![]() 野外学習に行っている間に本年度第1回のコンピュータ研究委員会が開かれました。この研究会は,各学校のコンピュータ担当が参加し,コンピュータ室の運用や教員の研修について検討する事を目的として活動しています。 代理で出席した先生からいただいた要項と資料に早速目を通しました。 ビッグニュースは中学校に新機種が導入されることです。 私が勤務する地区の中学校には,8年ほど前にコンピュータ(PC9801VM2,HDなし)が導入され,おもに技術家庭科の授業で,BASICの簡単なプログラムを組んだり,FD版学習指導用ソフトや一太郎3などを使って学習していたのですが,本年度から新システムが導入されることになりました。 コンピュータ室だけでなく,特別教室にもコンピュータが設置され,それらが校内LANで結ばれます。また,インターネットへの接続環境も整うようです。 それから,本年度の活動計画の中で目立っているのは,教員向けの研修会が充実してきたことです。 基本操作の習熟が十分でない教員を対象とした初級コースから,コンピュータ室の管理運営責任者を対象とした上級コースまで,全5コースが設けられ,今後5年間のうちにどれかのコースを受講するよう呼びかける計画になっています。 一昨年と昨年の2年間で,地区の全小学校にコンピュータが導入されたのですが,おそらく,教員が十分に使いこなすことができない実状が大きな問題点として浮かび上がってきたための対策だと思われます。 5年計画というのは,ずいぶんのんびりした話のような気もしますが,研修の機会が増えるのはとにかくありがたいことです。 本年度は1校あたり5名の教員が参加することになっています。それらの先生方の取り組みが良い刺激となって,本年度あまり活用されなくなった私の学校のコンピュータ室に活気が戻るとよいのですが...。 ![]() 今年度第2回のコンピュータ研究委員会が開かれました。地区の各学校のコンピュータ担当者が集まる会です。(前回は野外学習のために欠席しました。) 今日は,4月からこれまでの各学校の校内研修会の実施状況と,この委員会の本年度の活動方針などが話し合われました。 校内研修会の実施状況は,学校によってかなりの差が見られるようです。 これまでに校内研修会を開いた回数は,各校平均1回程度でした。平均一回ですから,つまりまだ1回も実施していない学校もあるということです。また,実施した学校の中には,コンピュータを操作できる教員がいないために,他の学校の教員を講師に招いて研修会を開いた学校もありました。 ちなみに,校内研修会を一番多く実施しているのは,私が勤務するM小学校でした。これまでに3回開いています。 研修内容については,ほとんどの学校が,電源の入れ方など最も初歩的な操作や,学習指導ソフトウェアの基本操作の練習を行っているようです。どの学校もまだまだこれからという感じです。 私の学校も,機器やソフトウェアの操作練習を行ったり,活用のアイディアを紹介しているレベルですから,そんなに進んでいるわけではありません。 次に,この委員会の今後の活動方針が話し合われました。昨年度は,コンピュータ導入をめぐる様々な問題点やトラブルについて,業者の方にも参加していただきながら情報交換をしていたのですが,すべての学校に導入が完了した本年度は,どのような活動に重点を置くか決めかねていたのです。 話し合いの結果,各学校でのコンピュータ活用を促進するため,コンピュータ室及び機器等の管理運用のためのマニュアルづくりと,コンピュータを利用した授業の実施例を作成していくことになりそうです。 それから最近私が気になっているMS「NetMeeting」の話題も出ました。現在地区の2つの学校で「NetMeeting」を導入していますが,LANでの「NetMeeting」の導入は,やはり素人の手には負えないそうで,2校とも地元の業者さんに依頼して”無料”でセットアップしていただいたそうです。 「NetMeeting」はインターネット電話,チャットやホワイトボード機能の他に,プログラムを共有(&遠隔操作)する機能があるそうです。その機能を使うと,例えば一本の電子辞典ソフトを(合法的に)複数の人間が利用できるようになるそうで,とても便利です。これを利用しない手はありません。 早速,私も”無料”でやっていただくようお願いしたいと思います。 ![]() 第3回コンピュータ研究委員会が開かれました。この研究会は,各学校のコンピュータ担当が参加し,コンピュータ室の運用や教員の研修について検討する事を目的として活動しています。 コンピュータ担当とはいうものの,全員素人ですし,私も含めて”文系人間”の集まりですから,少々専門的な話題になると,用語の言い間違いや勘違い発言などが数多く飛び交います。 それでも何となく話し合いが進行していくのは,曖昧な部分を想像力を働かせて自分なりに解釈できる”文系人間”であるがゆえの強みではないでしょうか。不謹慎にもふとそんなことを考えてしまいました。 さて,本日も各校のコンピュータ研修の実施状況が報告されましたが,結果は前回とほぼ同じでした。 計画的に職員研修を実施している学校からは今回も実践例が報告され,それなりの成果を挙げているようですが,その一方で,いまだに職員研修がほとんど行われていない学校も数校ありました。また一段と学校間の格差が広がったようです。 そうそう,職員研修を行っていないにもかかわらず,最近コンピュータ室の利用が増えてきたとの報告もありました。 なるほど。コンピュータ室は冷暖房完備ですからね。 次に,各学校の問題点についての情報交換が行われました。その中で最大の話題となったのが,「サーバーが立ち上がらなくなった」との報告です。 赤い字で,”パリティ何とかエラー”というメッセージが表示され,サーバーが立ち上がらなくなってしまったそうです。これまでに3つの学校で起こっており,原因は増設メモリの不良(あるいは劣化)によるものらしく,メモリを差し替えたら正常に戻ったとのことでした。 それにしても地区の十数校のうちの3校で発生したトラブルですから発生率が高いです。 最後に,コンピュータ委員会の今後の活動計画について話し合われました。 本年度は,コンピュータ室の管理運用の仕方と,教科学習における効果的な活用法などについて研究を進めていくことになりました。 昨年度作成した研究報告書は,苦労して作成したにもかかわらず,先生方にとってはあまり役立つものとはなりませんでした。 本年度は,”単なる自己満足”あるいは”研究のための研究”になってしまうことのないようにしたいです。 ![]() コンピュータ研究委員会が開かれました。 各学校のコンピュータ担当者が集まるこの会では,毎回各学校の状況や問題点を話し合っていますが,会を重ねる毎に学校間の格差,つまりコンピュータを積極的に利用している学校とそうでない学校との差がどんどん広がっているような気がします。また,ある程度利用している学校においても,積極的に取り組んでいるのはごく一部の限られた人になりつつあるようです。 教員のレベルとしては,インターネットを行っている教員が10名以上もいる学校もあれば,Windowsパソコンを所有している教員がわずか2名(しかも初心者)しかいない学校もあるとのことで,この問題はそう簡単には解決しそうもありません。 これは私たちの地区だけの話ではなく,今の日本の実状を表しているように思います。 何千万円ものシステムを導入しても,それを扱える人がいなければ,コンピュータ室など,一年中鍵がかかったままの物置部屋にしかすぎません。 7月に無料でセットアップしていただいたMS「NetMeeting」ですが,ついに地元の業者さんから「無料セットアップお断り」との連絡があったそうです。2人がかりで3時間近くかかる作業なので,地区のすべての学校に対して無料で行うことはできないとのことです。 結果的には早い者勝ちだったようで,何万円もする作業をタダでやっていただいたのは私の学校を含めて4校だけでした。助かりました。 夏休みにWebサーバーを構築したことについて,SEのかわしまさん,山口さんなどからアドバイスをいただいていたので,サーバーに手を加えることについて,業者さんとの契約条件はどうなっているかたずねてみました。 しかし,この会のキャップの先生(地区の小学校のコンピュータ導入に直接関わっている方)も,どのような契約がなされているかよく分からないとのことでした。 アプリケーションや機器等を追加増設してはいけないということはないだろうが,業者がサポートしてくれるのは導入時の環境のみのはずだから,その他のことは各学校が責任を負える範囲で行って欲しいとのことでした。 まあ当然といえば当然の見解でしょうか。 とにかく今のシステムが崩壊してしまったら,私には手に負えないことは明らかですし,業者さんに依頼すると何万円あるいは何十万円もするそうなので,今後はもう少し慎重にやることにします。 ![]() 午後から本年度第一回の「パソコン利用教育研究会」が開かれました。この会には私は昨年から参加しています。 地区内の小学校に初めてコンピュータが導入された平成7年から研究が始まり,昨年度までは,おもに各種アプリケーションの紹介や活用法の研究を中心とした活動が進められてきました。 毎回各学校(というか個人レベルですが)でのユニークな実践が紹介され,ずいぶん参考にさせていただいたのですが,今年はがらりと方針が変わってしまいました。 本年度9月より地区内のすべての中学校に専用線接続でインターネットが導入されることになったため,本年度はネットワークの活用を中心とした研究を進めていくことになりました。 代表格のI先生によれば,「もはやスタンドアロン的な使い方でのコンピュータの活用法を考える段階ではない。これからはネットワークだ!」そうです。 うー。あまりの進展に目が回りそうです。 研究のレベルを向上させる,というか,先進的なものを追求していくのであれば,「これからはネットワーク」という考え方は的を得ているのでしょうが,現在の環境での活用法を深めていく方向もまだまだ捨てがたいような気もします。 ![]() 「パソコン利用教育研究会」が開かれました。この研究会は,有志の方が日ごろの実践を発表するかたちで進められており,私は昨年度から参加しているのですが,毎回色々なアイディアや情報が得られ,ずいぶん参考になっています。 本年度は「ネットワーク活用」を研究テーマとして活動を進めていくことになりました。 文部省によると,平成15年度までに全国すべての学校にインターネットを導入する計画が進められています。ですから「ネットワーク活用」を研究テーマとして取り上げることは時代の流れに沿った妥当なものであると思うのですが,私たちの地区においては,LAN(室内LAN)はすべての小学校で組まれているものの,インターネットは今のところ(表向きは)一校のみであり,どんな場面でどのように使っていくかとういう具体的な話になると,まだまだ手探りの状態という感じです。 ささやかながら私自身もこれまでに「ネットワーク活用」の試みとして,ホームページ作成・閲覧,チャット,電子メールなど,色々試しているのですが,どれも今ひとつしっくりきません。 ホームページ作成は,自己表現の手段としてたいへん有効であると思いますが,クラブ活動だからこそできたものであり,小学生が日常的に取り組むのは困難だと思います。ホームページ閲覧は,操作は簡単ですが,実際には役に立たない情報が多すぎて使いづらいです。チャットや電子メール(LAN内)は,キー入力(日本語入力)をしなければならないことが小学生にとっては大きな障害となりますし,文字を媒体にすることから直感的に分かりづらい面があります。 このように,ネットワークを使うことにより色々な可能性が見えてくるものの,実際に使いこなそうと思うと,どれも子どもたちにとっては難しい面があり,大人のように簡単には使いこなせません。 そんな中,私が最近注目しているのが,「CU-SeeMe」などの「テレビ会議」システムです。 以前チャットのお相手をしていただいた方や,つい最近では読者の方からのメール(お返事遅れがちで恐縮です)にも書いてありましたし,以前から気になる存在でした。これなら煩わしいキー入力(日本語入力)などしなくても良いですし,相手の方と直接話をするような感覚でやりとりできますから,小学生でも気軽に取り組めそうです。 重すぎて映像表示が困難なら,「NetMeeting」などを利用したインターネット電話(音声のみ)なども面白いかも知れません。 この線で少し情報収集してみたいと思います。 ![]() パソコン利用教育研究会に出席しました。 この研究会は,月に一度のペースで開かれていますが,研究というよりも各個人の実践を紹介し合うことを主な活動内容としています。私は昨年度から所属しています。 今年のテーマは「ネットワーク活用」です。 現在地区内のすべての小中学校のコンピュータ室にLANが組まれており,本年度より中学校に,そして2年後には小学校にもインターネットが導入されるので,その活用法を考えていくことを中心に活動しています。 先月はLAN環境におけるWeb活用の実践紹介が行われました。 今月は,同じくLAN環境におけるメール活用の紹介が行なわれました。とはいっても具体的な事例紹介ではなく,メール送受信のやりかたの紹介(あるいは練習)だったので,あまり面白くはありませんでした。 発表の内容には少々がっかりしたのですが,この学校の設備にはびっくりしてしまいました。 今回の研究会が開かれたはG中学校は,昨年度リース替えが行なわれたばかりで,最新設備が整っています。コンピュータ室に40台,それから各教室にも1台ずつあるようで,それらがLAN接続されています。メールの他に掲示板や会議室なども設置されており,目的に応じて個別に,あるいは多数を相手に意見交換,情報交換ができるよう運用されています。 また秋からは専用線を引いてインターネット接続されるとのことで,公開用ホームページが整備されつつある状態でした。 この学校のように校内LANの環境にインターネットが加わってくると,サーバーは校内LANの統括と外部への窓口としての機能を要求されるわけで,改めてその重要性を認識させられました。考えてみると私の学校のサーバーなどは,一応Webサーバーを組んではいるものの,実質的にはほとんどファイルサーバーとしてしか機能していません。 しかしそれを管理運営するのも大変ですね。私たちの学校に同じような環境が導入されたときのことを考えると気が遠くなりそうです。 私一人ではとてもできません。 2日連続で午前4時からの準決勝を見てしまったため,昨日はダウンしてしまいました。 ダウンするのは分かり切っていたのですが,4年に一度のお祭りですから,見逃すわけにはいきませんでした。 今日も眠いです。 ![]() 午後から「パソコン利用教育研究会」に出かけました。 この研究会は月に一度のペースで開かれ,会員の実践を紹介し合うかたちで活動が進められています。 今年のテーマは「ネットワーク活用」です。現在地区内のすべての小中学校のコンピュータ室にLANが組まれており,さらに,本年度より中学校に,そして2年後には小学校にもインターネットが導入されるので,それらの活用法を考えていくことを中心に活動しています。 今回も,前回に続いて,中学校におけるWeb活用の実践報告でした。生徒が作ったスライドショーが紹介されました。 それにしても驚きました。「PowerPoint」で作成したファイルはブラウザから読み込むことができるのですね。今日初めて知りました。htmlよりも「PowerPoint」の方が表現力は断然上回っていますから魅力は大きいです。 家に帰ってから早速試してみたのですが,できるのはIEのみで,残念ながらネスケ上では開くことができませんでした。他にもブラウザから開くことができるファイルはないかと色々試してみたところ,「一太郎」や「Word98」のファイルもブラウザから見ることができました。ただし,「Word98」もネスケからは開くことができませんでした。また,フリーソフトはすべて駄目なようです。 「PowerPoint」はもちろんですが,「Word98」や「一太郎」などワープロソフトにおいても,わざわざアプリケーションソフトを起動し,ファイルの読み込み作業を行わなくても,トップページにリンクをはっておけば,それをクリックするだけで見ることができるわけですから,使い方しだいではなかなか役に立ちそうです。 ただし,画面上には現れないものの,おそらくプラグインのようなかたちで該当するアプリケーションを立ち上げているのでしょうから,現在の環境でCPUパワー(133MHz)やメモリ(24MB)が足りるかどうかの心配もあります。 少年サッカーの監督をやっていた頃,子どもたちにとって,あこがれの背番号は10番と11番でした。「キャプテン翼」の翼と岬です。 今ならやはり9番かな。もしかしたら8番かも。 ![]() 午後から「サーバー管理」の研修会に飛び入り参加しました。 この研修会は教育委員会が主催する研修会の一つで,コンピュータ室管理者を対象とした講座なのですが,私は講師の立場で別の研修会を出席していたため,過去2回は受講できませんでした。最終日の今日だけは日程の都合がついたので,ちょっと覗いてみました。 予告では,研修内容は「昨年度の続き」,受講対象者は「昨年度も受講した教員」とされていたですが,いざ参加してみたら研修内容は昨年度と全く同じでした。どうやら上記の条件があったにも関わらず,受講者の顔ぶれが大幅に入れ替わってしまったのでしょうね。昨年度受講してみたもののさっぱりついていけなかったので役に立たなかったという声も聞かれましたし,私のように他の研修会の講師をやらされて出席できなかった方も多いのじゃないかと思います。 それで私は,目新しいこともありませんし,飛び入り参加の立場なので実際に自分が操作することもできませんから,手順の説明だけ(それでも45分間)聞いて帰ってしまいました。 ところでこの講座では,WindowsNT4.0Serverのセットアップ,Lan構築,IIS(Microsoft Internet information Server)のセットアップなどを実習しているのですが,個人的には大変興味があるものの,小中学校のコンピュータ室管理者が行う研修内容としては不適切ではないかと思っていました。 私たちの地区の小中学校の場合(他の地区でも同様だと思いますが),サーバー及びLANは最初から組まれているので,教員がセットアップする必要はありません。トラブルのサポートはもちろん業者の方にやっていただくことになっています。中学校においては業者による定期メンテナンスも行なわれています。 それに,コンピュータ室内のみのLAN環境において,Webを閲覧するのに,Webサーバー(IIS)をセットアップしてアドレス指定などという面倒なことをする必要はありません。最初から組まれているネットワーク機能(Net BEUIによる?)を使って直接ファイルを指定してやれば事足ります。しかもファイル指定ならば,現在インストールされているIE3.02からなら,ファイル名が”日本語”であっても開くことができますから,子どもたちにホームページを作らせることを考えると,むしろファイル指定のほうが好ましいとも言えます。(それなのに自分の学校にIISを導入したのは,ただ単に私の好奇心からです。(笑)) ところがあれから一年を経て,私の考えも変わってきました。 今秋から地区の全中学校が,2年後には小学校でも,インターネットに常時接続されます。しかもホームページを公開することを前提として,ドメインも取得します。 そこまで話が進んでいるとなると,例え業者任せにするにしても,自分の学校で運用されているシステムの基本構成や機能を知っておくことは,もしかしたらとても大切なことなのかも知れないと思い始めています。というよりも,知ってなきゃホームページの公開などできませんよね。 ところが,このレベルの研修になると,受講者の方にとっては相当きついようです。Windows95の操作ぐらいはそこそこできる方が集まってきているはずなのですが,それでも,NTserverやIISとなるとギャップは相当大きいようです。 例えば私の学校では,私が出れない代わりにH先生にお願いしました。H先生はちょうど3年前の夏に私の勧めでパソコンを買った方です。買わせた責任をとって,周辺機器のセットアップ,Win95へのアップグレード,インターネットの設定,LANの構築など,事あるごとに何度も家に足を運んでお手伝いし,今ではこれらのことをすべて自分でできるようになりました。それでもこの研修会では「言われたとおりにやってはいるものの,今自分がいったい何をやってるのかさっぱり分からない」とこぼしていました。 考えてみると,私にも大いに責任があるかも知れません。H先生はパソコンにはずいぶん興味を持っていて,日頃自宅でいろいろいじっているのですが,コンピュータ室のサーバーについては,なるべく触らせないようにしてきました。もちろんそれはH先生の失敗をフォローできる自信が私には無いからです。そういう意味では私もまだまだ勉強不足です。とは言っても,もうこれ以上はやりたくありませんが。(苦笑) しかしこれからはもう少し触ってもらうようにしなくっちゃ。 ちょっと反省ぎみです。 そう言えば,私の学校のwwwrootは,クライアントからページを修正したり,ノートパソコンからのファイル転送を簡単に行なうために”everyoneフルコントール”にしている(爆)のですが,やはりこれはちょっとまずいですね。 早寝早起き生活に挑戦中です。 早起きして出勤前に日誌を更新し,夕方以降はWebめぐりに専念しようと思っているのですが,一昨日,昨日と日誌更新を出勤後に持ち越してしまい,早くも挫折気味です。 出勤前に書ききれなかった部分を,空き時間や授業の合間にちょこちょこと書いてアップしたのですが,やはり学校からのアクセスは少々問題ありですね。 来週から授業も本格的に始まるので,そろそろ自粛しなくっちゃ。(努力目標) ![]() 午後から,地区のコンピュータ研究委員会が主催するネットワーク活用研修会に出席しました。内容は,今月から始まった中学校でのイントラネットの活用法と問題点についてです。 中学校でのイントラネットの話は,一昨日,私たちの学校での研修会でも取り上げましたし,日誌にも何度か書いてきましたが,コンピュータ担当者の間では今この話題で持ちきりなのです。 何しろ地区の中学校は,今までは7〜8年前のパソコン(当然DOS環境)を細々と活用していたのに,本年度からいきなり, コンピュータ室にサーバー3台とパソコン40台 各教室に1台ずつのNetPC(計二十数台) 他に,ノートパソコンが10台 なのです。これらが校内LANで結ばれ,外部とは専用線で接続されています。 この環境は,現時点では全国で最も先進的なシステムです。いずれマスコミ等で取り上げられる機会もあろうかと思いますが,この日誌のことを関係者に ところで今日の研修会で特に話題となったのが,「子どもたちにとって有害な情報をどのように排除していくか」ということでした。 導入時に採用した対策は,WebSENSE3.11というフィルタリングソフトを使っての排除なのですが,実際に試してみたところ,たとえフィルタリングしても,アクセスできるサイトはいくらでもあり,ザルに等しい状態(暴言か?)なのだそうです。この問題が解決するまでは,子どもたちに気軽にPCを使わせるわけにはいかないと,中学校の先生方はかなり頭を悩ましているようでした。 今日の議論では,検索の際にはYahoo!きっずやこねっとgooなどの子ども向け検索エンジンのみを使わせることにより,有害情報を簡単に探し出せないようにして,運用していくことになりそうです。それでもURLを打ち込みさえすれば繋がってしまいますからベストとは言い難いですが。 ところで,私個人としては,古い考えかも知れませんが,小中学生がポルノ,ドラッグ,ハッキングなどの情報に触れることは好ましくないと考えています。 以下のカテゴリについて,みなさんの考えをお聞かせ下さい。 (カテゴリ)
(私はform postしか使えません。ご面倒だと思いますが,お願いいたします。) 小中学生がアクセスすることについて, 具体的なご意見がありましたら,掲示板にご記入,あるいはメール(日誌に掲載の可否を添えて)をいただけると幸いです。 ところがこれだけのシステムを運用するのに専任の教員はいません。つまり学級担任など,普通の先生が片手間にやっているわけで,その点が大いに問題ではないかと個人的には思っています。 ![]() 9月8日に行われる「パソコン利用教育研究会」の発表の準備を始めました。 今年の「パソコン利用教育研究会」は,中学校でのイントラネットの話題一色でここまできたのに,今回,小学校の私が発表することになってしまい,なんだかちょっとやりづらいなあという気持ちです。 発表テーマは「子どもたちが作るホームページ」です。 1年前なら,内容はどうであれ,子どもたちがホームページを作るということは,かなり目新しい試みだったのですが,中学校にイントラネットが導入された今となっては,ホームページを作ることなど,ワープロで文章を書くのと同じぐらいにごく普通の作業と言えるでしょう。実際MS「WORD」を使えば,全く意識することなくhtmlファイルができてしまいます。 それでも,中学校でのイントラネットはまだ始まったばかりですし,小学生にホームページを作らせるケースはまだまだ珍しいと思うので,工夫したこと,というか,苦労話などをまとめていこうかと思っています。 ![]() 「18禁サイトを見せても良いか」アンケートにご協力ありがとうござます。大変興味深く拝見しています。掲示板やメールでもご意見をいただき感謝感激です。 さて,アンケート結果を報告します。 回答者総数は,掲示板・メールでの回答を含めて66名,そのうち,ご意見が不明な方(3名)は集計対象から除きました。また,「うらやましい...許せん」のみのご回答(2名)も,可否の判定ができませんので,これらも除きました。したがって61名の方を集計の対象としています。 男女別では,メールアドレスやホームページから判断して,男性の方が41名,女性の方が15名,性別不明な方が5名です。 カテゴリは以下の通りです。 (カテゴリ)
上記のカテゴリについて,(学校から)小中学生がアクセスすることについて, すべて可 11名(18%) 一部は可 24名( 39%) すべて不可 26名(43%) でした。 それから,「うらやましい...許せん」とのご回答は4名でした。(私もです。(笑)) 何らかの制限をするべきだと考えている方が8割を占めました。予想以上の高率でした。少々古いデータですが,昨年1月ごろ行われた,Impress「Internet Magazene」での「ホームページのわいせつ画像は取り締まるべきか?」というアンケートでは,取り締まるべきではないとの意見が圧倒的だった(YES−121,NO−457)ので,これに近い線で結果が出ると思っていたのですが,今回の場合は自分自身(大人)のことではなく,子どもたちのことですから,教育的な視点からお考えいただけたのだと思われます。 さらに男女別に見ていくと,かなりはっきりした違いが表れました。 すべて可 男10名 女1名 不明 0名 一部は可 男17名 女5名 不明2名 すべて不可 男14名 女9名 不明3名 女性の回答者のほとんどが,「すべて不可」,あるいは「一部のカテゴリについては可」という回答でした。特にお子様がいる方,つまり母親の方の大半は,「すべて不可」という回答でした。ちなみに父親の方はご意見がバラバラでした。 また,カテゴリ別の集計結果は以下の通りです。「すべて可」と答えた方はそれぞれのカテゴリに1ずつカウントしました。 成人娯楽は可 21名 性行為は可 11名 非日常的な性行為は可 11名 違法薬物は可 15名 ハッカー関連は可 16名 軍事・テロは可 22名 犯罪行為は可 15名 「すべて可」と答えた方が11名いるので,それぞれのカテゴリに+11ずつカウントされています。したがって,「性行為」や「非日常的な性行為」を可と答えたのは,「すべて可」と答えた方のみです。 「成人娯楽」については,週刊誌等でもヘアヌードが掲載されていますし,子どもたちが日ごろ目にしている可能性も高いでしょうから,時代の流れとして,まあこれくらいは良いのじゃないかということでしょうか。 「軍事・テロ」については,あまりにも子どもたちの生活からかけ離れていて,実際に行動にうつす心配はほとんどないので,見せても実害はないということでしょうか。 私が有害情報を小中学生にアクセスさせるべきではないと考える最大の理由は,これらの情報が子どもたちに及ぼす悪影響は相当に大きいような気がするからです。 みやもさん(掲示板)がおっしゃるようにネットで知り得た情報が何かの”引き金”になる可能性は確実にあると思います。例えばアブノーマルなセックスのページを見て,セックスをただ単にお遊びとしてとらえる感覚ができてしまったり,ドラッグや犯罪関連のページを見て,興味本位に実行にうつしてしまう子どもも出てくるような気がするのです。すぐには実行にうつさなくても,長い年月の間に蓄積され,精神がゆがめられてしまう心配もあります。もちろん子どもたちにだって倫理観や判断力はありますから,ほとんどの子にとっては大丈夫なのでしょうが。 龍成さんやLIONさんも掲示板で触れていますが,こういう問題は子どもたちがどんな情報に触れているかが分かれば,適切なフォローによって決して解決できない問題ではないと思うのですが,現状では学校においても家庭においてもそれはかなり困難なような気がします。 いくら学校で制限しても,家庭でインターネットをやっていれば,それらを排除することなどできないわけなのですが,それでもやはり学校からはアクセスさせたくないのは,あやさんがおっしゃるように,何か起こったときに学校の責任が問われるという極めて現実的な問題もありますが,それよりも校内の風紀を今まで通りに維持していきたいという理由が大きいです。 とんさんが掲示板に書かれているように, 「たとえばそれと同じ情報が載っている本を持ち込んだら怒られるようなものは、やはり学校ではまずい」 です。 ポルノ雑誌が教室で平然と回し読みされるような学校にはしたくありませんから。 ふぅ。 今回は,考えがまとまらない部分もあって,集計と考察にずいぶん時間がかかってしまいました。 今日は家に帰ってからずっと調子が良いです。 夏休みからずっと気にかけていたとはいえ,仕事が一つ終わっただけで,こんなにも気分が良くなるなんて,私はとことんプレッシャーに弱いタイプです。 ![]() パソコン利用教育研究会で実践発表を行いました。テーマは「子どもたちが作るホームページ」です。 毎度のことながら,人前でしゃべるのはどうにも苦手で,とても緊張してしまいました。 しかもこの研究会には,地区のコンピュータ導入事業に直接携わっている方など,私よりも格段に知識がある方も数名います。思い起こせば,NTserverの活用法やWebサーバーのセットアップなど,システム運用の根幹に関わる部分はすべて今日出席したI先生にアドバイスいただいたのでした。 何だか大学のゼミで,指導教官を前にしてレポート発表をしている学生のような気がしてしまいました。 ですが,今までと比べてラッキーな点もありました。 これまでコンピュータ関連で私が話をした相手は,子どもたち,研修会の受講者(校内と地区),PTAなど,どちらかというと初心者の方ばかりでしたから,相手のレベルを考え,用語の使い方にも注意を払いつつ,全員に分かるように説明する必要があり,それなりに準備も大変だったのですが,今回の聞き手は分かる方ばかり(もちろん分からない方もいますが,話のレベルを下げる必要はない)なので,その点はずいぶんラクでした。 しかしながら,いい加減なごまかしができないという辛い状況でもありました。(苦笑) 今回はレポート作成も手抜きしてしまいました。 それにしても,地区の先生方の間では「Netscape」はとってもマイナーな存在のようで, 「Communicatorはタダ(無料)なのですか?」 「どうやって手に入れることができますか?」 「IEと比べて表示がおかしくなりませんか?」 などの質問をいただいてしまいました。 とにかく,今夜は気分最高です! 「最高」といえば,いまだに思い出すのが中学校に勤務していたときの話です。 高校に提出する内申書の所見文を書き,上司の方に見ていただいたところ, 「あなたのはサイコーですね。」 「そうですかぁ。えへへ。」 「ええ,”再考”です。」 ガッカリ。こんなときにつまらん駄洒落をいうのはやめてもらいたいです。 最初から書き直す羽目になり,家にたどりついたのは午前1時でした。 |
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