その他いろいろ


その他いろいろ
昨年、「いろいろな折に2CHに書き込んだ物をまとめてコピーを掲載します
大ヤコブ・小ヤコブ
聖書に「大ヤコブ」と言う名前が書かれてる分けではありません。
「小ヤコブ」と言う言葉は、唯一マルコ福音書15/40にあります。
マルコにおいても、この人と思える他の部分では「ヤコブ」だけです。
たったの一箇所と言うと、お決まりのキリスト教団の加筆じゃないか
と思うのですが、根拠はありません。
「大ヤコブ」「小ヤコブ」の呼び分けはキリスト教団の都合(基準)
によります。
イエスの12使徒の中にはもう一人「ヤコブ」さんがいますが、その
人については、特に「大」でも「中」でも「小」でもないので、どうやら
キリスト教団は、イエスの弟のヤコブさんをどうしても「小ヤコブ」に
したくて、それに対照的なヤコブとして官憲に殺された(殉教した)
ヤコブを「大ヤコブ」と呼んだのだと思います。(キリスト教団が
よく行う手法です)
殉教した事が、キリスト教団では最高の功績として称えられたのかも
しれません。(キリスト教団はこう言う話が好きです)
小ヤコブもこの20年ほど後に殉教するのですが、それは聖書には
載ってません。小ヤコブはAD60年代早々に処刑されたとヨゼフス
の古代誌に書かれてます。処刑理由は例によってキリスト教団が
好きなように言ってますが、自分は読んでもその理由は判然としません。

アホなドグマと聖書の食い違い
マルコ福音書11/15−17
>それから、一行はエルサレムに来た。イエスは神殿の境内に入り、
>そこで売り買いしていた人々を追い出し始め、両替人の台や鳩を
>売る者の腰掛けをひっくり返された。
>また、境内を通って物を運ぶこともお許しにならなかった。
>そして、人々に教えて言われた。「こう書いてあるではないか。
>『わたしの家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである。』
>ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にしてしまった。」
イエス様について、勝手なドグマを持ってる人や教団は、こういう記事
と全く整合しないんですね......
こういう不整合についての、反応を見るとその信者や教団の質が判ります。
1..聖書にそんな記事があるとは夢にも思ってない...記事を示されても
   そんな事は書いてないと言う奴もいるー>無知か聖書などと言う物を
   全く読んでない...
2..ドグマでイエスを全知全能の神とし、一方で神殿を襲撃するイエス
   を知っても、何の矛盾も感じていないー>要するにアホ...全知全能
   の意味が全く判っていない...
3..全然関係ない論議を持ってきて、論議を混ぜ返し、あたかも自分達が
   専門家であるかの如く言い張るー>プロテスタントのアホの常套手段...
   何がテーマ・論議されてるかはどうでもよく、ともかくテメエラ
   が馬鹿では無い様に体裁を装ってるだけ...
**答えは簡単さ、聖書を編じた人達は、イエスを神と思っていないか、少なくと
  もキリスト教団が言ってる様な神とは認識していなかっただけよ。それで

パウロでのイエスの再臨
コリント15/3−8
>すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、
>葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、
>ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。
>次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、
>大部分は今なお生き残っています。
>次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、
>そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。

これが数少ないパウロ書簡の中のイエスの再臨なんですがね、クリスチャンはこれによって
パウロ書簡でもイエスは再臨したと言うんですね...福音書の再臨劇や使徒のパウロの改心
の時の子供向けドラマがごっちゃになるんで、これが再臨話だと言うのでしょうが、これは
全く再臨話ではありません。コリントの話はイエスの意思を受け継いで、宣教活動をしてる
人達のことを言ってます。まずもって、再臨してる人達が福音書の女性達とは全く違うん
ですよ...それに時間的なものが全く違うんですね...「ケファに現れ、その後十二人に現れ」
で既に数十日経ってる。「五百人以上もの兄弟たちに同時に現れ」になると既に亡くなった
人も数人いるからには、多分数年は経ってるんですよ。(大部分は今も活動してるでしょ)
さらにヤコブに現れたとしたら、これはペテロからヤコブに指揮権が変わった事を
言ってるんですよ...それで「月足らずで生まれたようなわたしにも現れました」
でしょ...パウロは少なくとも当初はこの人達を迫害してたんですよ...この段階で
何年も経てますよ...これは、亡霊みたいに姿かたちが再臨した話ではなくて、原始教会
の使徒達の活動の中にイエスの魂が生きてる事を言ってるんですよ

お上りさんの宣教  使徒言行録17/16−18
>パウロはアテネで二人を待っている間に、この町の至るところに偶像があるのを
>見て憤慨した。
はいはい、京都の路地にも地蔵盆が一杯並んでます。
>それで、会堂ではユダヤ人や神をあがめる人々と論じ、また、広場では
>居合わせた人々と毎日論じ合っていた。
>また、エピクロス派やストア派の幾人かの哲学者もパウロと討論したが、
>その中には、「このおしゃべりは、何を言いたいのだろうか」と言う者も
>いれば、「彼は外国の神々の宣伝をする者らしい」と言う者もいた。
>パウロが、イエスと復活について福音を告げ知らせていたからである。
はいはい、ゾーエーかビシュケーと論議してる連中にイエスの復活を
言ってもねぇ...馬鹿にされるだけなんでしょうね...それにしても
馬鹿教会の先生方や神学屋はなんで「馬鹿にされたんだ」と素直に言えな
いんでしょうね

イエスは何者
マタイ福音書16/14 
>弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤだ』と言う人もいます。
>ほかに、『エレミヤだ』とか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」
この聖句は、マタイ教会の特徴がよく示された聖句ナンスね...ここでエレミヤが
出てくるのは、単なる預言者としてではナインすね...
エレミヤが親バビロン派であり、親エジプト派の政権与党(申命記派)に対抗して、
現政権は腐敗していて、神の怒りが及ぶと考えていたンス。
(僕はただ単に外交政策の違いだとも思うのですが)
それで、実際にバビロンのネブカドネツァル軍によって、ユダヤは崩壊します。
エレミヤ25/9
>見よ、わたしは「わたしの僕バビロンの王ネブカドレツァル」に命じて、北の諸民族を動員させ、
>彼らにこの地とその住民、および周囲の民を襲わせ、ことごとく滅ぼし尽くさせる、
>と主は言われる。そこは人の驚くところ、嘲るところ、とこしえの廃虚となる
マタイ教会においては、エレミヤがイエスであり、バビロン軍がローマ軍なんすね
つまり、腐敗したユダヤ教の指導部を批判し、ローマ軍によってエルサレムが
崩壊する事を預言した人物だと捉えたという事だよ...
エレミヤの説明をしても、よく知ってる御仁には無駄なのでしょうが、
重要な事はイエスの弟子達もいろいろ意見が割れていたという事さ
マタイのその後を読むと面白いけど、ペテロはイエスの事をメシアだと考えていたんスね
マタイ福音書16/16
>シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。
...多分原始教会はメシアの再臨を願っていたという事だよ...

ヤコブ書
>もしあなたがたが、聖書に従って、「隣人を自分のように愛しなさい」
>という最も尊い律法を実行しているのなら、それは結構なことです。
>しかし、人を分け隔てするなら、あなたがたは罪を犯すことになり、律法
>によって違犯者と断定されます。
>律法全体を守ったとしても、一つの点でおちどがあるなら、すべての点
>について有罪となるからです。
マタイ福音書
>「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。
>廃止するためではなく、完成するためである。
>はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法
>の文字から一点一画も消え去ることはない。

無節操にあまり関係ない聖句を並べてるわけではなくてね。以前から霊感が
ありましてね、ヤコブ書と言うのが、Q資料もしくは福音書の基になってるのでは
ないかと思ってるんですね...事もあろうに、ヤコブ書を「スカスカ」と
言ってしまった御仁がいまして、かのヨシュア様の思想が大きく反映されてる
ヤコブ書を「スカスカ」と言ってしまう愚かな事をしてしまったんザンスね
時代の影響と言ってしまえば、それまでですが...僕は実に愚かな発言
だと思いますダ....わはははははははははははははははははははははは
はははははははははははははははははははははははははははははははははは

私は誰・あなたは誰−1
ヨハネ福音書21/21−23
"ペトロは(彼)を見て、「主よ、(この人)はどうなるのでしょうか」と言った。
 イエスは言われた。「(わたし)の来るときまで(彼)が生きていることを、(わたし)
 が望んだとしても、(あなた)に何の関係があるか。(あなた)は、(わたし)に従いなさい。」
 それで、(この弟子)は死なないといううわさが(兄弟たち)の間に広まった。しかし、
 イエスは、(彼)は死なないと言われたのではない。ただ、「(わたし)の来るときまで
 (彼)が生きていることを、(わたし)が望んだとしても、(あなた)に何の関係があるか」
 と言われたのである。"

いろいろ出てきますね...(彼)が4回、(わたし)が5回、(あなた)が3回
あと(この弟子)と(兄弟たち)ですね...当然これらがそれぞれ誰であるか
を理解していないと、ここの聖句は理解できないと思います。
ここの聖句は多分2世紀以降の追記で、実は「イエスの再臨」を望んでる人達に、
それが空しい事であると言ってるんです。

小ヤコブはアホが後から追記したのではないか...
小ヤコブは小柄なヤコブさんの事ではないか...

小ヤコブと言うのは、ギリシャ語の「ιακωβου του μικρου」を約した
物です。μικρουは英語で言うmicro(マイクロ・ミクロ)です。
そんな事はどうでも良いんですが、ここの聖句はマリアさんを他のマリアさんと判別する為に
「ヤコブとヨゼの母親の」マリアと言ってるわけですから、編者がここにわざわざ
「του μικρου」を入れる理由が判然としないんですね。...
他のヤコブと判別する為に、小柄であったヤコブに「του μικρου」を付けたので
あれば、事情は判るんですが。
キリスト教団のアホどもが考えてる様に、ヤコブを「格下」扱いしたとするのであれば、それは
写経していく中で編者とは別の意図(ヤコブと反目する人)があって「του μικρου」
を入れたと考えた方が自然ですね。
ネットを覗いてみると、この「小ヤコブ」を12使徒のアルファイの子「ヤコブ」と
混同してる人もいるようです。
いずれにしてもアホどもが、自分等の感情論で勝手にいろいろな説を作り出す世界なので、
真相は闇の中(馬鹿どもがどんどん判り難くしてる)と考えた方が良いでしょう。
馬鹿どもが何を言おうが、賢い人達はこの小ヤコブと言われたイエスの弟のヤコブ
が、パウロやペテロに勝るとも劣らない大物指導者だった事が理解されてますのでね

聖書とは  
この聖句は、キリスト教会では、聖書が神の霊によって書かれた
とする根拠として好んで引用されるんですが、その割には
「人を教え、戒め、誤りを正し、 義に導く訓練をするうえに有益です」
だったら、それほどのご利益をあるとも思えないんですが、そんな事より
ここで言われる「聖書」なるものが、何を示してるかの方が興味が
あるので、それを調べてみましたス
第2テモテ3/16
"「聖書」はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、
 義に導く訓練をするうえに有益です。"
ΠΡΟΣ ΤΙΜΟΘΕΟΝ Β’ 3/16
πασα 「γραφη」 θεοπνευστοs και ωφελιμοs 
προs  διδασκαλιαν προs  ελεγχον 
προs  επανορθωσιν προs  παιδειαν 
 την εν δικαιοσυνη
「γραφη」はグラファイと読みますよ
田川健三「書物としての聖書」より
また、bibliaが単に文書という複数形抽象名詞である以上、同じく文書を
意味する「graphai」はより広く用いられた。(ユダヤ教が「書物」を
「graphai」と読んでいたので)ただしこの語は、旧約聖書のみを指していた。
ユダヤ教やその継承であったキリスト教にとって、「書物」と呼ぶに値するものは
旧約聖書しかなかったからである。キリスト教がユダヤ教からの新しい宗教としての
自立を明確に意識していたならば、彼らは自己の信仰の根拠としていくつかの新約の
文書を「書物」と呼んだはずである。しかし彼らは独自の「書物」を持つことはなく、
ユダヤ教の正典のみを定冠詞をつけた書物、すなわち聖書と読んでいたのだ。

キリスト教会の洗礼はどこから始まったんだろ
使徒2/38
>すると、ペトロは彼らに言った。「悔い改めなさい。めいめい、
>イエス・キリストの名によって(洗礼)を受け、罪を赦していただきなさい。
>そうすれば、賜物として聖霊を受けます。
使徒18/24−25
>さて、アレクサンドリア生まれのユダヤ人で、聖書に詳しいアポロという
>雄弁家が、エフェソに来た。彼は主の道を受け入れており、イエスのこと
>について熱心に語り、正確に教えていたが、(ヨハネの洗礼しか知らなかった)。

余程のアホでもない限り、キリスト教会の洗礼は、
 1...ヨハネの洗礼とは違う
 2...イエスが説いた物でもない
     (イエスが説いたものであれば、アポロが知ってるハズだよん)
 3...原始教会が起源の可能性大
は判ると思うけど...馬鹿どもの教会は何と説明してるのだろう
大して難しい事だとも思わないんだけど...

イエスは神であると認識された度合いの一覧表  僕の独断だけど
     AD30−50 50−70 70−100 100−150 150−200
イエス本人    **
パウロ      **     *     
原始教会の面々  **    **
マルコ教会    **    **   
マタイ教会          **     *△
ルカ教会           **     △△     △○
ヨハネ教会                 *△     △○
巡回霊能者    **    **     **
洗礼者ヨハネ教団 **    **     **     **
グノーシス          **     **     *△
統治者達     **    **     **     **    *△
ディアスポラ   **    **     **     *△    △△
ヘブライオン   **    **     **     **
ユダヤ系キ教会        **     *△     *△
異邦人系キ教会        **     *△     △○    ○○

まあ、こんな感じだw


以上で終わりです