/2段表示+クリックと相まってセットしやすいものですが
前期タイプでは1段ごとのクリックであり、さらに間隔が狭くあまり見やすいものとは言えません。
Jean.Loup.Princelle の本などでは、初期形ボディにはJUPITERが 後期一般形にはHELIOSが装着されたと説明されていますが
レンズのシリアルナンバーを見ると、間違いであることがわかります。
69万台のHELIOS-94があるのに対して、JUPITER-8NBも73万台のものが存在するからです。
これにより、少なくとも後期一般形ボディも1969年以降、両レンズが並列して装着されていたと理解できます。


もともと、KIEVマウントには対レンズの相性(?)による装着ガタの傾向があるのですが
KIEV-5では一層それが強いのではないかと私見します。
画像中のボディとHELIOS-94は出荷証明書のシリアルナンバーに合致しますので
レンズとボディが合わせて出荷されたものです、この場合のガタは問題にならない程度です。
しかしショップなどで、製造年が離れた組み合わせのものにさわると その装着ガタの大きさに驚きます。
外爪バヨネットを使用した場合でもかなりレンズとの組み合わせを選ぶカメラかもしれません。