CES海の環境教育プログラム-アクティビティ アウトライン


プログラム名:サンドキャンドル

概 要:
・海岸で貝がらやサンゴなどの漂着物を拾い集め、それを使って、海岸の砂を型にしたオリジナルのキャンドルを作る。

■実施条件:
対象:小学生〜大人
季節:一年中
天候:風が強いと野外で作るのはきびしい。
人数:一人のスタッフで6〜8人ぐらいが適当。てきぱきと終えるには、一つのコンロだと5人ぐらいが限界
所要時間:1時間から3時間

■準備:
□ろうそく □ろうそくの芯 □ちびたクレヨン □空き缶 □なべ □こんろ(大勢の場合炭を使えるバーベキューグリル) □鍋つかみ(もしくはペンチなど) □割り箸 □トンカチ □トンカチをうつ台
□バケツ □霧吹き □水 □完成品のサンプル

■組み立て
1.海岸をビーチコーミングしキャンドルに埋め込む材料(貝殻など)を収集。
1’室内で作業する場合はバケツに砂(細かく美しい砂がベター)を採集。
2.砂をぬらして、穴をあけ、キャンドルの鋳型を作る。穴の壁に採集した貝殻等を配置する。穴が大きいとうまく燃えないしロウもたくさんいるので小さめに作るようにアドバイスするとよい。
3..ろうそくをトンカチで細かくし、芯を抜き取る
4.割り箸等を使って、芯を真ん中に配置する。
5.湯煎でロウを溶かす。古いクレヨンで色を付ける(ハーブ等で匂いをつけても良い)。
6.作業中、採集したものについて適宜解説。
7.ロウを流し込む。
8.完全に固まるまで30分以上かかる。
9.感想を言ってもらったり、ワークシートに記入するなどのまとめをして終了。

※キャンプなどのプログラムの一部として行うなら、夜に火をともして行う活動(ふりかえりなど)につなげても良いと思う。
教材
・サンドキャンドルを作ろう(1995)
・漂着物クラフト「こんなものをあつめよう・よういしよう」チェックリスト(1995)

■参考資料
・Nature Craft for Kids A Sterling/Lark Book


<テーマ-ゴール-オブジェクトの設定例>

テーマ:
・海岸にはいろいろな漂着物がある。
・自然の素材で遊ぶと面白い。
ゴール:
参加者は、
・素材集めの過程で、漂着物が多様であることを知る。
・自然の素材で遊ぶと楽しいと感じる

オブジェクティブ:
・キャンドル作りに使った漂着物が何であるか言える(少なくとも一つ)
・またやろうとするとき作り方を思い出せる。
・キャンドルを使うとき八丈島を思い出す。

copyright : FuruseK. CES 1995 ※転載等の二次的な利用についてはお問い合わせ下さい。

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