C型肝炎の既往歴のある者やウイルスキャリアを問診により献血から排除する。
A型肝炎の家族内発生がある場合等では、1カ月以内は献血から排除する。
その他の肝炎の既往歴のある者を問珍により排除する。また、ALTの測定は有効である。
1年以内に不特定の者と性的接触のあった者等を献血から排除する。
将来、技術の進歩により、ウインドウピリオドを短縮し得る、より感度の高いマススクリーニング法の開発がなされた場合には、その導入を検討すべきである。
HTLV−T抗体陽性血を除く必要がある。
HTLV−U抗体検査の導入は現在は必要な状況ではない。
流行を把握するとともに、1カ月以内に家族にリンゴ病(伝染性紅斑)を発症した者がいる場合には献血から排除する。
医師からの要望に応えてCMV抗体陰性血を提供する。
問診により、伝染性単核症の症状消退後6カ月間は献血から排除する。
麻疹、風疹、流行性耳下腺炎の治癒後3週間以内の者は、献血から排除する。
輸血歴、臓器移植歴のある者は、問診に際して排除する。
血清梅毒反応陽性血を排除する。
過去に梅毒等性病に罹ったり、またはその治療を受けたことのある者は、献血から排除する。
3日以内に抜歯した者は、菌血症を起こしている可能性があり、献血から排除する。
人由来の脳下垂体ホルモン剤の投与を受けたことがある者等を献血から排除する。
不活化ワクチンやトキソイドの接種を受けた者からは、接種後24時間献血から排除する。弱毒生ワクチンに関しては、接種後4週間は献血から排除する。抗血清の投与を受けた者を3カ月間献血から排除する。