ヤハヴェ(エホバ)の性格


創世記を読んでいると、所々に神(ヤハヴェ)の発言、行為の記録があるがそれらは
とても崇高な神とは言えない、虚偽が平気で、猜疑心が強く、わがままでより好みが
激しく、一貫性がなく思い付きで事をなす、思慮の足りないこまった神である事が解ります。



ヤハヴェの嘘吐き

2/16−
主なる神は人に命じて言われた。「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると(その日のうちに)必ず死んでしまう。」

しかしながら、木の実を食べたアダムとイブはすぐには死なず、特にアダムは930年の長寿をまっとうしています。

4/10−
主は言われた。「何ということをしたのか。お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる。今、お前は呪われる者となった。お前が流した弟の血を、口を開けて飲み込んだ土よりもなお、呪われる。土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。お前は地上をさまよい、さすらう者となる。」

しかしながら、カインは4/17では、ノドに住み着き町を建設してその町を息子の名前のエノクとしています。

6/3−
主は言われた。「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった。
正確には神が120年と言ったのではないが、それ以降のノアからヤコブに至る12代の人間は全員120年以上生きています。

6/7−(ノアの箱船)
主は言われた。「わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。」

しかしながら、ノアの箱船の大洪水は恐らく類推からBC2100年頃の事件と思われ、隣のエジプトは ファラオの古代エジプト文明が栄えており、消滅した形跡は全くない、この大洪水はノアが住んでた地域限定のものである。

11/1−(バベルの搭)
言われた。「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。

バベルの搭の事件は類推からBC2000年頃と思われるが、すでにエジプト、中国、インド、メソポタミア等に古代文明が成立しており、独自の言語体系ができている。

13/14−
主は、ロトが別れて行った後、アブラムに言われた。「さあ、目を上げて、あなたがいる場所から東西南北を見渡しなさい。見えるかぎりの土地をすべて、わたしは永久にあなたとあなたの子孫に与える。あなたの子孫を大地の砂粒のようにする。大地の砂粒が数えきれないように、あなたの子孫も数えきれないであろう。さあ、この土地を縦横に歩き回るがよい。わたしはそれをあなたに与えるから。」

しかしながら、アブラム(アブラハム)の子孫、すなわちユダヤ人達は、このすぐ後にもエジプトに移動し、さらにバビロンに強制連行され、さらにAD70年の戦争でイスラエルを追い出されています。

ヤハヴェの猜疑心の強さ

22/2−
神は命じられた。「あなたの息子、あなたの愛する独り子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。わたしが命じる山の一つに登り、彼を焼き尽くす献げ物としてささげなさい。」

神はその前の段階で、アブラハムに土地を与える事や割礼の約束をさせたり、後ろ盾になるとも約束している。この段階でイサク献上を命令するのは、猜疑心が強すぎるのか、人の心を読む能力が欠落している と考えた方がいい。この後何の恥じらいもなく

22/16−
御使いは言った。「わたしは自らにかけて誓う、と主は言われる。あなたがこの事を行い、自分の独り子である息子すら惜しまなかったので、あなたを豊かに祝福し、あなたの子孫を天の星のように、海辺の砂のように増やそう。あなたの子孫は敵の城門を勝ち取る。地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。あなたがわたしの声に聞き従ったからである。」

と発言しているのだから、私ごときにすれば「おまえ(ヤハヴェ)はアホとちがうか!!」といいたくなります。(スミマセン...主観がはいりました)

ヤハヴェはわがままでより好みが強い

3/22−24
主なる神は言われた。「人は我々の一人のように、善悪を知る者となった。今は、手を伸ばして命の木からも取って食べ、永遠に生きる者となるおそれがある。」主なる神は、彼をエデンの園から追い出し、彼に、自分がそこから取られた土を耕させることにされた。こうしてアダムを追放し、命の木に至る道を守るために、エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた。

神は、たくさんの天使(悪魔サタンも含む)を創造したが、みんな永遠に生きる様に創っておきながら、人間を含む地上の生き物は、永遠の命を与えていない、これは単に神の選り好みと言うべきか、一貫性のなさと言うべきか、それが為にくだらない宗教団体が出来る要因をひきおこしている。

4/2−4/5
彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。時を経て、カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、カインとその献げ物には目を留められなかった。カインは激しく怒って顔を伏せた。

神は何故カインの捧げ物に目を留めなかったのか、それぞれの生産物を捧げるとすれば、アベルは羊飼いになり、カインは農耕を営んだのであるから、それぞれの捧げ物は当然であろうし、その尊さにおいて差別する事はできない。これは単に神がわがままで、より好みが激しいだけの事である。

ヤハヴェはやる事に一貫性がない

17/10−14
あなたたち、およびあなたの後に続く子孫と、わたしとの間で守るべき契約はこれである。すなわち、あなたたちの男子はすべて、割礼を受ける。包皮の部分を切り取りなさい。これが、わたしとあなたたちとの間の契約のしるしとなる。いつの時代でも、あなたたちの男子はすべて、直系の子孫はもちろんのこと、家で生まれた奴隷も、外国人から買い取った奴隷であなたの子孫でない者も皆、生まれてから八日目に割礼を受けなければならない。あなたの家で生まれた奴隷も、買い取った奴隷も、必ず割礼を受けなければならない。それによって、わたしの契約はあなたの体に記されて永遠の契約となる。包皮の部分を切り取らない無割礼の男がいたなら、その人は民の間から断たれる。わたしの契約を破ったからである。」

神はアダムが誕生してからおよそ2000後のアブラハムに対して割礼の命令をしている。しかもアブラハム1人ではなくアブラハム一族全体への命令を、まだ存命のはずのセムを差し置いて、アブラハム1人に命令している。
人類にとって重要な契約ならば、アダムから命令しなければならなかった事であるし、2000年間もほってあった事柄を思い付いたように命令している。

私はこんな神様を信じたくない

ここに示したのは、創世記だけでもほんの一例のピックアップにすぎません。
創世記を隈なく読んでいけば、ヤハヴェの神は崇高な神と言う印象は全くなく、人類への愛のかけらもなく、ただ単にユダヤの民に嘘を言っては弄んでいるだけの様な気がします。
特に深刻な嘘は、アブラハムにカナンの土地を与えると言うなんの担保もない言葉でしょう。この言葉があるにもかかわらず、過去何回も放浪の民にさせられています、時にモーセやヨシュアをして残酷な戦争をさせていますし。今日においてもパレスチナの問題として、尾をひいています。
まったくユダヤ人の最大の不幸は、酷い神様を自分達の神として崇める様になった事でしょうか
イエスやパウロがヤハヴェから離反した最大の理由は、ヤハヴェの性格にウンザリしたのかもしれません

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とりあえず終わりです