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「テレビ会議初体験」の巻


 「テレビ会議」初体験(5月15日)

 昨日から「テレビ会議」に挑戦しています。

 昨年度まではネットワーク活用というとホームページ,メール,(テキストベースの)チャットなどしか念頭にはなかったのですが,今年3年生を受け持ってから考えが変わりました。

 1時間かけてやっと数十字の文章が入力できる程度の3年生のこどもにとって,テキストベースのやりとりはかなり無理があります。

 今年1月に5年生の子どもたちがこの方とチャットをしたときでさえ,子どもたちに自由に入力させるつもりだったのに,いざとなったら尻込みしてしまい,私が”代打ち”したのでした。ましてや3年生では,あいさつ程度のやりとりなら何とかなるかも知れませんが,限られた時間内で中身のある会話をすることはほとんど不可能でしょう。

 それにテキストのみのやりとりでは具体的なイメージを抱きにくいので,3年生のこどもではあまり興味が沸かないだろうと思います。


 そこで,対面しながら話ができる「テレビ会議(電話)」システムを導入できないかと思い,いつものように「窓の杜」で探した結果,どうやら「InternetPhone」「CU-SeeMee」が使えそうなので,ダウンロードしてみました。

 どちらも必要な機器はビデオカメラ&ビデオキャプチャーカード(またはCCDカメラ)だけなので,手持ちの機器を使えばすぐにできそうです。


 早速「InternetPhone」と「CU-SeeMee」をインストールし,1時間ほど試行錯誤しながら各種設定を行った結果,「InternetPhone」でも「CU-SeeMee」でも,私からの映像が表示され,音声も出力されるようになりました。

 ところがここで困ったことに気づきました。

 画面には汚い部屋の中で上半身下着姿でパソコンに向かっているところがバッチリ映っています。ぎゃー。

 うかつでした。服装にまで気を配らねばならないとは!

 面倒なのでとりあえずダミーの被写体をレンズの前に置いておくことにしました。


 さて,準備が整ったようなので,試しにあらかじめ用意されているチャットルームにアクセスしてみたところ,すぐにコールされたのには驚きました。

 とりあえず応答してみると,相手からの映像が徐々に表示されていきます。

 ・・・・・・・・・

 うわっ!

 ”真っ赤なブリーフ”です。しかも中で手がもぞもぞ動いている模様です。

 ゲッ!

 切断!

 その後片っ端から応答していたら,モロ出し(シコシコつき)にも出くわしてしまいました。

 まじまじ。

 気持ち悪う!

 うーん,こういう使い方もあるのかあ。

 どうやらフリーのルームには近寄らないほうが良いようです。


 受信状況は,映像が表示されなかったり,音声が聞こえなかったりすることもありました。今のところは,こちらの設定が間違っていたのか,相手の設定の問題なのか分かりません。



 最初に見た”真っ赤なもぞもぞブリーフ”に度肝を抜かれてしまい,今日は結局一言もしゃべらずじまいでした。

 「CU-SeeMee」の方は,うまく接続できなかったので明日にでも再挑戦します。




 ダミーの画像を見せているのに,すべて見られているような気がして落ち着きませんでした。





 「テレビ会議」初体験その2(5月17日)

 3日前から「InternetPhone」「CU-SeeMee」を試用しながら「テレビ会議」に挑戦していますが,時間を浪費するばかりでうまくいきません。

 昨日は,一昨日はうまくいかなかった「CU-SeeMee」のセットアップがようやくうまくいき,フリーの会議室に入ることができました。こちらはかなりまともで男性も女性も入り交じって会話を楽しんでいます。「InternetPhone」のような変態男の巣窟にはなっていないようです。私は英語がしゃべれないのでROMしているだけでしたが。(苦笑)


 まだまだ困った問題があります。フリーの会議室には入れるものの,特定の相手との一対一の通話の仕方が分からないのです。これができなくては全く意味がありません。

 「InternetPhone」のオンラインマニュアルには書いていない(ような気がする)し,「CU-SeeMee(試用版)」のマニュアルは英語なのでよくわかりません。というか,読む気が起こりません。

 もはやこれ以上試行錯誤しても手に負えそうにないので,やはり詳細な日本語マニュアルが必要かと考え,地元のショップで「CU-SeeMee」日本語版を購入してしまいました。CCDカメラとマイクが付属したもので22800円でした。


 さて,一対一の通話の仕方はマニュアルに分かりやすく書かれていました。IPアドレスを指定してやればよいのですね。ただし,ダイアルアップ接続の場合はプロバイダーから動的アドレスが割り当てられるので,その都度設定し直さければならないそうです。

 「CU-SeeMee」にはその作業を簡略化するためのアプリケーション及びディレクトリサービスが用意されているとのことなので,早速登録作業を行いました。


 うーん,しかし,何度セットアップし直してもエラーメッセージが出るばかりで,私に割り当てられた動的アドレスがちっとも表示されません。
Your E-Mail address and/or Password may be incorrect. You have not registered with Four11 or Four11 Sever is temporarily down.


 E-Mail addressとPasswordは間違っていません(たぶん)。サーバーは今ちゃんとつながっているのでダウンしていることはあり得ません。そうすると登録作業がうまくできなかったことになりますが,私はマニュアルに書かれている通りにやっているつもりです。

 ここですっかり行き詰まってしまいました。


 しかし,色々調べた結果,動的アドレスを知る方法を発見しました。

 Windowsフォルダ内のwinipcfg.exeを実行すると動的アドレスが表示されます。これを相手に知らせてやれば良いのですね。

 「CU-SeeMee」を始める前にメール(または可能なら電話)でお互いのIPアドレスを教え合わなくてはならないのが面倒ですが,とりあえず何とかなりそうなところまでこぎ着けました。

 もう疲れてしまいました。ふぅ。

 近いうちに2台のパソコンを使ってのLAN接続での通話とダイアルアップ接続での通話を試してみるつもりです。



 考えてみれば,最大の問題点は子どもたちの相手ができる「CU-SeeMee」ユーザーを見つけることでした。

 これも難航しそうです。






  実験失敗(6月7日)

 先月15日から始めたテレビ会議ソフト「CU-SeeMee」の,一対一での接続実験を行いました。

 私は現在,ノートPC,カメラ,モデムカード,そして回線をそれぞれ2つずつ持っているので,自分でやってしまえば良かったのですが,それではつまらないし,せっかくなら他の方にも覚えていただきたいと思ったので,H先生に実験相手を頼んでいたのでした。

 先週月曜日にカメラとソフトを貸し出したのですが,ようやくCCDカメラとCU-SeeMeeのセットアップがうまくいって,自分の映像を表示したり,フリーの会議室を覗くことができるようになったそうなので,今晩実験を決行することにしていました。

 H先生はいつも午後9時には寝る方なので,8時から行うことにしました。セットアップがうまくいったとは言っても,「回線速度が異常に遅い」「マイクが使えない」「IPアドレスの確認方法がわからない」などの問題点を抱えていたので,携帯で連絡をとりながら行うことにしました。


 さて,こちらの準備が終わり,時間も8時を過ぎたのでT先生のPHSにコールしました。T先生はろれつが回らずどうやら泥酔状態のようです。

fuku「もしもし,H先生ですか。」
H「ふぁ〜い。ん?」
fuku「fukufukuです。酔っ払ってますか?」
H「えへへ。まあね。」
fuku「大丈夫ですか?」
H「うーん,....大丈夫!」
fuku「そうですか。じゃ,始めますよ。」

以下,

H「えーと,...もう一度最初から言ってくれますか。」

H「うーん,...覚えきれないので,ひとつずつ言ってください。」

H「えーと,...あ,忘れちゃった。もう一度言ってくれますか?」

H「えーと....どこを見ればいいんだっけ?」

H「うーん,...そんなのどこにも無い! ん? あった,あった!」

H「えーと,...どこをクリックするんだっけ?」

H「えーと,...ちょっと待って。もう一度言ってくれますか?」

H「えーと,...あれっ!? あ,間違えた。」

H「えーと,...紙に書き留めるので,もう一度ゆっくり言ってもらえますか」

H「えーと,...変だなあ。もう一度やってみます。」


30分後,

H「もうダメだあ〜!」
fuku「どうしました?」
H「とにかくもうダメ!」
ガチャッ
ツーツーツー


 「CU-SeeMee」接続実験は失敗しました。




 再挑戦(6月8日)

 H先生は自己嫌悪に陥っていました。

 昨晩行なったテレビ会議ソフト「CU-SeeMee」の接続実験のことは,「全く覚えていない」そうです。

 やはり。昨晩のH先生は電話越しでもすぐ分かるぐらいに泥酔状態でしたから無理もないです。

 
 それで,今晩もう一度接続実験を行なっていただけることになりました。


 約束の8時半にH先生のPHSにコールしたところ,今日は意識がはっきりしており,なかなか調子が良いようです。


 まずは昨晩”夢遊状態”のときにやっていただいたはずの,回線やビデオ,オーディオなどの設定を確認しました。

 予想通り,というか,案の定,昨日お願いしたところは,メチャメチャに設定されていました。それらをきちんと設定し直していただいて,いよいよ接続実験再開です。


 アクセス開始後ほどなくしてH先生からの呼び出しメッセージが画面上に表示されました。

 接続完了です。今日はあっさり成功しました。


 各種機能の状態を調べてみました。

・ビデオ表示
 かなり遅いです。というか,ほぼ静止画状態です。やはりアナログ回線ではしんどいようです。

・テキストチャット
 大丈夫です。スムーズに表示されます。

・音声チャット
 私からの話は聞こえたそうですが,H先生からの話は聞こえませんでした。オーディオ関係の設定を再度確かめていただきましたが,別に異常はないようです。結局原因は分からずじまいです。



 次に,今度は私からダイヤルしてみました。

 ところが何度トライしてもつながりません。

 電話越しに一つ一つチェックしてみましたが,2人のパソコンの各種設定は,どれも同じように設定されています。

 うーん,何が間違っているのでしょうか?何か重要な設定を忘れてしまっているのかもしれません。

 結局これも原因は分からずじまいです。



 一応接続はできましたが,ビデオはほぼ静止画状態でしたし,アクセスも音声チャットも一方向のみ成功ということで,今回の実験は甘くつけて40点ぐらいかな。

 残念でした。






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