![]() 明日からいよいよ私たちの学校の本年度のコンピュータ教育が始まります。当面の予定は次の通りです。 4/20 コンピュータ教育ガイドブック(=本年度の方針)の提案 4/21 第一回パソコンクラブ 4/23 初めてのクラスの授業 4/27 職員の第一回コンピュータ研修会 <コンピュータ教育ガイドブックの提案ついて> 40ページほどの内容を20分程度で話さなくてはならないので,本年度新たに変更された部分,年間を通して役に立つと思われる部分,それから昨年度の様子を見ていて先生方の理解が少々不十分だったと思われる部分を中心に話すつもりです。 昨年度提案した際に痛感したことは,見出しだけ紹介しておいて,文章は「あとで読んでおいてください」というのは駄目だということです。あとで読む方など一人もいません。 ぜひ読んでいただきいことは,少々時間がかかってもやはり提案の際にきちんと話しておく必要があります。 大事なところにアンダーラインを引いておきました。 <パソコンクラブについて> 昨年度は,1学期はワープロとお絵描き,2学期からはホームページ作りを行いました。 今年はホームページ作りを年間を通して行いたいと思います。というか,子どもたちのさまざまな活動をホームページに掲載するかたちで集約していきたいと思います。 初めに表紙(トップページ)を作らせておき,以後,それぞれの子どもの希望に応じて,作文や詩,gifアニメやペイント画像,デジカメで撮った写真のページなどを追加させていきたいと思います。 <クラスの授業について> 3年生の子どもたちは,昨年までは「キッドピクス」というお絵描きソフトを使っての作品作りを経験しており,コンピュータの起動・終了やマウスの操作など,ごく基本的なことはできると思います。 本年度は,かなり難易度が上がりますが,日本語入力と複数のウィンドウを使っての作業(コピー&ペースト),それからグラフ作成などを行わせたいと思っています。 しかし3年生の子どもたちがどれだけの技能を習得できるか分からないので,まずは2年生までで身につけた基本操作のおさらいをしつつ,様子を見ながら進めていきたいと思います。 <職員研修会について> まだ一週間ほど余裕があるので,また今度考えます。 ![]() クラスのパソコン授業を始めました。 クラス替えをして初めての授業なので,まずはお決まりの「コンピュータ室のきまり」と「コンピュータの起動・終了方法」の確認を行い,そのあと早速子どもたちに触らせてみました。 今日やったことは,一昨日のパソコンクラブと同じで,「日本語入力」です。お絵描きソフトの画面上に”自分の名前”を入力させてみました。 ただしパソコンクラブのメンバーは4年生以上です。日本語入力はすでにワープロソフトを使って経験済みでした。それに比べて3年生は,日本語入力はこれまで一度もやったことがありません。 そこで今日は,「スペース」「エンター」など最低限必要なキーの名前を教えながら,操作方法を教えました。いつもと同じように教師用パソコンの画面をスクリーン拡大表示して全員に見せながら行いました。 さて,一通りの操作方法を子どもたちに教えた後,実際に入力させてみました。 操作方法はそれほど難しくはないのですが,何しろ子どもたちは漢字入力どころか,「文字キー」すら使ったことがないわけですから,あきれるほど時間がかかってしまいました。 それから,辞書にない”人名”を入力する場合には単漢字変換を行わなければならず,難しい名前を使っている子どもたちは皆お手上げでした。 このあたりのことは3年生では無理なので,その都度個別に対応していくしかないようです。 ![]() 新年度が始まり,今のところコンピュータ室はガラ空きです。というか,私だけしか使っていません。 昨日の続きです。 昨日はお絵かきソフトの画面上に自分の名前を入力する操作を通して,日本語入力の仕方を学ばせました。 今日はさらに,文字の大きさや色,書体の変え方や装飾機能の使い方などを教えながら,簡単な文章を入力させてみました。 まず私が実際にやってみせてから,子どもたちに行わせたのですが,いざ作業が始まると,最初から最後まで子どもたちから”引っ張りだこ”状態で休む間もありませんでした。 「小さい”つ”(っ)はどうすればいいの?」 「”を”はどこにあるの?」 「この字をカタカナにするには?」 「間違えた字を消すやり方がわかりません」 「ちゃんと押した(入力した)のに画面に字が映りません」 うー。すっかり忘れていました。”っ”もカタカナ入力も字の消し方も,事前に教えておくべきでした。 それに昨日教えたことを忘れてしまっていた子もたくさんいました。もちろんこれは仕方がないことですが,授業の初めにきちんと復習しておくべきだったかも。 とにかく大混乱状態になってしまい,予定の時間は大幅に過ぎてしまいましたが,どうにかこうにかある程度できあがったところで,作業を一時ストップさせ,保存のしかたを教えることにしました。 私の学校のシステムでは,通常の保存操作を行えば,自動的にサーバーの個別フォルダに保存されるように設定されているのですが,その個別フォルダがクラスの人数分(34名)より少なく,コンピュータの台数と同じ20個しかないので,今年は個別フォルダの下にサブフォルダを作ってクラス全員のファイルを個別管理するつもりです。 来週月曜日の職員研修会でそのやり方を紹介しようと思っているので,今回の授業はその動作テストを兼ねています。 最大の懸案事項は,授業の途中でユーザーが交代した際,つまり,パソコンを起動したままログオンし直した際にシステムが問題なく動いてくれるかどうかだったのですが,どうやらこの点はOKだったようです。 ところで子どもたちは,昨年までと違って”自分だけの部屋”に保存できるということで喜んでくれました。 ![]() 日本語入力練習の3時間目です。前回保存したファイルを呼び出して作業の続きを行わせました。 今年から保存の仕方を変更し,従来の保存用フォルダの下にサブフォルダ(個人用フォルダ)を置くようにしたので,うまく呼び出せるか心配でしたが,思ったほど混乱はありませんでした。 保存したはずのフォルダが見つからなかった子どもは6人だけでした。 (内訳) ・前回の授業で,ログオンし直さずに作業を行ったため,他の子どものフォルダに保存されてしまった。(2人) ・保存した際にサブフォルダ(個人用フォルダ)に保存せずに上位フォルダに保存してしまった。(2人) ・保存はきちんとできていたが,呼び出しの際に個人用フォルダにたどり着けずに上位フォルダを探していた。(2人) 小学3年生ですから,まあこの程度の混乱は仕方ないでしょう。この種のミスは回数を重ねていけば大丈夫だと思います。 今日の授業のメインである印刷作業の方は,特に問題もなく順調に進みました。 これで,「初めての日本語入力」による作品作りの授業は終わりです。 今後はこれを表現活動に生かしていくわけですが,子どもたちの作品はまだまだ自己満足の域を出ていません。 例えば,自分の好きな色ばかり使ってしまい,文字やイラストと背景色のバランスが全く駄目な子が多いです。次回はそのあたりを考えさせたいです。 ![]() パソコンクラブが開かれました。先週に続いて「gifアニメ」作りを行いました。 今日でまだ2回目なので多少の戸惑いはあるものの,子どもたちは夢中になって取り組んでいます。自分の思い通りに”動き”を表現できることは,子どもたちにとってずいぶん魅力的なのでしょう。 「gifアニメ」作りは昨年度も行ったのですが,思い起こせば昨年度はホームページ作りの一環として取り組ませたのが間違いでした。ファイル名を”半角英数”で保存させようとしたため,かなり混乱してしまいました。 今回はとりあえず”何でもOK”ということにしたので,保存を巡るトラブルはほとんど起こっていません。 クラブ終了後は,新しく手に入れたソフトのインストール作業を行いました。今回インストールしたのは「IrfanView32」という画像ビュアーと「EasyToon」というgifアニメ作成ソフトです。 「IrfanView32」は画像ビュアーというよりも,スライド機能を利用してのプレゼンテーションツールとして使いたいと考えています。 現在私たちの学校で行っているプレゼンテーションのやり方は,ワープロまたはペイントソフトの画面画像をビデオプロジェクタに出力する方法です。日頃使用しているソフトの画面をそのまま表示させるだけなので手間もかからず簡単なのですが,ところがこの方法だと複数の画面の連続表示ができません。 そこで先週末から毎日ネット上をうろついてプレゼンに使えそうなソフト(もちろんフリーのもの)を探し,片っ端から試用してみました。その結果,子どもたちにとって最も扱いやすいだろうと判断したのが「IrfanView32」です。 画像ビュアーなので扱えるファイルは画像(jpg,bmp等)のみですが,プレゼンテーションで提示する文字情報は”見出し”と”キーワード”程度なので,あえてワープロを使うほどでもありませんし,ペイントソフトの方が,文字の表示位置やデザイン・色などを自由に設定できるので表現力が豊かです。 そういう考えからあえて画像ビュアーを使ってみることにしました。 もう一つの「EasyToon」は,現在クラブで使用している「GIAM」のように,あらかじめ用意しておいた画像を順番に並べながら編集するやり方ではなく,連続した白紙のコマの中に書き込んでいくやり方なので,とても簡単にgifアニメを作ることができます。 黒一色しか使えず表現力はかなり劣りますが,低学年でも使いこなすことが可能なのでインストールしてみました。 あーあ。今日も1時を回ってしまいました。早く寝なくっちゃ! (5/14 1:05) ![]() 久しぶりに学習指導ソフト「マルチブック」を使った授業を行いました。とはいっても雨で体育の授業がつぶれてしまったので,その時間を利用して「かけざんビンゴ」というゲーム形式のプログラムをやらせただけなので,学習というよりは子どもたちにとってはレクリェーション感覚です。 まあ時にはこのようなお遊び時間があってもよいでしょう。でも私のクラスではお遊びがちょっと多すぎるかも。多少反省気味です。 昨年の授業ではこの「マルチブック」はほとんど使っておらず,私が授業で使うのは1年ぶりなのですが,相変わらずおかしな症状が発生しています。 「マルチブック」には学年ごとに教材CD-ROMが用意されているのですが,3年生用教材CD-ROMをセットしても,起動画面には何故か4年生用の教材名が表示されてしまうのです。すべてのパソコンがそうなるのではなく,ある特定のパソコン(3台)だけが異常表示されます。 このようなおかしな症状が発生するのは,CD-ROMから読み込んだデータの一部が終了時に自動削除されず,HD内に残ってしまうことが原因です。そのファイルの在処はすでに突き止めているので,explorerで削除すれば解決するのですが,授業をやる度に削除作業を行わなければならず,とっても面倒です。 昨年3月にリリースされ,2カ月後には修正版が配布され,その後音沙汰が無いにもかかわらず,3台ものパソコンでこのような現象が起こってしまうのは,もしかしたらその3台だけセットアップの仕方が間違っていたのでしょうか。 しかしながら確かセットアップマニュアルには「CD-ROMをセットしたら自動的にインストールプログラムが実行するので,画面の指示に従って操作してください。」という程度の簡単なコメントしか書かれていませんでした。(苦笑) しかも初期の導入は導入業者さんが行ったにもかかわらず,修正版のセットアップ作業はユーザーまかせだったので,セットアップの際に,初期設定がどのようにされていたかが分からず,ずいぶん困ってしまったように記憶しています。 それなのにもし私のセットアップミスが原因だとしたらあまりにも理不尽です。 こういうソフトって,ユーザーが専門的な知識を持ち合わせていない教員と子どもだけだからこそ生き延びていられるような気がします。 完全なしかも重大なバグだと思うのですが,素人ユーザーゆえ,決定的な証拠を突きつけられないのが残念です。 ![]() 新年度が始まってからこれまでのところ,コンピュータ室は”閑古鳥状態”です。 私のクラスは週1時間ペースで使っていますが,それを含めても全校で週3時間程度しか利用されていません。昨年度とほぼ同じ状況です。 昨年度当初は,私の意気込みとは裏腹に初年度をも下回るほどの惨状に失望し,運営の仕方が間違っているのではないかと悩み,焦り,考え込んでしまいました。 しかし,子どもたちがクラスに慣れ,先生方の学級経営が軌道に乗るにしたがって,徐々に利用回数も増え,2学期以降はほとんどすべてのクラスにおいて継続的に利用していただけました。ですから今年はそれほど心配はしていません。 (昨年度の利用状況) 1学期 週平均3.3時間(40時間/70日) 2学期 週平均15.4時間(212時間/75日) 3学期 週平均12.1時間(117時間/52日) コンピュータの授業を行うことは先生方にとってはまだまだ大変な重荷です。 それに,高度情報化社会がさらに進展していく中で,やがてコンピュータが一家に一台,家電並みのツールへと進化していったとしても,小学校教育においては,あくまで五感を働かせての体験活動が基本であり,コンピュータは決して主役にはなりえないと思います。 そんなことを考え合わせると,人間関係や学習,生活習慣を再構築し定着させるべきこの時期に,コンピュータの授業にあえて時間を割く必要性もないだろうと思います。 こんなふうにちょっと余裕を持って見守ることができるようになったのは,コンピュータを小学校教育に持ち込むことに対する先生方の反感が,最近ほとんど感じられなくなったからかな。 ![]() 暑い一日でした。 そういえば,このところ「職員研修会」と「PTAパソコン講座」のことばかり書いていますが,クラスの授業もぼちぼち進めています。 6月は算数と社会でコンピュータを使ってみました。 算数では,学習指導用ソフトを使って,「割り算」と「円と球」の学習を行いました。どちらもゲーム形式になっているもので,授業の復習として行いました。 社会科では,「校区の地図作り」の単元で,屋上から見える施設・建物を,お絵描きソフトを使って絵地図に表したり,スキャナで取り込んだ白地図を用意しておいて,そこに施設・建物の名称を記入させたりしました。 お絵描きソフトを使うと,色は簡単に塗れますし,建物などは”スタンプ”機能を利用すればすぐに描けるし,便利なことは便利なのですが,失敗したところを”消しゴム”機能で消すと,(当たり前のことですが)元の線まで消えてしまうのが誤算でした。 教科の学習以外では,「ほいプリント」というカレンダー作成ソフトを使って,夏休みカレンダーを作っています。このソフトはBMPファイルを組み込んでカレンダーを作成するソフトです。自作のカレンダーを作ることができるので子どもたちはとても喜んで作業しています。 3年生の授業をしていて今一番困っていることは,操作技能の個人差があまりに大きいことです。 3年生ぐらいだと,多少ややこしい操作を要求すると,何が何だか分からずすっかり混乱してしまう子どももちらほら見受けられます。また,誰もができることであっても,早い子と遅い子の作業時間の差は3倍以上あり,全員がやり終えるのに時間がかかり過ぎてしまいます。 だからといって,せっかく張り切ってやっているのに途中で打ち切るわけにもいきません。 コンピュータを用いた授業を行うことにより,子どもたちの学習意欲は高まりますし,教室の授業では決してできないことを経験させることもできるのですが,その一方で操作技能の個人差をいかに克服するかが大きな課題となっています。 ブラジルVSオランダはぜひ見ておきたいです。 オランダのサッカーは好きです。このチームは”勝つ”ことと”魅せる”ことを両立させることができるような気がします。今大会のブラジルもそうですが。 90年の大会はとても楽しみにしていたのに,ファンバステンが怪我で欠場し,ライカールトが退場処分で抜け,力を発揮できないまま終わってしまい,とても残念な思いをしたのでした。 今回はベストメンバーで戦ってくれそうなのでとても楽しみです。 しかし4時まで起きていられるだろうか。 ![]() 夏のコンピュータ研修会が終わり,少々虚脱気味です。この3日間は,デジカメ,画像編集,スライドショー作り,イメージスキャナ,名刺作り,プリンタ,ホームページ作り,ビデオプロジェクタの操作と,かなり欲張ってしまったので準備も大変だったのですが,講師である自分にとっても大いに勉強になりました。 明日からは次の”宿題”に取りかからねばなりません。研究授業の指導案づくりです。 授業のネタはすでに決まっていて,子どもたちがコンピュータを使う場面は,自分で作った資料(主に画像)を紙芝居風にプレゼンテーションするところです。 プレゼンテーションというと,MS「Power Point」などの高機能な市販ソフトがありますし,オンラインソフトも数多くありますし,インターネットブラウザを使うという手もあります。しかし,この数ヶ月間色々調べてきたのですが,今度の授業で使えそうなものは見つかりませんでした。 新たなソフトを購入するための予算は皆無の貧乏な公立小学校ですから,お金のかかるソフトは論外,それに使い手はわずか9歳の子どもですから,複雑な操作を要求されるものやメニューの表記が難しい(漢字・英語)ものも無理,直感的に操作できるものでないと子どもたちの手には負えません。 当初は「Tiny Slide Show」というフリーのツールを使おうと考えていて,校内研修会でも取り上げたのですが,最近は使う気がなくなってしまいました。理由はうまく言えないのですが,「何か面白くないなあ」という気がするのです。(苦笑) それでここにきて新た注目しているのが,”html”によるプレゼンテーションです。ブラウザの操作は少々練習すれば大丈夫だと思いますが,作るのはいくら何でも小学3年生では無理だと思い,当初は念頭にはありませんでした。 昨年度パソコンクラブでホームページを作った際,子どもたちが失敗したことで最も多かったのが,ファイル名を”半角英数”にすることでした。日頃日本語のみしか扱っていない子どもたちにとって,”全角かな”と”半角英数”を切り替えながら作業することは,想像以上に困難だったようです。 とはいっても,htmlファイルのファイル名だけの問題ならば,あらかじめ”001.html””002.html”などのように,子どもたちにも意味が通じるような名前を付けた白紙のファイルを用意し,そこに記述してもらえばOKです。しかし他のファイル,例えば画像ファイルについてはお手上げなのです。あらかじめ私がファイルを作っておくことは不可能です。その都度子どもたちが自力で”半角英数”のファイル名を付けなければなりません。 それは9歳の子どもには無理です。 ところが,先日コンピュータ研修会の準備をしていて,解決の糸口を発見したのです。「Netscape Communicator」付属のエディタ「Composer」を使えば,この問題をうまく回避できそうです。 「Compser」なら,グラフィックソフトからのコピー&ペーストができるのです。(ペーストした画像は自動的にJPGに変換され,自動的にファイル名が付けられます。) それ以外にも, ・BMPファイルを挿入しようとすると,自動的にJPGに変換してくれる。 ・別ドライブにあるファイルならば,htmlファイルがある場所に自動的にコピーしてくれる。 などの機能があります。 つまり,子どもたちは半角英数というファイル名のルールを気にせずに済むどころか,画像フォーマットやフォルダの場所も意識することなく,画像を編集することができるのです。これは大変便利です。 実は昨日の研修会は,私の授業がうまくいくかどうかのテストも兼ねていました。(苦笑)どこに落とし穴があるか分かりませんから。 20人の先生方によるテストの結果,特に問題は生じませんでした。どうやらうまくいきそうです。 仮想ディレクトリを設定することにより,アップロード作業を行わなくても更新結果がリアルタイムに反映されるかどうかもテストしていたのですが,こちらも大丈夫でした。 実は,「Composer」よりもIE4.0付属の「FrontPage Express」の方が使い勝手が良いのですが,使う度胸はありません。 もし万一不具合が起こり,Win95&アプリケーション&ドライバの再セットアップという最悪の事態になったら悲惨ですからね。 コンピュータ室が1週間使えなくなってしまいます。 明日は朝から学校の草取りです。(泣) 今日は代休日でした。 ふと気がつくと仕事が溜まっています。 休みの日に片付けてしまうとずいぶんラクなのに,今日は一日中遊んでしまいました。 それで今,日誌を書きながら仕事しています。 ![]() 某上司より,「遅くとも今月中に!」と依頼されていた, それでいったい何を作っているのかというと,「コンピュータリテラシーの発達段階別一覧表」です。”コンピュータリテラシー”とは,コンピュータを活用するための基礎的能力のことです。つまり,子どもたちに修得させるべき知識や技能を発達段階に応じて定め,それを一覧表にまとめる作業を行っているのです。 この事について先日私が抵抗したのは,コンピュータの授業を増やすため,これをノルマとして先生方に課そうしたからあって,”コンピュータリテラシー”の一覧表を作ること自体は,小学校6ヶ年に渡って系統的な指導を進めていけるメリットを考えると,むしろ好ましいことだと思っています。 さて,他の学校の例などを参考にして,私が考えたコンピュータリテラシーは以下の通りです。(変更の余地あり)
ただしこれをまともに実施するためには全校体制での取り組み,つまりすべての先生方がそれなりの知識・技能を身につける必要があるわけで,未だ多くの先生方が初心者レベルの域を脱していない現状では,先生方にとって大変な重荷になることが予想されるため,今までは見送っていたのでした。 しかしながら,6年間を見据えて効果的な指導を進めていくことを考えると,早かれ遅かれいずれは全校体制で進めていかなければならないわけですから,突然始めるよりは,あらかじめ先生方に提示し,心の準備をしておいていただいた方が良いのかも知れません。 それに考えてみれば,すでにコンピュータが導入されて丸2年が経過した今でも,いったい何をやればよいかさっぱり分からない先生方も存在するわけで,そういう方々にとっての一つの指針として,この一覧表が役立てていただけるように思います。 そういう意味では,必要性を感じながらも今まで放置してきたのは間違いだったのかも知れません。 それにしても,子どもたちに修得させたいのはごく基本的な操作ばかりなのに,先生方の力量が心配で,心の準備が必要というのは,考えてみると少々情けない話です。 ぬるま湯体質ですね。やっぱり。 明日こそ晴れるかな。 運動会があるつもりで毎日早起きをするのはしんどいです。 ![]() 朝からサッカー部の大会があり,引率&指導&応援にあたっていました。 結果は残念ながら1回戦敗退です。弁当持参で出かけたのに,午前中で終わってしまいました。 午後からは,先日すっぽかしてしまい,締め切りを10/5に伸ばしていただいた研究授業の指導案を仕上げました。3時間ほどで完成しました。ふぅ,これでひと安心です。 夕方からは,先月末に某上司に提出した「コンピュータリテラシーの発達段階別一覧表」を書き直しました。”某一番偉い管理職”からクレームがついてしまったのです。 コンピュータリテラシーの発達段階を低学年・中学年・高学年と区切った私の案では,「責任の所在が曖昧になり,指導が先送りされてしまう恐れがある」とのことです。そこで,発達段階を各学年ごとに分けて作り直すよう指示されました。 先日ようやく合意点を見いだしたつもりだったのですが,それは錯覚でした。ガッカリです。 やっぱり”某一番偉い管理職”は,「コンピュータリテラシーの一覧表」を,コンピュータの授業を増やすために先生方に課すノルマとして利用したいと考えているわけです。 初心者ユーザーが多く,しかも研修時間が確保されていない現状では,ノルマを課すやり方は先生方にとって大変な重荷になるので,系統的な指導を進めていくための一つの目安として「コンピュータリテラシーの一覧表」を提案したいと考えている私とは大きな隔たりがあるのです。 いくら強く訴えても,私の思いは某上司&某中間管理職レベルに留まってしまい,”某一番偉い管理職”には届かなかったようです。 ですが,言いたいことを言い,それでも駄目だというなら,もはや拒否することはできません。 一から書き直しました。 ちっ。 ![]() 授業後に,3年生の先生方と研究授業の指導案の最終検討を行いました。修正箇所を直して印刷し,明日先生方に配布します。そして木曜日にオリエンテーション(参観者による事前協議)を行い,10/12の本番に臨みます。 作り直した「コンピュータリテラシーの発達段階別一覧表」を某上司に提出しました。”某一番偉い管理職”は,これをコンピュータの授業を増やすために先生方に課すノルマにしようと考えているわけですが,先生方に提案するのは一覧表の製作者である”私”です。提案の際にノルマではなく目安(あるいは努力目標)であるとはっきり言ってしまおうと企んでいます。 「言った者勝ち作戦」なのだ。<それで良いのか。 ”某一番偉い管理職”は裏で根回ししながらコトを進めていくのは大変上手(問題発言?)ですが,表に出てしまった意見を真正面から叩きつぶすような手法はとらないと思うので,おそらくうまくいくはずです。 本年度はそれで何とかなるとして,しかし来年度はノルマにせざるを得ない雰囲気です。ですからもう少し頑張って下さいね。>先生方 ![]() 先日作り直しを命じられ,再提出した「コンピュータリテラシーの発達段階別一覧表」は,ようやく”某一番偉い管理職”の了承を得ることができ,近日中に先生方に提案する運びとなりました。 これまで日誌に書いてきたように,”某一番偉い管理職”はこれをコンピュータの授業を増やすために先生方に課すノルマとして活用したいと考えているのです。 それに対して私は,「初心者ユーザーが多く,しかも研修時間が確保されていない現状では,ノルマを課すやり方は望ましくない」と反発しているわけですが,最近になって某上司の方には,私の考えを理解していただけるようになったので,ノルマとしてではなく,系統的な指導を進めていくための一つの目安,あるいは努力目標というかたちで提案できそうな雰囲気になってきました。 それでもいきなりこんなものを提案すると,先生方がビックリすること請け合いなのですが,私が強く要求していた,「ただ提案するだけでなく,一覧表の内容を理解(練習)していただくための研修会を設けて欲しい」との要望も,某上司の方の配慮により実現しそうな見通しになってきたので,わけの分からぬものを突然押しつけられて先生方が困惑してしまうような事態は回避できそうです。 どうやら職員室が重苦しい雰囲気に包まれずに済みそうです。 もちろん私はコンピュータの授業を増やしたい立場の人間なのですが,それはあくまで先生方の自主的な取り組みから行われるべきものであると確信しています。 小学校における学習活動の多くは,五感を働かせ,実際に体を動かして取り組んだ方が良いことばかりです。将来コンピュータが一般家庭レベルにも普及してくるとなると,なおのことせめて学校教育では実体験や手作業による活動を重視すべきだと思うのです。 ですからコンピュータを使うのは,それが実体験(あるいは手作業を)を上回る効果が期待できる場面に限定すべきであって,本来のねらいから外れて,手作業で行わせるべきところをコンピュータで行わせるのは教育上かえって逆効果になってしまいます。 先生方がコンピュータを使うことのそうしたメリットとデメリットをよく理解していない現状において,ただ単にノルマを課すことによって授業の回数を増やそうなどとという発想はどうにも納得できないのでした。 ![]() 先週末から3日連続でダウンしている間に溜ってしまった仕事の処理に追われています。 さしあたって,緊急を要するのが来週月曜日に行われる授業参観&学級懇談会の準備です。 学級懇談会の方は,昨日夜通しでアンケート結果をまとめ,資料を作成したので準備はOKです。それにしてもEXCELのグラフ機能って,何でもできるけど,何をやるにしても面倒だと思いませんか。私はただただシンプルな棒グラフを作りたいだけなのに...。 一方,授業参観の方は難航しています。考えるのが面倒だったので一番お手軽にできそうな「コンピュータの授業」を行うことに決めていたものの,よくよく考えてみれば授業で使えそうなネタが無いのです。国語,算数,理科,社会...,どれも駄目。今の時期,コンピュータで授業ができそうな教科は一つも無いのです。困ってしまいました。 それで散々考えた挙げ句,”お遊び”(そんな教科はありません)で「写真入りカレンダー」作りをすることに決めたのですが,これが大失敗でした。 ”カレンダー”の部分は,「ほいプリント」というソフト(すでインストールしてある)を使えば簡単にできるのですが,問題はカレンダーに組み込む”写真”です。クラス全員分の写真をイメージスキャナで取り込まなければならなかったのでした。 実は私,地区の研修会や校内研修会で,”イメージスキャナの使い方の講師”を勤めたにもかかわらず,スキャナ制御ソフト(EPSON ScanU)の各種機能の設定の仕方が全く分かっていないのです。”明度””コントラスト””輪郭強調””しきい値”...,それらをどう組み合わせれば良いのかさっぱり分かりません。 研修会では,「そこは触らなくても大丈夫です。」などと言ってごまかしてきたのでした。 ところが,子どもたちが持ってきた写真の中には,デフォルトの設定のままでは使い物にならない写真もたくさんありそうなのです。画面上の見栄えもさることながら,印刷したときの見栄えが,人物が特定できないほど格段に落ちてしまいそうなのです。 それで,各種機能の設定値を色々変えながら試してみたのですが,デフォルトよりもかえってひどくなったりして,1枚の写真を取り込むのに10回近くもやり直さねばならず,ちっとも作業が進まないのです。 結局今日は5枚ほどスキャンしたところで投げ出してしまいました。 いかんなあ,こんな後ろ向きの姿勢では。 とにかく早く風邪を治さなくては。 あと28枚。 ![]() イメージスキャナで取り込んだ画像がどうにも見栄えがしなくて,昨日は散々試行錯誤を繰り返していたのですが,今日になって,画期的な解決方法(?)を発見しました。 えっ,「ついにフォトショップを買ったのか」(竹井さん)って? いえいえとんでもありません。そんなお金はありませんよう。 今日も相変わらず駄目でした。明るさやコントラストの設定値を何度も変えながらスキャンしたのですが,どの写真もことごとく冴えない映りになってしまうのです。 それで,もしかしたら色合いを調整したら少しはマシになるかと思い,「色調整」の設定を開いてみたら,何と!”緑”と”青”のフィルターがわずかにかかるように設定されていたのでした。 だから子どもたちの顔がことごとく死人顔になってしまったのですね。 なるほど。<納得している場合ではない。 ”青”と”緑”のフィルタを外して,代わりに”赤”のフィルタを少しかけてみたら,どの子の顔もすっかり血色が良くなりました。 うーん,明るさやコントラストの問題ではなく,色合いが原因だったとは...。 しかしいったい誰なんだ,設定をいじってそのままにしておいたのは! H先生か? きちんと戻してくれなきゃ困ります! ...待てよ? あーっ!犯人は私だったのでした。 そういえば今年の3月,「html資料作成部会」での作業の際,航空写真に映った山とか田畑とかの”緑”の色合いが変だったので,カラーフィルタをいろいろいじってみたのでした。 どうやらそのときの設定がそのままになっていたようです。 とほほほ。 久しぶりに10時過ぎまでコンピュータ室で作業をしたfukufukuでした。 念のため全員の写真があるかどうか調べてみたら,写真をまだ持ってきていない子どもが5人もいたのでした。 うー。 月曜日が授業参観だというのに,どうするつもりなのだろう。 ![]() 5年生のN先生の授業のお手伝いをしました。 N先生のクラスでは,研究授業用に私が作成したシステム(というほど大げさなものではないが)を使って「ホームページ作り」を行っているのですが,操作の仕方がまだよく分からないので,一度見に来て欲しいとのことでした。 それで授業の途中からお手伝いをしたのですが,子どもたちの様子を見て,びっくりしてしまいました。 テキストを入力している子,画像編集をしている子,グラフを作っている子,サウンド入力をしている子など,それぞれの子どもたちが異なる作業をしているのです。 私の場合は,「みんなができるように」と,クラス全員に同じ技量を身に付けさせる方針で進めているので,ほとんどの場合,子どもたちは皆同じ作業を行います。ところがN先生の場合は,「自分にとって必要なら」という指導方針なのですね。 こういうのもいいなあと思いました。 ただし個別に教えなくてはならないので指導は大変ですけどね。 ところで,サーバーの空き容量がいよいよピンチです。空き容量が400MBを切ってしまいました。 小学生の子どもたちが扱うファイルは,テキストよりも画像やサウンドが中心なので,一つのファイルが数百KBになるのが普通です。ですから計算によると,あと20回ほど授業を行えば,空き容量が無くなってしまうのです。 こんな事態に陥ってしまったのは,地元の業者さんが壊れたHDをちっとも直して(交換して)くれないからなのです。 つい先日もお願いしたにもかかわらず,来校する気配がさっぱりないので,今日も催促の電話を入れてみたのですが,相変わらずの返答で呆れてしまいます。 2ヶ月以上も前から何度もお願いしているのに, 「それでどのような故障ですか?」 などと,初めて話を聞くような対応をするのですから。 それでも契約上の理由で,別の業者に頼むことはできないのです。 それでいいのか。 ![]() 月曜日の授業参観,そして今日のパソコンクラブで,「写真入りカレンダー」作りを行いました。 イメージスキャナで取り込んだ画像(写真)に,お絵描きソフト上でコメントや飾りなどを加え,カレンダー作成ソフト「ほいプリント」でレイアウトを整え印刷するというものです。 子どもたちはすでに手順を理解しているので,私はただ見ているだけで済み,とってもラクな授業でした。授業参観でこれほどリラックスした気持ちになれたのは初めてかも。 さて,「写真入りカレンダー」のできばえですが,子どもたちは物珍しさも手伝ってとても喜んでいたものの,実際のところは写真の部分は粒子がかなり粗くなってしまい,私としてはあまり満足のいくものではありませんでした。 ソフトやプリンタの性能から考えると仕方がないのですが,これじゃあ「子どもだまし」という気がしないでもありません。 既存の機器・ソフトを駆使してこの程度のものしかできないとなると,今はまだ良いとしても,やがて子どもたちの目が肥えてくれば,「コンピュータを使えばこんなことができる」という喜びから,「この程度のことしかできない」という失望へと気持ちが変わってしまいそうな気がします。 そういえばずっと以前,日誌を始めてまだ間もない頃に,海外在住のある読者の方から,「(日本の学校では)子どもだましのおもちゃを使っている」と言われ,かなり反発したことがあったのでした。(私たちの学校のパソコン環境は当時としてはかなり先進的なものでした。) そのことをふと思い出し,当時やりとりしたメールを読み返してみたのですが, あのとき言われたこと,今ごろになって納得です。 木・金と研修旅行に出かけていた間に(というかその前から)溜ってしまった仕事を片づけるため,午後から学校に出かけました。 3日ほど学校を開けていたので,職員室の私の机上は書類でぐちゃぐちゃ。 ハァ〜。整理する気力もないので見なかったことにしよう。 それから,教室とコンピュータ室の見回り。(一応気になるので) 教室は思ったよりきれい。あ,でも雑巾がいくつか転がっている。まあそれはいつものことですが。私のクラスの子どもたちって,仕事はわりと真面目にやるのだけど,片付けは苦手なんだよなあ。 次にコンピュータ室。あれれ鍵が開きません。変だなあ。 でもガチャガチャやっているうちに何とか開いたようなので鍵を引き抜こうとしたら,錠の部分ごとスッポリ抜けてしまいました。ハハハ。<笑い事じゃなーい! 早速明日にでも直してもらわなくっちゃ。 ![]() 雑務を少し済ませた後,明日の職員研修会の資料作りを行いました。研修内容は,”某一番偉い管理職先生”の指示によって作成した「コンピュータリテラシーの発達段階別一覧表」の提案&操作練習です。(「コンピュータリテラシーの発達段階別一覧表」:子どもたちに修得させるべき知識や技能を発達段階に応じて定め,それを一覧表にまとめたもの。) 本年度に入ってコンピュータの授業の回数が激減した状況に業を煮やした”某一番偉い管理職先生”は,これをノルマとして先生方に課すことによって授業の回数を増やそうとしているのです。 一覧表を作成するよう指示を受けたのは9月下旬だったのですが,先生方に一方的にノルマを強いるのではなく,上司の方もそれなりのフォロー(研修会を開くなど)をしてくれなきゃヤダ!と私がダダをこねたので,日程の調整がつかず一カ月半も遅れてしまったのでした。 それでやっと明日提案する運びとなりました。 すでに1年の3分の2が過ぎ,2学期も残すところあと一カ月。今の時期に提案してももはや”某一番偉い管理職先生”の思惑通りにコトを進めていくことは不可能です。 私の思惑通り,明日の研修会は来年度以降に向けての勉強会という感じで進めていけそうです。 よかった。 それにしてもこの話題になると,ついつい管理職批判になってしまいます。決定的にヤバい文章は隠しているものの,表に出してる文章でもバレたらかなりまずいかも。 ![]() 職員研修会が開かれました。内容は,昨日の日誌にも書いた通り,「発達段階別コンピュータリテラシー一覧表」の提案および練習です。 研修会の冒頭,私は余計なことを言ってしまいました。 「リテラシー一覧表」を作成し,当初の予定にはなかった研修会を突然開くことになったのは,今年に入ってコンピュータの授業が激減したことに業を煮やした”某一番偉い管理職先生”の意向を受けたものであることをポロッとしゃべってしまったのです。 それでコンピュータ室の雰囲気がシーンと静まり返ってしまいました。 しまったなあ。研修会を突然開くことになった理由を納得していただきたかっただけで,先生方にプレッシャーを与える気は全く無かったのに...。 ”某一番偉い管理職先生”に言われたからやるのではなく,子どもたちの技量を効率よく伸ばしていくためにはぜひ必要だからやるのだということを私は強調したかったのですが,私の言い方がまずく,上から押しつけられているようなニュアンスになってしまいました。 さて,研修会後半の練習会では,「リテラシー一覧表」に掲げた基本操作のうち,現時点で自分ができないことを練習しましょうと呼びかけたところ,先生方がそれぞれに異なったことをやり始めました。 これまでのように一斉方式で全員が同じ練習をするのではなく,各々が自分がやるべきことを見つけて取り組めるようになったのは,考えてみればかなりの進歩です。 ![]() 先日はO先生の依頼により,社会科の授業で使う沖縄関連のホームページを探し出してダウンロードし,サーバー(校内LAN)にインストールしたのですが,またまた新たな依頼を受けました。 今度は国語の授業用に,日本各地の「方言」を紹介しているホームページをインストールして欲しいとのことです。 これならすぐに見つかるだろうということで,二つ返事で引き受けたのですが,予想に反して大変難航しています。 考えてみれば,「方言」などというものは日本全国どこにでもあるわけで,つまり方言を紹介しているホームページも日本全国どこにでもあるのです。 「goo」で14139件,「Yahoo!」で218件,「こねっとgoo」で2838件...。 とにかくたくさんありすぎて途方に暮れてしまうほどです。 膨大な数のページを一つ一つしらみつぶしに当たっていけば,国語の授業にピッタリのページもきっと見つかるだろうとは思うのですが,何だかものすごく大変そうな気がして,やる気を無くしています。 困ったなあ。 コンピュータやインターネットに興味を持ち,積極的に授業で活用していこうとする先生方には,ぜひとも協力していきたいという気持ちは持っているのですが,今回ばかりは,安易に引き受けてしまったこと後悔しています。 学期末で忙しい時期でもありますし(<なのに日誌を書いている) ,どうやってお断りするか,現在思案中です。 ![]() インターネット上で見つけた「方言」のホームページを,コンピュータ室のサーバーにインストールしました。国語の授業で使いたいとのことで,先週の火曜日にO先生から頼まれていたものです。 「日本各地の方言を紹介しているホームページをサーバーに入れて欲しい」とO先生から依頼された際,「方言」のページなら簡単に見つかるだろうと気軽に引き受けたのですが,いざ探し始めたら,あまりに膨大な数のページが存在することが分かり,一時はすっかりやる気がなくなってしまっていたのでした。 そこで今回の依頼は”自然消滅”させようと,しばらく知らん顔をしていたのですが,結局O先生にしてやられてしまいました。 「ホームページお願いします!」って,O先生のクラスの子どもたちが,廊下や階段ですれ違うたびに声をかけてくるのです。これには参りました。子どもたちから頼まれたら知らん顔できないよ〜。 そこで再度O先生と話をし,地域を特定していただくなどダウンロードする対象を絞り込んでもらい,もう一度探すことにしたのでした。 ホームページ探しの起点として利用したのはこのページ「ふるさとの方言」(ちぇりさんおすすめ)です。全国各地の選りすぐったホームページが紹介されており,バッチリ使えるリンク集です。 このリンク集から探して,音声ファイル(WAV,AU)も掲載されている楽しいホームページをダウンロードすることができました。子どもたちも喜んでくれそうです。 さて,具体的にどのホームページをダウンロードしたかは内緒です。無断でダウンロードしたので,作者の方からお叱りを受けるのが怖いのです。<だったらやるなよ!<でも授業が...。 ダウンロードすることは別に構わないと思うのですが,ダウンロードしたホームページを,サーバー(LAN)にインストールしてクライアントから閲覧するような行為は許されないことなのかなあ。 ずっと以前からの疑問です。 ああもっと勉強しなくっちゃ! ![]() 先日(12/15)の日誌に書いた,「ダウンロードしたホームページをサーバー(LAN)にインストールして,クライアントから閲覧させてもよいか」という問題について,色々調べてみた結果,どうやら現時点では一応OKではないかとの感触を持ちました。 当初私は,インターネットそのものが持つしくみから考えて,コピーしても構わないのではないかと考えていました。個人においてはブラウザのキャッシュやオフライン閲覧機能,企業・学校等においてはプロキシーの介在など,インターネット上の情報は,作者が好む好まざるに関わらず,コピーされる運命にあるわけですから。 ですが,改めて考えてみると,キャッシュやプロキシーというのは,アクセス速度の向上やセキュリティの確保など,別目的で利用されているわけですから,このことだけで”コピーOK”と判断するのはやはり強引すぎる気がします。 そこで,著作権の問題について,調べ直してみることにしました。 著作権法によると,教育目的のための利用には例外があり,書籍などを授業の過程で使用する目的で必要な数だけコピーし配布することは認められています。 どうやらインターネット上の情報もこれに準じて,特定の人間を対象とした一時的な利用に限るなら許されるようです。 ただし,有料ホームページやプログラムをコピーするなど,作者に商売上の実害を与える行為や,不特定多数を対象として配布することは許されないようです。また,ダウンロードしたホームページをため込んでライブラリ化するなど長期間に渡る利用も許されないようです。 そもそも事前に作者の了解を取っておけばこんな心配などしなくても良いのですが,現実には夜ダウンロードしたものを翌日の授業で使ったりしているわけでして...。 ![]() 2学期もコンピュータ室の利用状況は低調でした。 今年は記録をとっていないので正確な時間数は分かりませんが,2学期4カ月間で1クラスあたり平均5時間足らずじゃないかな。昨年の半分以下です。 10時間以上使用したクラスは,3年生3クラスに4年生と5年生がそれぞれ1クラスずつのおそらく5クラスだけです。特に3年生は研究授業を行った関係で,3クラスとも十分過ぎるぐらい使いました。4年生の1クラスは私がダウンロードしたホームページを活用した授業を行ったクラスで,5年生の1クラスはホームページ作りを行ったクラスです。 一方,コンピュータの授業を1時間もやらなかったクラスも,残念ながら4クラスぐらいあるようです。 昨年は,「とにかく使ってみよう」という雰囲気があったのですが,今年は,「あえて使う必要はないから使わない」という感じです。それに今年は,2年に1度の学習発表会(=学芸会)が開かれた年だったので,その準備・練習に追われ,コンピュータどころじゃなかったということもあるようです。 私たちの小学校では,「コンピュータの授業」というのは,まだまだその程度の位置づけなのです。 さて,少ないながらも,2学期のコンピュータの利用目的を学年別に挙げてみました。
こうして眺めてみると,今年はワープロソフト(キューブワード)の利用が激減しています。昨年は4年生以上のほとんどのクラスで使われていたのに,私が知る限り,今年はゼロです。私が受け持つ3年生でも,ワープロは使わずに,日本語入力はすべてお絵描きソフト上で行わせました。 そして激減したワープロに取って代わるように,今年はホームページ作成ソフトが使われ始めています。 これも時代の流れかな。 |
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