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![]() コンピュータを使った公開授業が終わって気が抜けてしまいました。 公開授業の準備のために,学年に割当てられている時間を独占的に使わせていただいたので,先週と今週は他のクラスに譲っています。 授業のネタも無いので,しばらく”お休み”です。 子どもたちはもう一週間以上コンピュータに触れていません。 もし2学期中に時間がとれれば,この前パソコンクラブでやったgifアニメづくりをやってみようかとも思うのですが,2人に1台しか使えないので短時間では難しいかも知れません。 ところで,今日読んだある教育誌に載っていたのですが,文部省の全国調査によると,現在,小学校のコンピュータ設置率は90.7パーセントで,設置台数は一校あたり平均8.5台です。内訳は8ビットパソコン4パーセント,16ビットパソコン21.9パーセント,32ビットパソコン73.6パーセントとのことです。 うーん。一校あたりわずか8.5台しか設置されておらず,しかも8ビットと16ビットが全体の4分の1を占めるというのは悲惨ですね。 16ビット以下ということは,intel系パソコンだと5年以上前の機種でDOS環境ということになります。 そういえば,この日誌を通して知り合ったある先生も,10年ほど前の”98”で,コンピュータ教育の研究活動を行っています。 Windowsパソコンが一般家庭にも普及しつつあるこの時代に,学校では真っ黒画面のDOSパソコンというのはちと情けない話です。そんな学校がまだ4分の1もあるなんて驚きです。 もちろんDOS環境でも基本的なことは教えられるし,教育ソフトもそれなりに揃っているのですが,私の1年あまりの経験では,小学生が最も有効に活用できる機能は”グラフィック”だと思うのです。何しろ小学生というのはわずか6歳〜12歳の子どもですから。 そういう意味で,DOSパソコンを使って授業を行っている先生方の苦労が忍ばれます。 ![]() 昨日の続きです。 コンピュータが有効に活用されるかどうかのカギを握るのは,言うまでもなく”ソフトウェア”です。 ソフトを購入する際,うっかり衝動買いをして後悔することもありますが,普通は,「○○がやりたいから××を買う」というように,目的をもって買います。 ところが学校で教育用に購入する場合は,はっきりした目的もなく,「××を買えば,きっと何か役に立つだろう」という買い方になってしまいがちです。 私たちの地区では,導入時のソフトの購入は,学校裁量ではなく,教育委員会の機器ソフト選定委員会で決定され,一括購入されました。私も少しだけ関わっていたのですが,まさに手探りの状態で機種選定が行われました。中にはベータ版すら登場していないのに導入が決定されたソフトもあるほどです。 初めてということで仕方がない面もあったのですが,その結果,導入から1年以上たった現在でも,全く使われていない機器やソフトがかなりあります。 金額で考えると軽く100万円は超えるだろうなという感じです。 もし今100万円あれば,「○○がやりたいから××を買う」という使い方ができるのにな。 |
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