Lynxでアクセシビリティチェック

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Lynxでアクセシビリティチェックをする

Lynxの基本操作については、「Lynx for Win32(日本語版)の使い方」を参照して下さい。

出来るチェック、出来ないチェック

Lynxを使うことで、出来るアクセシビリティチェックは、

一方、出来ないチェックは、

です。これらのチェックについては、Internet ExplorerやNetscape等のグラフィカルブラウザで行って下さい。

画像に対するalt属性についてのチェック

画像については、alt属性がなければ、画像のファイル名がそのまま表示されます。
alt属性があれば、その内容が表示されます。
具体例を見てみる

すなわち、
ファイル名が示されている場合は、alt属性が抜けている
読んでみて意味が通じない・読みづらい場合は、alt属性の内容が不適切ということになります。

なお、イメージマップの場合、area要素にalt属性がないと、リンク先のURLがそのまま表示されてしまいます。

色に頼っていないか

テキストの表示は、文字色・背景色の指定は無視されます。グレーの背景に黒文字です。強調部分(薄い青)とリンク部分(青)については、別の色で表示されますが、これは、機能として色を変えているだけです。
具体例を見てみる(2)

すなわち、実際に強調したい部分が黒のままの場合、そこは色の変化で強調しているように見せかけているだけと判断がつきます。

文章構造のチェック

Lynxの場合、h1要素は中央に、h2〜h6の要素は数字の小さな順に左から表示されます。すなわち、見出しがつけられているかをチェックすることが出来ます。

また、テーブルでレイアウトをしたり、スタイルシートのposition属性でレイアウトをしている場合、ソースの上から解釈されます。読んで意味が通りづらい場合は、文書としての構造がおかしいことになります。

スタイルシートで、文章構造が崩れた例

キーボードのみで操作できるか

Lynxの場合、マウスなどのポインティングデバイスが使えません。ポインティングデバイスが使えない場合、入力用デバイスとしてのキーボードはとても重要になります。
また、ロールオーバー効果に依存していないかもチェックできます。

フレーム、各種スクリプトへの代替手段の有無

フレームについては、noframes要素がないと、なんのことだか全くわからなくなります。記述があっても、ノンフレーム版のURLが張っていない場合、無意味です。
「このページを見るのには、フレーム対応のブラウザが必要です」とだけ書いてあるサイトも多いのですが、ダメですよ!

フレームを使った悪い例

また、ナビゲーションをJavaScriptやFlashに頼っている場合、Lynxではリンク先に移動することが出来ません。ここのサイトでも、別ウィンドウを閉じる操作にJavaScriptを使っているので、「閉じる」というリンクは無効になっています。

JavaScriptの場合は、<noscript>で代替手段を用意するようにします。無理なら注意書きぐらいはしましょう。Flashの場合は、HTML形式への書き出しをすることで、全く操作できないという状態を回避することが出来ます。


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