Last Update 1997/10/01

安全な駐車方法について


【一時駐車場編】
みなさんは、ショッピングや食事に出かけて、目的を済ませウキウキしながら駐車場に戻ると「げげげっ〜! 凹んでるぅ〜!」といった目に遭った事はありませんか?
私は残念ながら3回ほど無慈悲な隣の車にRX-7のドアを凹まされた事があります。
こういったキズはデントリペアなどで修復することも出来ますが、「そんなにベッコリ凹んでいないし、また同じ所をやられたら修理代がもったいないし」
なんて考えがよぎり、妥協してしまってそのままにしてしまいがちですよね・・・

そこで、これまでのケースを分析し「どうすれば凹まされずに済んだのか?」について考えてみました。
みなさんの参考になればと思い、以下にそのレポートを掲載します。

その1:駐車場を選ぼう
駐車台数を稼ぐ為に一台あたりのスペースが異様に狭い駐車場がこのケースです。
こういった駐車場は遠慮しましょう。
また、輪止めが異常に大きな駐車場も要注意です。
ローダウン車や砲弾型マフラー装着車の場合、確実にマフラーをぶつけます。
その2:場内の駐車位置を選ぼう
場内の駐車スペースの中には何ヶ所か安全地帯がある筈です。
ここを見極めて駐車しましょう。
[1]角になっているスペースを押さえよう
特に、左隣が壁となるような駐車スペースがGoodです。
これは、クルマの左ドアを開ける確率は右ドアを開ける確率よりも確実に低いといえるからです。
[2]駐車する方向を考えよう
頭から突っ込んだ方が良い場合、バックで駐車した方が良い場合とありますので、見極めましょう
その3:隣の車をチェックしよう
自分が駐車した位置の隣に汚いクルマが止まっていたら要注意です。
なぜ注意しなければならないかと言うと、以下の図式にあてはまる可能性があるからです。

汚い -> クルマに関心がない -> ドアがぶつかるくらい平気 -> 乗降時にドアを当てられる可能性大!

また、[ドアがぶつかるくらい平気]といった点から考えると、レンタカーや営業車も要注意です。
# ナンバープレートの平仮名が[わ]or[れ]の車両はレンタカーです。

その4:気休め!?
RX-7の場合、電動格納式ドアミラーの設定はありませんが、駐車時にはドアミラーを折り畳む様にしましょう。
これは、回りに少しでも「俺は気を使ってるんだぞ〜」とアピールする効果があるのではないかと考えられるからです。
また、すこしでも目に止まってくれれば、相手も気を使ってくれるのでは?という希望的観測も含まれています。
・・・ホント、気休めですね・・・

【月極駐車場編】
自宅敷地内にカギのかかるガレージを持っていれば心配無いのですが、貧乏人の私にはそんな余裕はありません。
現在の愛車であるFD3Sは、当時住んでいた賃貸マンションの駐車場に止めていた所、車上荒し未遂の被害に遭ってしまいました。
被害箇所としては、右ドアのキーシリンダ損傷+右ドア表面に引っかき傷程度で済みました(いまだに修理していません)が、はじめて手に入れた新車でしたので、精神的ダメージが大きかったです。
また、もしドアを開けられていたかと思うとゾっとします。

この駐車場の悪かった点
・自宅窓から駐車場が死角になっていた。
・夜になると真っ暗になっていた。
・昼は人通りが多いのに夜になると人通りが極端に減った。
・駐車位置が目立つ場所であった。

まあ、月極駐車場に関しては、一時駐車場編の様に小手先でどうこう出来る問題ではありませんので、選ぶ時に上記の点を考慮するようにしてください。
また、カーセキュリティアラームにて警戒する方法もありますのでこちらも参考にして下さい。


補足:カーセキュリティーアラームについて
# ここで言うカーセキュリティーアラーム(以下、警報機)とは、車上荒しに対しての物であり、路上駐車促進装置?には当てはまりません。

[種別]
・世に出まわっている警報機の、感知方法と撃退方法とを分類すると以下のようになります。

感知方法
・赤外線(対人)センサー
 自動ドアなんかで使われているのと同じ仕組みだとおもいますが、隣に駐車したクルマへの乗り込みで反応してしまわないかどうか心配です。

・ショックセンサー
 キーシリンダーやドアノブへの衝撃を拾うタイプですが、暴風雨で誤動作してしまいそうです。

・タッチセンサー
 ボディー表面の静電気の変化を感知するタイプですが、そんなに長い時ボディー上の静電気が安定してるとは思いにくいので誤動作が心配です。

・マイクセンサー
 単純に音を拾うタイプですが、豪雨で誤動作してしまいそうです。

・電圧変化
 ドアを開けた時のルームランプの点灯の電圧変化を感知するようです。
 確かにこれだと誤動作はまず無いでしょうが、ドアが開くまで警報してくれません。
 カギの掛かった状態でドアノブを引くと、キーイルミなどが点灯する車種には有効かもれません。

感知方法が電圧変化タイプ以外だと、長時間(数日)連続警報設定は誤動作の都合上(不在時に連続して警報しても周囲の迷惑とならない場合はOKです)、好ましくないと思います。

警報方法
・平常時だろうが非常時だろうが、ひたすら光る
 これは論外です。
 巷のドロボーさんは単純に光るだけの機種くらい心得ているハズです。
 この機種を過信したために被害に遭った友人は多数います。

・フラッシュで威嚇
 これだとドロボーへの威嚇効果はあまり期待できませんがご近所の迷惑になる可能性は低いと思います。
・車両のホーンで威嚇
 まず、これはビビるでしょう。しかし、ご近所の迷惑になるのは必至です。

・専用アラームで威嚇
 どのような音が鳴るのか?ここがポイントです。
 知り会いが付けていた警報機のアラームは小鳥のさえずりの様なタイプで、全く緊張感がありませんでした。
 一説によると、その爽やかなさえずりが罪人の心を刺激して、犯行に至る前に改心させてしまうとか・・(笑)

・専用無線機でオーナーへ通知
 犯人を取り押さえたい方には最も良い方法だとおもいますが、相手は最低でもドライバーくらいは持っているでしょうし、ましてや刃物を持っていない保証はありません。
 逆に返り討ちに逢わないように気を付けなければなりません。

  警報機を導入する場合は、じっくりと箱を読みどのタイプに属する物かどうか見極めて、自分の生活環境にマッチした機種を選びましょう。
また、実際に取り付けた人ならではの意見を聞けるかもしれませんので、店員へ意見を求めるのも良いかもしれません。

ちなみに私も警報機を取り付けましたが、自分の欠点を暴露するわけにはいきませんので、どのタイプであるかは秘密です。




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