シスアド試験合格前体験記
 10月20日,初級シスアド試験を受験しました。
 試験会場に向かう地下鉄の車内には,参考書片手に最終チェックに余念のない人たちの姿が見られます。今更どうなるんだと思いつつも思わず私も,スポーツ新聞をバッグにしまって,参考書にを取り出し受験生らしくました。
 試験会場には,高校生からお年寄りまで,幅広い年齢層の人たちが来ていました。やはり大学生と30歳前後の社会人風の人たちが多く,中には上司に言われて無理矢理受験させられたに違いないと思われる人もいました。また女性の受験者も半数近くいたように思います。そのような状況でしたから,試験会場の雰囲気も特別に緊迫したようなものではありませんでした。

 試験は午前も午後も2時間30分です。試験が始まり1時間もすると,あきらめたのか,いたたまれなくなったのか,社会人風の人たちが次々に退室していきます。私の隣で受験していた30歳ぐらいの人も退室していきました。2時間ぐらいすると問題を早くやり終えた大学生風の人たちの退室が目立ち始めました。常に私より10問以上先の問題をやっていた前の席の女の子も,20分前には退室していきました。私は,終了時間3分前にやっとやり終えました。

 午後になると,ずいぶん受験者が少なくなったようです。私の隣の人も結局来ませんでした。午後の試験でも,途中でリタイアする人が後を絶たず,結局最後までいたのは7割程度でしょうか。私は終了時間の5分前にやっと終わりました。疲れました。

 試験後は,やはり自分の点数が気になるもので,その後一週間は,ニフティサーブの資格試験フォーラムやインターネットで,解答速報の収集につとめました。結果はまずまずなので,12月の合格発表を楽しみにしています。

 私がシスアド試験を受験した動機は,必要に迫られたものではなく,ただ単にコンピュータ全般に関する知識を蓄えたい,あるいは,私にはどの程度の知識があるか試してみたいというものでした。ですから,受験勉強も系統立てて行ったわけではなく,市販の問題集や「シスアド塾」などの受験情報誌を夏休みなどに学習しただけでした。しかしながら,MS−DOS全盛の頃からパソコン関連書籍は購読していましたから,シスアドの学習には,さほど抵抗無く取り組むことができました。