話題で選ぶ運営日誌

「htmlは学校でも便利」の巻 その2


 htmlは学校でも便利3(5月9日)

 社会科の郷土資料を作成している研究会の本年度第1回目の会合が開かれました。

 この研究会の中心的な活動は,郷土学習のための教科書を作ることです。昨年度からは市内の公共施設を紹介する資料集をhtml形式で作成し,それを各学校のサーバーにインストールして活用していただく活動も行っています。私は3年前から「市内の産業」のページの執筆を担当しています。

 メンバーは,異動や校内人事の関係で多少変更があったものの昨年度とほぼ同じです。

 ところが,その多少の変更が問題で,昨年度html資料を作成していた2名の先生がメンバーから外れてしまっているのです。今年はいったい誰がやるのでしょうか。昨年度担当していた先生の発案で始まった活動ですが,進んで引き受ける人など誰もいません。

 他のメンバーを見渡したところ,やれそうな人は,学校HPの公開にストップがかかり(危ない発言かも)意気消沈している”みにてち”氏と,深夜にこそこそ日誌を書いている”私”ぐらいしかいないようです。

 私は,自分がHPを作成していることなど他の方には話していないのですが,つい先日,校長と教頭には告白してしまいました。そして,まずいことに私の学校の校長がこの研究会のボスです。

 ということで予想通り,私達がやることになってしまいました。

 HP作成は,あくまで自分の趣味ということで,仕事ととしてはやりたくなかった(ずいぶん面倒な作業のようですし)のですが,html形式での教材作りは,今後いろいろな場面で行われていくことでしょうから,良い勉強の機会かも知れません。気持ちを切り替えて頑張ります。





 html資料集の構想(6月12日)

 午後から郷土資料編集委員会(郷土学習のための教科書を編集する組織)に出かけました。

 前回の会合で,私とみにてち氏とN先生の3人が,html形式の郷土資料集を作成する担当に決まったので,今日は,これから作成するhtml資料集の全体像を話し合いました。

 当初の計画では,紙面の都合等で教科書(本)には収録できなかった資料を,html資料集に掲載する予定だったのですが,将来的には,教科書がなくても郷土学習ができるようなものにしていきたいとの考えから,教科書に掲載した資料も,html資料集に掲載していく方針に決めました。

 作業は大変ですが,教科書とhtml資料集が,それぞれ全く別の資料を取り扱い,両者を併用しながら学習するかたちよりも,html資料集に教科書の内容を網羅して,html資料集だけでも調べ学習ができるかたちにしておいた方が子どもたちには便利なような気がします。

 いつでもどこでも気軽に読める”郷土資料教科書”と,週一時間程度しか利用できないけれど,多くのデータが収録されている”html郷土資料集”の,両者の特長を生かした使い方ができると良いです。


 6月21日の授業参観 について,
 やはりコンピュータの授業を行うことにしました。ワープロとお絵かきソフトを使って「ミニ新聞」を作成し,その発表会を行います。昨日のパソコン利用教育研究会でのT先生の実践のパクリです。

 新聞の大きさは,記事全体を一目で見渡せるよう,ディスプレイ一画面分ぐらいの大きさとします。内容は,新聞・テレビのニュースや,家や学校でのできごとの中から自分が印象に残っていることとします。

 教科の授業にはなりませんが,保護者の方にコンピュータ室内の様子を見ていただいたり,コンピュータを使って作成した子どもの作品を見ていただいたりする機会になればと思います。





 htmlは学校でも便利5(8月25日)

 郷土資料作成委員会が開かれました。

 この委員会は郷土学習用の教科書作成部会とhtml資料作成部会に別れていて,私はhtml資料作成部会に所属しており,郷土学習の資料をhtml形式で作成し,各学校に配布する活動を行っています。部会のメンバーは,みにてち氏とNG氏と私の3名です。

 資料作成作業のほとんどは,分担にしたがって3人が個々に進めていくことになりますので,今日は,みにてち氏が作ってきたサンプルを叩き台にして,HP作成ソフトや資料集を作成する上で統一すべき事柄について検討しました。


 まず,HP作成ソフトについてですが,私は「ホームページビルダー」,みにてち氏が「HOTALL」を日常的に使っており,NG氏は「WORD97」でhtml形式の教材を作成したことがあるとのことです。

 この3つを比べると,「ホームページビルダー」と「HOTALL」はほぼ同じようなソースを生成しますが,「WORD97」が自動生成するソースは他の2つと大きく異なります。

 そこで,来年度以降,担当者が代わってもスムーズに活動が進められるよう,「ホームページビルダー」または「HOTALL」で作成する事になりました。


 次にhtml資料を作成する上で統一しておく点を,ネスケとIEでの表示の違いを見比べながら,洗い出しました。

 まずはファイル名です。ファイル名に漢字を使用するとIEではリンクが正常に働かないケースが見られたので,ファイル名はすべて半角英数小文字にすることにしました。

 使用するタグによって,ネスケとIEで表示のされ方に違いがないかなども見ていきましたが,この点はもうはっきりいってきりがないですね。その都度見栄えを確かめ,著しい差が見られなければよしとするしかないようです。

 ただ,地区の小学校に導入されているものは,ネスケはVer2.01のままですし,IEはVer2.0〜3.02と様々なので,これらのブラウザできちんと表示できるように配慮しなければなりません。


 それ以外にも,細かい事になりますが,全体としてまとまりのあるものにしていくためは,見出しや本文で使うフォントの色やサイズ,背景色,テーブルタグ,水平線の使い方など,形式的な事を決めておかなければならないです。


 html形式の資料作成は去年から始まりましたが,教科書に準ずる本格的なもの作っていくのは今年からです。

 今年作成するものが来年度以降のベースになるわけですから,全体の構成が分かりやすく,資料の追加・変更などの作業も簡単にできるよう,できるだけシンプルなものにしていきたいです。




 htmlは学校でも便利6
画像フォーマット(9月3日)

 郷土資料編集委員会のhtml資料作成部会が開かれました。

当初の予定では私の学校のコンピュータ室で行うはずだったのですが,急に使えなくなったため,となりのK小学校のコンピュータ室を借りて作業を行うことになりました。

 本日の作業は,html資料集に掲載するイメージデータの作成でした。

 教育委員会が保有している何十枚もの写真を,EPSON「GT-9000」にて,ひたすらスキャンしまくりました。今日の作業はそれのみです。


 ところで今日問題になったのは画像フォーマットの問題です。

 html資料に載せることだけを考えれば,”jpg”か”gif”にしておけば問題ないのですが,html資料集の中の写真や図表をコピー&ペーストしながら,レポート作成などの学習を行なわせることを考えると,地区のすべての学校において簡単に扱えるフォーマットにしておく必要があります。WINDOWS標準の”bmp”なら大丈夫でしょう。

 導入されているソフトが学校ごとに異なっているので,bmp以外のフォーマットでは,うまくいくかどうか心配です。

 ところが,ブラウザがサポートしているのはgifかjpgです。bmpは扱えません。

 うーん。困りました。

 結局gifかjpgのどちらかにするしかないようですね。gifは256色までしか対応していないので,jpgにしたいです。

 それでうまくいけば良いのですが。




 html資料作成部会とパソコンクラブ(10月1日)

 先日の日誌で,今日10月1日は,html資料作成部会とパソコンクラブが同じ時間に開催されるため,私はパソコンクラブの子どもたちの面倒をみれないと書きましたが,実は場所も同じだったのでした。つまりもhtml資料作成部会も私の学校のコンピュータ室で行われたのです。

  児童用パソコンを使って子どもたちが自己紹介ホームページ(HP)を作成している中,サーバーと教師用パソコンを使って,私達はhtml資料作成部会の作業を行いました。

 たとえ私がコンピュータ室にいたとしても,今日だけは子どもたちの面倒をみることはできないので,昼休みに子どもたちをコンピュータ室に集めて,先日用意した「自習用ホームページ作成マニュアル」を配布し,簡単な説明をしておきました。


 さて,まずはhtml資料作部会についてですが,事情によりみにてち氏が原稿を作成できなかったため,私とN先生が作ってきた原稿を検討しました。

 2人ともみにてち氏が作った「雛型」に準拠して原稿を作成したのですが,3人の原稿を比べると,文字のサイズや色,センタリングの使い方など,細かいところが微妙に異なっており,全体として一貫性がないものになってしまいました。最終的には3人が作成したページを一つにまとめて,”一冊”の「郷土学習資料集」として完成させる予定なので,それぞれの作者の好みや個性が出てしまってはいけません。

 そこで今日は内容よりも形式的な部分に重点を置いて検討していきました。今後は今日話し合った基準に従って作業を進めていくことになります。



 html資料作成部会の間,クラブの子どもたちのことは,同じ部屋にいたにもかかわらず,あまり気にしていませんでしたが,困っている様子も感じられなかったので順調に進んでいるのだろうと思っていました。

 ところが,部会終了後に子どもたちの作品を開いて見たところ,どうやらあまり進んでいないようです。

 今日は,絵と文章を組み合わせたHPを作る練習をさせようとしたのですが,練習とはいえ,題字や背景の模様などの絵を作る作業に夢中になってしまったようで,作った絵をhtmlに組み込むところまでたどり着けなかったようです。わずか1時間ほどの活動時間なので仕方がないところでしょうか。

 それから,作成した絵をgif形式で保存したり,ファイル名を半角英数で入力するのが今回もあまりできていませんでした。

 一つ一つのことはそれほど難しいことではないと思うのですが,それらすべてを間違えずに作業を進めるのは,子どもたちにとってはかなり難しいようです。

 そして今日配布した「自習用ホームページ作成マニュアル」は,おそらくほとんど読まれていないと思います。やはり子どもたちは見よう見まねで体得する方が得意なようです。


 このままでは,子どもたちの意欲が低下しそうで心配です。クラブの時間は子どもたちにとって楽しい場であってほしいと思うし,パソコンを使うことに苦手意識を持たせたくはありません。


 次回から”本番”の作業を始める予定だったのですが,軌道修正した方が良いかも知れません。





 html化すると役に立つのか?(2月4日)

 午後からhtml資料作成部会が開かれました。

 html資料作成部会とは「郷土資料集編集委員会」の一部門で,委員会が編集している書籍版「郷土資料集」をhtml化する作業を担当しています。

 これまでの作業で文章の入力はすでに終了しています。今日の作業は画像データの挿入です。

 これまでは書籍版の旧版(現行版)で使用されている画像データを使ってとりあえず作業を進めてきましたが,現在制作中の改訂版に掲載される新しい写真や図表が印刷所から戻ってきたので,それらを早速お借りしてイメージスキャナで取り込み,これまでのものと差し替えることにしました。


 これが思ったより大変な作業で,新しい画像データは全部で100枚以上もあり,それらをスキャンするのに4時間以上もかかってしまいました。

 しかし,やたらに時間がかかったわりには不満が残ってしまいました。考えてみれば当たり前のことなのですが,スキャナでコピーした画像よりも,書籍版に掲載されている画像の方がはるかに鮮明なのです。


 それで,ちょっと今日は考え込んでしまいました。

 私たちの部会の存在意義は何なのか。というか,書籍版をhtml化することにいったいどんな意味があるのでしょうか。

 html化するメリットは,ページ数の制限で書籍版には掲載することができなかった資料を掲載できるとか,書籍版に載っている画像より大きくて見やすいものを掲載できるとか,データを簡単にコピーできるので,画像入りレポートなどを作成するときに便利だとか,そのあたりにあるような気がします。私たちの当初の考えもそうでした。


 ところが,作業の過程で色々な不都合が生じ,妥協を重ねてきたために,結局現在作っているのものは内容的には書籍版とほぼ同一のものになってしまいました。しかも図表は文字がつぶれて見にくいし,写真は粗くてきたないです。

 これではちょっと情けないなあという感じです。画像が汚いのが致命的です。作った本人が言うのも何ですが,授業ではあまり役に立たないのじゃないかなあと思います。


 締切まであと3週間しかありませんが,せめて画像ぐらいはもう少し鮮明にしておきたいです。


 「こういう使い方ができます」と自信をもって提案できるようなものをつくっていきたいです。




 貴重なご意見(2月7日)

 「html化すると役に立つのか?」(2月4日)について

 書籍をhtml化することの意義について,アドバイスをいただきありがとうございました。

 自分の視野の狭さを痛感しました。

 たとえ今すぐ役に立たないとしても,ドキュメントを標準フォーマットである”html”で残すことで,OSや表示ソフトに左右されずどこでもいつでも同じように文書を見たり編集したりすることが可能になるので,将来的には重要な意味を持つのではないかということですね。

 私の頭の中にあったのは”明日の授業”のことのみで,そういう視点からの発想ができていませんでした。ありがとうございました。





 html資料集の紹介(2月25日)

 本年度最後の「郷土資料集編集委員会」が開かれました。最終日の今日は,1年間の活動の反省と私達が作った「html資料集」(郷土資料集のhtml版)の紹介を行いました。

 資料の内容を簡単に紹介したあと,サーバーへのインストールの方法及びクライアントからの閲覧方法を説明しました。本当は活用方法なども提案できると良かったのですが,そこまでの余力はありませんでした。

 感触としては,うーん,「ま,ちょっと無理かな」という感じです。クライアント(WIN95)からの閲覧は,多少の混乱はあったもののほぼ全員ができたのですが,サーバー(NT3.51)へのインストールはおそらく誰も理解できなかったのではないでしょうか。(苦笑)

 基本的には,htmlファイルをサーバー内の適当な場所にフォルダごとコピーし,共有の設定をするだけなのですが,NT3.51はユーザーインターフェイスがWIN3.1ライクだし,フォルダの共有設定は先生方には全く馴染みのない操作なので,とても難しく感じられるようです。

 たとえ編集委員の先生ができなくても,上記の操作ができる先生が各学校に1名いれば良いわけなのですが,実情はなかなか厳しいようです。もしかしたら私達が各学校を回ってインストール作業を行わなければならないかも知れません。


 この「html資料集」は,本日各先生方にお渡しするつもりだったのですが,掲載予定の写真の手配が間に合わなかったので,一部まだ未完成の部分を残しています。写真が届き次第その部分を作成し,各学校に配布する予定です。


 本年度抱えた数々の仕事もようやくほぼ終わり,締切に終われてあたふたする生活からも解放されそうです。




 航空写真(3月16日)

 ふう。やっと通知表が終わりました。

 成績処理は先々週の末に終えていたのに,先週一週間はほとんど何もせずに過ごしてしまいました。


 それにしても先週は疲れていました。

 以前飲み過ぎでちょっと肝臓を悪くして病院通いをしていた頃,毎日だるくて仕方がなかったのですが,その頃と同じような感じでした。というか,再発していたのかな。

 しかし幸いにも連休明けの今日はわりと調子が良いので単なる過労だったようです。


 ずいぶんストレスがたまっていたのは事実ですが,日誌でボヤいたり,愚痴メールを送りつけたりしたのは,恥ずかしい限りです。また,先々週から先週にかけてメールを送ってくださった方には,お返事も出さずじまいになってしまい申し訳ありませんでした。

 まったくそんなに疲れているなら日誌など書かずにさっさと寝れば良いのに,何故か日誌を書くエネルギーだけは残っていたようです。(2日さぼりましたが)


 さて,通知表が終わって気分もすっきりした今日は,今までずっと先延ばしにしていた「html資料集」(郷土学習資料集のhtml版)の編集作業に取りかかりました。

 残っている作業は,航空写真をスキャナで読み込み,該当部分を切り取って挿入する作業です。この作業が終われば完成です。


 ところが,作業を始めたとたんに困ってしまいました。8枚の航空写真はどれも同じような写真ばかりで何処を写した写真なのかさっぱり分からないのです。辛うじて分かったとしても,どこを切り取ればよいのか,そういえば私には分からないのでした。

 このhtml資料集は書籍版資料集をhtml化したものなので,すでに校正を終えて印刷所に送られている書籍版資料集を見れば分かるのですが,私の手元にはありません。

 しかも挿入すべき箇所は9つあるのに,写真は8枚しかないのです。どうやら1枚足りないようです。

 うーん。困りました。

 遅くとも昨日までにやっておかなければならなかった仕事なのに,今ごろになって,「わからん」「足りない」では済みませんね。

 とにかく何としてでも明日中に書籍版資料集の校正原稿を入手して,作業を終えなければなりません。



 いい加減この性格直さないと誰からも信用されなくなりそうです。







back 話題INDEXへ