閑古鳥(5月1日)
 4月にコンピュータ室を使用したクラスは,たったの1クラスでした。

 その1クラスは私のクラスです。

 年度当初の忙しい時期ということもあり,それなりに事前の準備(練習)が必要なコンピュータの授業のことまで考える余裕がなかったのでしょう。

 私が本年度の方針を提案したのが,少し遅い時期(4月21日)だったということもあるでしょう。

 それに,昨年度最後に使用してから,かなりの月日が過ぎているので,先生方がコンピュータの使い方を忘れてしまった,あるいは,自信がなくなったということもあるかも知れません。昨年度最後に使用したのが2月下旬頃だとすると,もう2ヶ月もコンピュータに触っていないのことになりますから。

 それにしても私のクラスだけとは...。

 昨年度はずいぶん盛況だったのですが,今年はいったどうなるのでしょうか。少し心配になってきました。


 ...そうか。こういう内容まで暴露してしまうから,日誌を続けていることが不安になってしまうのですね。(あっ,でも,ここに明記してあるように,この日誌はフィクションですよ。)


(ここから下の部分は,明日削除いたします)
 ところで,ついに学校長にも,私がHPを公開していることを話してしまいました。少し気持ちが楽になり,少し憂鬱な気分になりました。ここにその詳細を書いてしまうと後々問題になりそうなので,やめておきますが,おもに次の点について話し合いました。

私のHPについての報告
・匿名で,所在地・学校名・個人名などの情報は一切公開していない。
・フィクションであると明記している。
・ただし,読みやすさを考え,あたかも事実のように日記風につづっている。
・主要な内容は,コンピュータ教育を進める上で起こりうる技術的な問題である。
・コンピュータ教育以外の教育問題については触れていない。

学校長との確認事項
・匿名で個人的な考えを述べることについては,制約を受けない。
・個人名・学校名が公表される恐れのあるときは,事前に学校長に報告する。
・個人的なメール交換などでは,必要に応じて私の実名を知らせる。
・HPの掲載内容は,あくまで個人の責任で対処できる範囲とする。


神経すり減らしています。はぁーっ。




 研究会(5月14日)
 教員には,学校の中での仕事だけでなく,外部の仕事(あるいは研究)をする機会も意外に多くあります。

 私は本年度,
A 某社会科教育研究会
B 某郷土資料編集委員会
C 某コンピュータ研究委員会
D 某パソコン利用教育研究会
 と4つの研究活動や仕事に携わっています。

 今日は,Dの某パソコン利用教育研究会の第1回目の会が開催されました。

 Cの某コンピュータ研究委員会が,各学校のコンピュータ担当が集まり,主にコンピュータ室の運営方法について検討するのに対して,Dのパソコン利用教育研究会は,その名の通りパソコンを使った授業法を研究する会です。私は本年度初めて参加しました。

 第一回目の今日は,本年度の活動方針を決めるために,現在各学校で,どのようにコンピュータを活用しているかが話し合われました。

 皆さんの話を伺っていると,どうやら,どの学校も似たり寄ったりのようです。

・本年度はまだほとんど使っていない。
・昨年度導入されたばかりなので,とりあえず「キッドピクス」でお絵かきをしている。
・某学習指導用ソフトを使って,コンピュータにお任せの授業を行っている。
・電子辞典を使って検索させたいのだが,ソフトがないので困っている。
・自分がやりたい授業に,うまい具合に活用できるソフトがなくて困っている。


 という感じで,全く議論が盛り上がらないのです。

 実はこの研究会,この秋に,「コンピュータを効果的に活用した授業のあり方」というテーマで,7つの市の教員が参加する研究発表会で発表を行うことになっているのです。

これから秋に向けて,いったいどのように研究を進めていくのでしょうか。大変深刻な事態だと思われます。

 研究主任のHHさんに同情いたします。



 中学校への新機種導入(5月22日)
 野外学習に行っている間に本年度第1回のコンピュータ研究委員会が開かれました。この研究会は,各学校のコンピュータ担当が参加し,コンピュータ室の運用や教員の研修について検討する事を目的として活動しています。

 代理で出席した先生からいただいた要項と資料に早速目を通しました。

 ビッグニュースは中学校に新機種が導入されることです。

 私が勤務する地区の中学校には,8年ほど前にコンピュータ(PC9801VM2,HDなし)が導入され,おもに技術家庭科の授業で,BASICの簡単なプログラムを組んだり,FD版学習指導用ソフトや一太郎3などを使って学習していたのですが,本年度から新システムが導入されることになりました。

 導入予定機器は,
・コンピュータ
   コンピュータ室  41台
   職員室・特別教室 10台
   移動用(ノート型) 20台
・サーバー
   校内LAN,広域ネットワーク用サーバー
   教材用サーバー
・周辺機器
   プリンター 21台
   イメージスキャナ 11台

   デジタルカメラ 6台
 などで,とってもうらやましい環境です。

 公立学校レベルで,現在これほどの規模のシステムが組まれている学校はおそらくないでしょう。いったいどれくらいお金がかかるか見当がつきません。ちなみに昨年度導入された私の学校のシステムは3000万円ほどとのことです。

 問題は,言うまでもなくこれを使う先生方の技量ですね。


 それから,本年度の活動計画の中で目立っているのは,教員向けの研修会が充実してきたことです。

 基本操作の習熟が十分でない教員を対象とした初級コースから,コンピュータ室の管理運営責任者を対象とした上級コースまで,全6コースが設けられ,今後5年間のうちにどれかのコースを受講するよう呼びかける計画になっています。

 一昨年と昨年の2年間で,地区の全小学校にコンピュータが導入されたのですが,おそらく,教員が十分に使いこなすことができない実状が大きな問題点として浮かび上がってきたための対策だと思われます。

 5年計画というのは,ずいぶんのんびりした話のような気もしますが,研修の機会が増えるのはとにかくありがたいことです。

 本年度は1校あたり5名の教員が参加することになっています。それらの先生方の取り組みが良い刺激となって,本年度あまり活用されなくなった私の学校のコンピュータ室に活気が戻るとよいのですが...。




 パソコン利用教育研究会(6月11日)
  パソコン利用教育研究会が開かれました。

 秋に研究発表を行わなければならないというのに,前回出席したときには,まだ研究の方向すら定まっていなかったので,いったいどうなるか心配だったのですが,運営委員のご尽力によって,いつの間にか決定したようです。というか,今年は何もやらないことになったそうです。

 噂によると,昨年度個人のレベルで実践した内容をいくつか集めて,研究レポートを作成するそうです。ですから,あとは,運営委員の先生方が上手に作文すれば出来上がりです。

 一件落着です。

 うーん,こんなので良いのだろうか。
 そして私は,こんな事を暴露してしまって良いのだろうか。

 そういうわけで,今日の研究会では,研究発表の話は一切なく,S小学校に勤務するT先生の実践例の紹介が行われました。

 子どもが作成した「ミニ新聞」の紹介です。

 似たようなことは私も行っていますが,T先生の実践でおもしろかったのは,ワープロで作成した新聞の中に,作成者の上半身の映像と音声(ビデオキャプチャーボードで取り込んだもの)を組み込んでいたことです。サイズは小さいけれど,テレビのアナウンサーが話しているような感じでした。

 私は,クラスの中で発表し合う作品の中に,自分の顔や声を組み込むことは,全く意味がないと思っていましたが,全く関係ない第三者の立場で見ると,ニュースを作成した本人が私の目の前でしゃべっているように感じられ,親しみがあってなかなか良いものだと思いました。

 それから,T先生はネットワーク(LAN)の活用も積極的に行っていて,メール交換やMS「Net Meeting」を使ったインターネット電話やホワイトボードも行っているそうです。

 メール交換もインターネット電話も,コンピュータ室内で行うことにそれほど意味があるとは思えませんが,お遊びとしては楽しいです。すでに私の学校のサーバーにもIPアドレスなどが割り当てられているそうなので,特別な設定をしなくてもすぐにできそうです。ぜひ一度やってみたいと思います。

 それにしても,「Net Meeting」(IEに付属している)がタダというのがありがたいです。MSIEは,インターネット上ではこわくて使用できませんが,外部に接続していないLANでの活用ですから問題ありませんよね。



ただいま。
職員旅行から帰ってきました。
飲んで,食べて,歌って,踊って...。
疲れました。

でも日頃の生活を思えば,とても健康的な2日間でした。

ところで旅行の最大の楽しみといえば,
見学じゃなくて,
宴会じゃなくて,
温泉です。

いつのころからでしょうか。
湯船にゆっくりつかっているひとときに幸福を感じるようになったのは。



推定年齢(7月24日)

 今年の職員旅行は,数少ない若手教員(とはいっても30歳代)が3名欠席し,推定平均年齢43歳になってしまいました。おまけにガイドさんも,話の上手なベテランの方をお願いしておいたところ,とてもとてもベテランの方についていただき,戦時中の体験談(!)なども聞かせていただきました。


 さて,1日目の大きなイベントは夜の宴会でした。

 学年ごとに出し物を披露していただくようお願いしていたのですが,日頃多くの子供たちに接しているせいか,みなさん若さあふれる演技をしていただきました。

 1年生の先生方(推定平均年齢45歳)
 出し物:Puffyの「渚にまつわるエトセトラ」

 この日のために歌も踊りも大特訓したとのことです。


 2年生の先生方(推定平均年齢40歳)
 出し物:キャンディーズの「年下の男の子」

 舞台の端から端まで,そして舞台下まで降り,所狭しと踊りました。

 3年生の先生方(推定平均年齢41歳)
 出し物:ピンクレディの「UFO」

 怪獣の覆面をかぶっての熱演でした。

 4年生の先生方(推定平均年齢38歳)
 出し物:シンクロナイズドスイミング

 天井に向かってにょきっと伸びた素足が「犬神家の一族」でした。

 5・6年連合(推定平均年齢40歳)
 出し物:組み立て体操(よく運動会などで行われるピラミッドの形をつくったりする演技です。)

 私は腰を痛めてしまいました。

 何はともあれ1日目は無事終了しました。


 2日目の大きなイベントは,志摩スペイン村「パルケエスパーニャ」でした。ここは東京DLと同じ系列だそうで,全体の雰囲気もよく似ています。

 バスを降りた先生方が真っ先に駆けつけたアトラクションは「ピレネー」(世界最大の吊り下げ式ジェットコースター)でした。

 その次に挑戦したのは「グランモンセラー」(マウンテンコースター)でした。

 そして3番目は「スプラッシュモンセラー」(急流すべり)でした。

 もちろん全員がこの3つのアトラクションに参加したわけではありませんが,推定年齢57歳の校長と推定年齢50歳の教頭先生は3つとも体験しました。

 表面上は平静を保っていましたが,心中はどうだったのでしょうか。


 今年は幹事ということもあり少々気疲れもしましたが,十分楽しませていただきました。

 明日からまた仕事です。



 明日は水泳指導があります。暑い一日になりそうです。

 それにしても旅行から帰った直後にパソコンに向かい,こうして日記を書いているなんて数ヶ月前には考えられませんでした。

 そんな私を,もう一人の自分が苦笑いしながら見ています。

 今日の日記は当然のことながら,明日には削除いたします。





 元気回復旅行(8月14日)

 8月12日〜14日は浜松の妹夫婦の家に遊びに行ってきました。

 さすがにこの時期は東名高速は大混雑でした。最初から最後までずっと車が数珠繋ぎの状態で,いつもの2倍ほど時間がかかりました。


 母が死に,父から家を追い出された私にとっては,妹が世界中でただ一人の心を許せる肉親だ。

 母の目の前で,実の父親から出刃包丁をつきつけられるなんて,誰もが経験することではないだろう。

 それは,母が死ぬ3週間前に起こった出来事だった。

 母は,私をかばうため,私の前に立ちふさがった。体も満足に動かないくせに。立っていることさえやっとのくせに。

 父もよほど精神的に参っていたのかも知れない。

 でも,そんな父をまだ許せないでいる。一生無理かもしれない。


 あれ,いつのまにかこんなことまで書いてしまった。

 それで,妹夫婦の住まいは,浜松市街から車で20分ほどのところにあるマンションですが,カブトムシやクワガタはたくさんとれるし,体長30センチほどのウシガエルが道の真ん中に座り込んでいたり,リスが山から下りてきたりして,なかなかのどかなところです。

 学校もずいぶんのんびりしていて,夏休みの宿題はありません。出校日もないとのことです。

 妹の家ではもっぱら甥と姪の面倒をみていました。

 ファミコンの相手をし,公園で遊び,デパートに連れていっておもちゃを買い,一緒に風呂に入り,花火をやって,川の字になって寝ました。

 そんな3日間でした。




 コンピュータが操作できる教員(10月5日)

 「パソコンが使える先生は2人に1人。指導できる先生は5人に1人」ですか。(長谷川さん10/4

 ええ,覚えています。これは,年度末の3月に行われた「学校における情報教育の実態等に関する調査」の結果を集計したものです。この調査では,教員の力量の他,パソコンの設置台数やソフトの本数なども報告しました。

 基準が曖昧で,しかも大ざっぱで,調査に回答した当時は,これで本当に実態がつかめるのだろうか,という印象を持ちましたが,結果として集計された数字を見てみると,「まあこんなところかな」という気もします。特に小学校については,まだコンピュータが導入されていない学校も数多く存在するので,あまり良い結果は得られないと思います。


 手元に新聞がないので,長谷川さんやぴったんこさんの日記を参考にしながら,某小学校の実態を交えて,アンケートに答えた立場からの感想を書いてみます。


 某小学校の実態

 某小学校では,コンピュータ担当のf教諭が,全職員が出席する職員会議の場で,挙手による調査を実施しました。

 まず,「コンピュータを操作できる教員数」について,朝日新聞(10/3)記事によると「ワープロ、表計算、通信などどれか1つのソフトウェアを使えれば、パソコンを使えると定義した」とのことですが,実際に行われたアンケートでは,「どれか一つ」という条件は記されていませんでした。

 f教諭がアンケートの設問通りに「ワープロ,表計算,データベースソフトなどが操作できる方は挙手してください」と質問したところ,挙手した教員はほとんどいませんでした。

 それを見て慌てた上司から,「条件をワープロ,表計算,データベースのすべてが扱えると解釈するとほとんど誰もいなくなってしまうので,(お絵かきソフトも含めて)どれか一つが扱えればよいと解釈したらどうか」と言われたので,再度アンケートをとり直したところ,30名中22名が挙手しました。


 次に,「コンピュータで指導できる教員」については,特に基準が示されていなかったので,「自分で判断して挙手してください」としたところ,挙手した教員はほとんどいませんでした。

 それを見て慌てた上司から,「うちの学校は,本年度コンピュータが導入され,授業をやっているので,一度でも授業を行った教員は指導できるとしたらどうか」と言われたので,再度挙手をお願いしたところ,30名中22名が挙手しました。


 実態はこんなところです。


 文部省−県教育委員会−市教育委員会−各学校というルートで降りてきた調査ですから,「あまり変な数字は出せない」ということでしょうか。

 こういう思惑が絡み合った結果として出た数字が,「パソコンが使える先生は2人に1人。指導できる先生は5人に1人」なのです。




 バレてしまったのかなあ(10月18日)

 「コンピュータ室運営日誌」を書き始めて1年になりました。いつから始めたか正確には覚えていませんが,後から設置したページ下のカウンタが(SINCE1996.10.20)となっているので,すでに1年は経過しているはずです。

 この1年,ほんとうに多くの方にご来訪いただき,大変励みになっています。どうもありがとうございます。

 私が日誌を公開することによって,同僚の先生に不快な思いをさせたり,メーカーや業者さんとのトラブルを招いたりすることがないようにとの配慮から,正体を伏せ,匿名を名乗っているのですが,最近,もしかしたら私の正体がバレてしまったのかなあと思われるできごとが発生しています。

(日付は便宜的に付けたものです。)
某月1日 日誌で,A社「XXXXXXX」の不具合を指摘した。
某月2日  「XXXXXXX」を販売している業者さん(2名)が突然来校した。用件は「XXXXXXX」を使っていて何か不都合はないかとの質問だった。
 あまりにタイミングが良すぎて不気味だったが,日誌に掲載した不具合について報告した。(日誌に書いたことはもちろん話していない)
 業者さんの見ている前で再現しようとしたが,このときは不具合が起こらなかったため,再度不具合が発生したら連絡することにして,帰っていただいた。
某月3日  1日の日誌を読んだA社の方(プログラマ)からメールをいただいた。
 メールには不具合のお詫びとともに,すでに修正版を作成したので販売業者さんに依頼して手に入れて欲しいと書かれていた。
某月4日  早速,A社の方からいただいたメールの内容を販売業者さんに知らせ,修正版の導入を依頼した。(メールの内容のみを報告し,A社の方が日誌を読んでいることはもちろん伏せておいた)
某月6日ごろ  私が知らせた内容について,販売業者さんがA社に問い合わせたらしい。このときにいったいどんなやりとりがなされたのだろうか。
某月9日  修正プログラムが,販売業者さん経由ではなく,直接A社から送られてきた。
某月10日以後  「XXXXXXX」の話題を日誌に掲載するたびに,その翌日か2日後ぐらいに販売業者さんから連絡が入るようになった


 不安な事実を整理すると,
  • 不安な事実その1
    日誌に不具合を掲載した翌日に販売業者さんが来校した。その際,私は,日誌に書いたことと同じ内容を報告した。
  • 不安な事実その2
    「XXXXXXX」を制作したプログラマの方は私のホームページを読んでいる。
  • 不安な事実その3
    私が指摘した不具合および修正プログラムについて,販売業者さんとメーカーさんとの間で情報交換が行われた。
  • 不安な事実その4
    最近販売業者さんからの連絡が頻繁に入るようになった。

 何か変ですよね。


  • さらに,不安な事実その5
    販売業者さんに,私のメールアドレスをうっかり知らせてしまった。


 私の思い過ごしだと良いのですが。




 3年目の研修会(4月27日)

 職員研修会が終わりました。

 複数の内容があるときは,いつもは一つの内容を説明した後,先生方に実際にやっていただき,頃を見計らって次の内容を説明するという進め方をしているのですが,今日は某上司の方から,「できるだけ短く」との指示が出ていたので,とにかくまず説明だけをしておくことにしました。
説明した内容は細かく分けると以下の4つです。

・導入されているソフトについてのトラブル情報などの補足説明
・ファイルの個別管理の方法と授業の途中でのユーザー交代(ログオン)の仕方
・フォルダの作成の仕方とフォルダ名の変更の仕方
・他のソフト(例としてブラウザ)に表示されている画像や文を取り込む方法



 私が実際にやって見せながら説明したのですが,これらすべて終わったところで,ちょうど予定時間の半分の30分でした。かなり速いペースです。

 そして残りの30分は,先生方に実際に操作していただきました。

 4つの内容のうちで今回の研修会の一番のメインである「ファイルの個別管理の方法と授業の途中でのユーザー交代(ログオン)の仕方」は,ほとんどの先生が実際に操作しながら練習していましたが,大きな混乱もなくできていたようなので安心しました。

 実はこの授業の途中でのユーザー交代は,少々不具合が起こる場合がある(本日発見!)のですが,とりあえず今日は黙っておいて,後日報告しようと思っています。

 それから,「他のソフトに表示されている画像や文を取り込む方法」は,今後教育現場にインターネットが普及するにつれて色々と活用できそうなので,今回紹介してみたのですが,半数ぐらいの先生方が挑戦していたようです。

 「フォルダの作成の仕方とフォルダ名の変更の仕方」に挑戦していた方は1人しかいませんでした。これはまあ仕方がないところです。
 

 今回はアプリケーション単体の操作ではなく,Windows95の基本操作的な内容を多く含んでいたにも関わらず,3年目ともなればそれなりに何とかなってしまうものだなあという感じです。





 研修会とは全く関係のないソフトを立ち上げてしまい,終わらせ方が分からず,途方に暮れていたのは某管理職先生でした。しかもそのソフトが部屋中に響きわたるぐらい大きな音が出るヤツだったため,うっかり間違えてしまったことが全員にバレてしまったのはお気の毒でした。

 しかしなあ。コンピュータ室のパソコンは20台しかないのに,某管理職先生が堂々と一台を占有し,担任の先生方が二人で一台を操作しているのはどこか間違っているような気がしました。