セアカゴケグモ等対策専門家会議報告書骨子
平成8年10月9日
1.調査研究の概要
- 平成7年11月に大阪府及び三重県で、日本には生息していないと思われていた毒グモであるセアカゴケグモが発見され、その後、神奈川県及び沖縄県等においてハイイロゴケグモが発見され、国民に大きな不安を与えたところである。このような不安を払拭するために、ゴケグモ類を始めとする日本に侵入する可能性が高い有害衛生害虫等についての現状を把握し、対応策を検討するものである。
調査研究を進めるに当たっては、関係する分野の専門家である別紙1の委員からなる「セアカゴケグモ等対策専門家会議」を組織し、文献調査、毒性等の試験、生息地調査等を実施しながら検討を進めた。なお、この検討に当たっては、別紙2の方のご協力も得て実施した。
2.ゴケグモ類の分布及び生態・習性
- ゴケグモ類は、ヒメグモ科の Latrodectus属(ゴケグモ属)に属する。我が国で発見されたゴケグモは、セアカゴケグモ(学名
Latrodectus hasseltii, 別名 redback spider)及びハイイロゴケグモ(学名
Latrodectus geometricus, 別名 brownwidow spider, gray widow spider 又は gutter spider)
である。セアカゴケグモは、ニュージーランド、タスマニアを含むオーストラリアから南太平洋地域、東南アジア、台湾、インドなどに分布し、ハイイロゴケグモは、アメリカ合衆国南部から南アメリカ、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどの暖地に広く見られる。
我が国では、1950年代に八重山諸島からセアカゴケグモの報告があるが、現在の知見では、別の種類のゴケグモと考えられる。
習性はおとなしく、素手でつかんだりしない限り咬むことはないといわれているが、張っている網に触れると咬みつかれる可能性がある。セアカゴケグモによる咬傷部位としては、指が最も多く、次いで腕、足、胴体などである。ハイイロゴケグモによる咬傷は知られていないとの報道もあるが、南アフリカでは、4年間で15例の咬傷があったとの報告がある。一般に、セアカゴケグモよりハイイロゴケグモの方が臆病であると言われている。なお、いずれの種類も雄による咬傷例はない。
3.ゴケグモ類の形態
- セアカゴケグモ、ハイイロゴケグモのいずれの成体の体長(脚を含まない)は雌で約1cm、雄で約3〜5mmである。形態的には、脚が細長く、雌では腹部が球形で大きいことなどは、オオヒメグモなどの日本のヒメグモ類と同様である。しかし、色彩には特徴があり、セアカゴケグモでは光沢のある黒色を基調とし、腹部背面に赤色の太い縦条がある。ハイイロゴケグモの色彩はさまざまで、腹部背面が真黒のもの、茶色や灰色を基調として斑紋を有するもの、これらの中間のものなど変異が多い。いずれの種類も生育するにつれて色彩が変化する。ゴケグモ類を他のクモと見分ける大きなポイントは、腹部腹面に赤い色をした砂時計様又は鼓様の模様があることである。ハイイロゴケグモの卵嚢は表面に多数の突起が見られ、突起の無いセアカゴケグモあるいはクロゴケグモの卵嚢と区別される。
4.我が国におけるゴケグモ類の発見状況
- (1)セアカゴケグモについて
- 平成7年9月に大阪府高石市の埋立地の工場において、変わったクモが採集されたことが発端となり、堺市、泉大津市等の泉北〜泉南地域の港湾部を中心に12月6日までに約1,700匹のセアカゴケグモが発見された。
また、平成7年11月28日〜30日にかけて、三重県四日市市の北部沿岸地域で約300匹のセアカゴケグモが発見された。
- (2)ハイイロゴケグモについて
- 平成7年12月に、神奈川県横浜市の本牧ふ頭で約63匹のハイイロゴケグモが発見された。大阪市住之江区において、日本クモ学会会員が約20匹のハイイロゴケグモを発見、東京都品川区においても3匹のハイイロゴケグモが発見された。
以上の他、沖縄県那覇新港及び那覇空港で32匹のハイイロゴケグモ、福岡県北九州市門司区において1匹のハイイロゴケグモが確認された。
- (3)その他
- 滋賀県山東町において、ゴケグモの雌の幼生の死骸が発見されたが、種の同定は困難であった。
なお、沖縄県波照間島においても、別種のゴケグモが26匹確認されている。
5.ゴケグモの生息地調査結果
- セアカゴケグモもハイイロゴケグモも、港湾地域又はそれに隣接する地域で多く発見されており、コンテナ等に付着して国内に入ってきた可能性が疑われる。
生息場所は、開けた日当たりのよい場所にある、しっかりした人工構造物の隙間や内部に営巣していることが多い。セアカゴケグモでは、側溝の内部やその網蓋の隙間、宅地の水抜きパイプの内部、フェンスの基部、花壇のブロックの内部、墓石の隙間等から発見された。ハイイロゴケグモも、側溝の内部や蓋の隙間、ベンチの隙間等から発見された。ほとんどが、膝より低い位置に営巣していた。
小型の昆虫だけでなく、大型のバッタやコオロギ、クロゴキブリ、ダンゴムシなど網にかかったあらゆるものを餌としていた。
6.ゴケグモ類の分布拡大と定着の可能性
- 成体が自ら長距離を移動することは少ないと考えられる。クモ類の幼体は糸を出して風に乗って長距離を移動することが知られているが、ゴケグモ類の幼体はこのような移動距離は小さいと言われている。大阪府では広範囲に生息が認められたが、どこかに持ち込まれたものが、貨物やコンテナ、建築資材等に営巣してそのまま運ばれた可能性がある。
ゴケグモ類は、熱帯から亜熱帯を中心に分布しているが、ニュージーランドのように我が国と気候が似た地域にも分布しており、我が国への定着の可能性も考えられる。大阪府に平成7年の夏だけでセアカゴケグモが広範囲に分布したとは考えられず、実際に平成8年3月から4月に大阪府及び三重県が実施した生息調査においても、セアカゴケグモの越冬が確認されているところである。
7.セアカゴケグモ毒腺抽出物の毒性試験及びセアカゴケグモ、ハイイロゴケグモの毒
- タンパク質の分析結果
国立予防衛生研究所において、大阪産セアカゴケグモ及びオーストラリア産セアカゴケグモ乾燥毒を検体として、マウス腹腔内注射による急性毒性試験を実施した。大阪産セアカゴケグモ1頭分を投与したマウス7匹全てが2日で死亡した。オーストラリア産セアカゴケグモ1頭分の乾燥毒を投与したマウス7匹中5匹が死亡した。
- また、国立予防衛生研究所において、オーストラリア産セアカゴケグモ乾燥毒、オーストラリアから生きたまま輸入されたセアカゴケグモ、大阪産セアカゴケグモ、横浜産ハイイロゴケグモを検体として、毒タンパク質の電気泳動パターンの解析及びイタリアより入手したα−ラトロトキシン抗体との認識性を調べた。セアカゴケグモ及びハイイロゴケグモは、共に分子量11万〜12万の付近に2本のメインバンドがあり、分子量13万のα−ラトロトキシンの抗体で強く認識されていることから、両種の毒にはα−ラトロトキシンが含まれていることが強く示唆された。
8.ゴケグモ類の毒成分の質量分析による検討結果
- (財)サントリー生物有機科学研究所において、大阪産セアカゴケグモ、オーストラリアから生きたまま輸入したセアカゴケグモ、及び横浜産ハイイロゴケグモを検体として、飛行時間型質量分析計を用いてMSスペクトルを測定した。
セアカゴケグモとハイイロゴケグモの毒成分のスペクトルの間において、明確な識別ができた。しかしながら、α−ラトロトキシンに相当する部分に弱いピークを認めたが、成分存在を積極的に判断するには強度が弱かった。正確な存在確認にはさらに検討が必要である。
9.ゴケグモ類に対する当面の対策
- ゴケグモ類は、ヒトの居住環境に隣接した人工構築物に発生していることが多く、強力な毒を有する明らかな有害生物でもあり、少なくとも住環境に近い場所等については原則として駆除対象とすべきである。
具体的な駆除方法としては、次のものが考えられる。
- (1)環境的対策
- クモが住みつきそうな場所を予め清掃しておき、営巣を予防する。
- (2)物理的方法
- 狭い範囲で発見した少数のクモは踏みつぶしたり、長いはし等でつまんで洗剤水を入れたビンに入れて処理する。
- (3)殺虫剤を使用する方法
- クモは殺虫剤に弱くはないが、特に強いわけではない。対象場所によって、使用薬剤の種類や周囲環境等に配慮する必要がある。例えば、側溝に噴霧処理するには魚毒性の高いピレスロイドの使用を避け、花壇周辺等の場合には園芸用殺虫剤を使用すること。
10.ゴケグモ咬症の症状と治療
- 我が国では、八重山群島で1955年に発生した1例の記録があるだけで、その後ゴケグモ咬傷の臨床例は報告されていない。
咬傷により、局所の疼痛、熱感、痒感、紅斑、硬結をきたし、区域リンパ節が腫張する。症状のピークは3〜4時間で、数時間から数日で症状は軽減するが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがある。
小児や高齢者で、血圧上昇など循環症状を呈している場合には積極的な治療が必要である。呼吸管理、疼痛対策、筋弛緩対策などの対症療法と抗毒素の投与である。オーストラリアではほとんどの症例に抗毒素血清(セアカゴケグモ)が投与されているが、馬血清によるアナフィラキシー反応に留意する必要がある。米国では、咬傷後24〜48時間を経過してからの抗血清(クロゴケグモ)の投与でも有効であることから、抗血清の使用頻度が低い。
なお、我が国においては、セアカゴケグモ抗毒素血清が以下の場所に配備されている。
・国立予防衛生研究所(東京) |
TEL 03-5285-1111 |
・三重県立総合医療センター |
TEL 0593-45-2321 |
・大阪府立病院 |
TEL 06-692-1201 |
・沖縄県立中部病院 |
TEL 098-973-4111 |
11.ゴケグモ類の標本作製法
- セアカゴケグモの特徴として、腹部背面の赤色帯状模様があるが、アルコール標本では短期間でこの赤色が脱色する欠点があった。
アルコールにグリセリンと氷酢酸を加えたものを浸漬液として用いると色落ちが少なく、長期の保存に耐える。
また、凍結乾燥によっても、実物と変わらぬ永久標本が得られる。
12.ゴケグモ以外の国内に移入された外国産有害動物の記録
- サソリやタランチュラが果物について入っている例が多い。東南アジアから木材などについて入ってくるサソリは大形であるが局所毒のものが多く、中南米、アフリカ、中近東などから入ってくるサソリの種の中には、小型でも神経毒をもち致命率の高い種が多いので注意が必要である。
コブラ等の毒蛇も発見事例がある。
なお、これらは我が国に土着して繁殖した例はない。
13.今後の対応について
- (1)ゴケグモ類に対する生息調査及び駆除の継続
- ゴケグモ類が発見された地域を中心に、今後も定期的な生息調査及び駆除を実施して、生息範囲を把握しつつ、その拡大をできるだけ防ぐ。
- (2)住民に対する啓発活動及び治療体制の整備
- ゴケグモ類が発見された地域を中心に、子供も含めた住民に対する啓発活動を実施しつつ、抗毒素血清の配備場所の周知も含め、咬傷が発生した場合の治療体制を整備する。
- (3)有害動物に関する情報提供体制の整備
- 外国由来の有害動物の毒性、症状、血清の配備場所も含めた治療方法等について、(財)日本中毒情報センターに対して情報提供を行い、センターでは情報の整理・発信を行う。
・大阪中毒110番 |
TEL 0990-50-2499 |
・筑波中毒110番 |
TEL 0990-52-9899 |
(資料)
1.アメリカにおけるゴケグモ駆除の現況
- 欧米人にとっては、一般的にクモはネズミに次いでいやなものと認識されている。しかしながら、アメリカの防除業者にとって、クロゴケグモは防除対象動物の42位にランク付けされており、駆除対象害虫としてはマイナーである。
アメリカでは、メキシコ湾に面した沿岸の州から西海岸の州にかけて毒グモの分布が多い。住宅、事業所、工場などを対象とした駆除は防除業者が実施することが多い。
毒グモ駆除の対策としては,次のようなものがある。
- (1)整理整頓・掃除
- 建物内外の住み着きそうな場所の整理整頓をよくし、住み着きを防ぎ、点検しやすくする。
- (2)物理的手段
- 屋内への侵入防止。餌となる昆虫の誘引性の少ない照明の使用。換気の改善による乾燥。クモが多い場合に掃除機で吸引。
- (3)殺虫剤処理
- クモが多い場合、危険な毒グモがいる場合等のみ殺虫剤処理を実施。
2.日本に侵入したハチ類について
- 現在、一部野生化が認められるセイヨウミツバチは、明治時代に養蜂上の重要な品種として欧米から輸入されたものである。
オオミツバチは東南アジア原産の大型かつ攻撃的なハチであるが、平成7年8月に川崎市内の中学校の軒下に営巣しているのが発見され、駆除されたのが、我が国でこのハチが初めて発見された事例である。
平成3年以来、セイヨウオオマルハナバチがトマト等の花粉媒介昆虫として我が国に輸入されたが、日本産のどのマルハナバチよりも攻撃性が強い。
今後、我が国への侵入が懸念される種としては、ヨーロッパ原産でオーストラリア等で危険な衛生害虫として問題となっているキオビオオクロスズメバチがある。
(別紙1)
セアカゴケグモ等対策専門家会議委員名簿
安居院 宣昭 国立予防衛生研究所昆虫医科学部部長
大滝 倫子 九段坂病院皮膚科医長
勝本 善衛 大阪府泉大津保健所長
加納 六郎 東京医科歯科大学名誉教授
北川 定謙 財団法人 食品薬品安全センター理事長
小池 麒一郎 社団法人 日本医師会常任理事
小林 康彦 財団法人 日本環境衛生センター専務理事
篠永 哲 東京医科歯科大学医学部医動物学助教授
中嶋 暉躬 財団法人 サントリー生物有機科学研究所所長
成瀬 道彦 全国衛生部長会会長(神奈川県衛生部長)
水谷 澄 財団法人 日本環境衛生センター環境生物部次長
○ 森次 保雄 国立予防衛生研究所副所長
吉岡 敏治 財団法人 日本中毒情報センター理事
(注)名簿は50音順で、○印は座長。
(別紙2)
報告書作成にご協力いただいたその他の方の名簿(50音順)
磯村 正 神奈川県衛生部環境衛生課課長代理
板垣 又丕 財団法人 サントリー生物有機科学研究所研究員
大利 昌久 神奈川県足柄上医師会理事
小野 展嗣 国立科学博物館動物研究部主任研究官
北角 彰 大阪府環境保健部環境衛生課環境衛生第一係長
倉橋 弘 国立予防衛生研究所昆虫医科学部媒介生態室長
後藤 京子 財団法人 日本中毒情報センター大阪中毒110番係長
小林 睦生 国立予防衛生研究所昆虫医科学部生理機能室長
貞弘 省二 国立予防衛生研究所細菌・血液製剤部細菌製剤第三室長
直木 秀夫 財団法人 サントリー生物有機科学研究所分析室長
直海 俊一郎 千葉県立中央博物館
西川 喜朗 追手門学院大学人間学部教授
橋本 知幸 財団法人 日本環境衛生センター環境生物部
林 利彦 国立予防衛生研究所昆虫医科学部
ピエール エクスバス 財団法人 サントリー生物有機科学研究所研究員
平岡 毅 国立予防衛生研究所昆虫医科学部
平尾 素一 環境生物コンサルティング・ラボ代表
吹春 俊光 千葉県立中央博物館
松浦 誠 三重大学生物資源学部教授
宮地 美貴 財団法人 サントリー生物有機科学研究所研究員
武藤 敦彦 財団法人 日本環境衛生センター環境生物部係長
セアカゴケグモ等の生息調査実施状況
(平成7年11月〜平成8年2月実施のものに限る。)
調査実施日 調 査 結 果
北海道
青森県 11/28,29 発見されず。
岩手県 12/7〜13 発見されず。
宮城県 12/5 発見されず。
秋田県 12/11 発見されず。
山形県 12/5 発見されず。
福島県 12/8,11 発見されず。
茨城県 11/29,30 発見されず。
栃木県 12/1〜5 発見されず。
群馬県 12/1〜5 発見されず。
埼玉県 12/5〜8 発見されず。
千葉県 11/30,12/1 発見されず。
東京都 11/29 〜1/24 品川区でハイイロゴケグモ3頭発見。
神奈川県 11/27 〜12/15 横浜市本牧埠頭付近でハイイロゴケグモ71頭発見。
新潟県 12/1〜7 発見されず。
富山県
石川県 11/30 発見されず。
福井県 11/29 発見されず。
山梨県
長野県
岐阜県 11/30 〜12/1 発見されず。
静岡県 11/29 〜12/1 発見されず。
愛知県 11/28 〜12/20 (日本蜘蛛学会会員が名古屋市でハイイロゴケグモ1
頭発見。)
三重県 11/28 〜 四日市市でセアカゴケグモ約300頭発見。
滋賀県 11/29 〜12/5 山東町で種の特定されないゴケグモの幼体1頭発見。
京都府 11/30 発見されず。
大阪府 11/24 〜 セアカゴケグモ 約 1,700頭発見。(日本蜘蛛学会会員が
ハイイロゴケグモ約20頭発見。)
兵庫県 11/27 〜30 発見されず。
奈良県 11/28,29 発見されず。
和歌山県 11/28,29 発見されず。
鳥取県 12/2 発見されず。
島根県 12/4 発見されず。
岡山県 12/5 発見されず。
広島県 11/30 〜12/4 発見されず。
山口県 12/5〜7 発見されず。
徳島県 11/30,12/1 発見されず。
香川県 12/5,6 発見されず。
愛媛県 12/4〜6 発見されず。
高知県 11/30,12/1 発見されず。
福岡県 12/5〜8 北九州市門司区でハイイロゴケグモ1頭発見。
佐賀県 11/30,12/1 発見されず。
長崎県 11/29 〜12/13 発見されず。
熊本県 11/30 発見されず。
大分県 12/1 発見されず。
宮崎県 11/28,30 発見されず。
鹿児島県 11/30 〜12/8 発見されず。
沖縄県 12/6〜8, 1/24 〜25 那覇空港、那覇新港でハイイロゴケグモ33頭発見。波照間島で
ゴケグモの一種26頭発見。
セアカゴケグモ等の生息調査実施状況
(平成8年3月以降調査分)
都道府県 前回調査結果 調査実施日 調 査 区 域 調 査 結 果
千葉県 発見されず 5/20〜31 港湾地区、空港地域 発見されず
東京都 ハイイロゴケグモ 4/22、6/3 港湾周辺の公園、野球 発見されず
場
神奈川県 ハイイロゴケグモ 5/13〜16 港湾地区、公園、埠頭 ハイイロゴケグモ 2頭
、墓地、プール等 (横浜市)
新潟県 発見されず 6/10〜20 港湾地区、空港地域 発見されず
愛知県 ハイイロゴケグモ(蜘 5月〜8月 港湾地区 発見されず
蛛学会会員)
三重県 セアカゴケグモ 3/29 港湾地区、埠頭、公園 セアカゴケグモ 33頭
(四日市市)
3/8 〜4/1 学校、墓地、港湾、電 セアカゴケグモ630頭(高石
セアカゴケグモ、 話ボックス、公園等 市等8市2町)
大阪府 ハイイロゴケグモ(蜘
蛛学会会員) 7月〜 学校、公民館等の公共 泉大津市、泉佐野市
(実施中) 施設 等で生息を確認
奈良県 発見されず 4/24〜5/10 大阪臨海部から本県へ 発見されず
の幹線道路の沿線地区
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Nov. 6, 1996