訪問者に優しいWebサイト作り

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 訪問者に優しくないWebサイトが多い理由

WWWサーフィンをしていると、使いづらい、読みづらいといった訪問者に優しくないWebサイトが多く目につきます。これは、個人サイトだけでなく、団体や企業のサイトでも同じような傾向です。
どうして、このようなサイトが氾濫しているのか?その理由をいくつか挙げたいと思います。

訪問者としての視点の欠如

実際にWebサイトを作っていくと、デザインや仕掛けという「仕上がりの美しさ」という点にとらわれがちです。つまり、制作者としての視点だけでWebサイトを評価してしまいがちなのです。「訪問者がWebサイトを見てどう思うのか?」ということを忘れがちなのです。
初めてWebサイト作成する前、いかにもテクニックに溺れているサイトを見てどう思いましたか?そして、使いづらいなと思ったサイトに対して、どのようなイメージを持っていましたか?
Webサイトを閲覧するだけの立場だった頃の自分を思いだして欲しいと思います。 

目的をはき違えている

Webサイトを作る目的は、自分が持っている情報や思いを伝達したい、お金を儲けたい、仲間を作りたいetc.でしょう。これらを実現するための手段の1つとして、Webサイト作成があります。
ところが、Webサイトを作ることそのものが目的になっているのでは?というWebサイトも多いです。テクニックをふんだんに使っているけど、内容が薄いWebサイト。何を伝えたいのかがわからないのです。

目的をはき違えている原因は、ホームページ作成本にもあります。
テクニックを紹介するだけに終わっていて、どのように使えば効果的なのか、どうしてその技術が必要なのかという観点がないのです。
また、そのような本の内容を鵜呑みにしてしまう制作者も多いし(かつての私がそうでした)。

印刷物のデザインと混同する 

これは、Webデザイナーが犯しがちな勘違いです。Webデザイナーというのは、DTPで印刷物のデザインを学んできた人がWebデザインもという感じでやっていることが多いのです。
印刷物のデザインは見るときの大きさが一定しているという前提でします。その感覚を引きずって、見るときの大きさが様々なWebサイトのデザインをすると、「文字サイズの固定をしたせいで読みづらい」「重たい画像ファイル使いまくり」「640×680の解像度で横スクロール出る」という罠にはまってしまいます。
印刷物で培ったデザインセンスはWebに応用できても、そっくりそのままは適用できないことをお忘れなく。

Webデザインは足し算ではない

プロのWebデザイナーでない、一般の制作者の場合、Webデザインを「足し算」としてとらえがちです。自分のサイトのデザインをよくするために、「多くの色を使いたい」「仕掛けを多く使いたい」「画像を多く使いたい」等々・・・。でも、それがそもそもの間違いなのです。
サイトの設計をするときに、どのような色使いやデザインにするのか、技術はどのようなものを取り入れるのかを考えると思います。そこから、実際に作成するときに不必要だと思う要素を「引き算」していくのです。
「足し算のデザイン」から「引き算のデザイン」へ。この発想の転換ができるかで、Webサイトのcoolさは決まると思います。
デザインセンスがない自分には辛いのですけど・・・。

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