■実録!列車の旅 byまx
さて、今日は移動日。デリーからヴァラナシィに行く日である。
我々はパハルガンジーを後に、ニューデリー駅へと向かった。
そう、デリーには駅がふたつあるのだ。
ニューデリー駅だと2階に、外国人用オフィスがあって切符をとりやすい。
ついでに、旅行者がいっぱいいるので情報交換もできる。
閑話休題
我々は、前もって買っておいた切符を見てホームを探した。
そこには・・・・Delayed(遅れる)と書いてあった。(やはり)
某旅行情報誌によると、
”インドの電車はそんなに遅れない”
と書いてあるが、自分の経験から行くと平均3時間ぐらいは違うようだ。
あと、来るといったホームに電車が来る確率は3割あるかなあ、ってとこで、ここでもいやがおうにもインドを感じさせてくれるのであった。
しょうがないので、我々はホームで待つことにした。
日本の駅と違って、別に切符がなくてもホームまでいける(というか改札らしきものはない)
そんなわけでホームにも物乞いが結構いて、外国人であるところの我々は格好の的となる。
それでもすみっこの方に目立たないように、なおかつ座れるぐらいきれいな場所を見つけて座っていた。
5時間程待って、ホームを探すことにした。
来るはずのホームは、3つ先のはずの列車がすでにとまっていた。
(理由は不明)・・・これじゃ列車ははいれんだろうな。
そう解釈した我々は、窓口へ聞きに行ったのだった。
ついた先の窓口は、良くいうと活気のある、普通に言えば蜂の巣をつついたような状態になっていた。
そんななかで、ホームを調べ向かうとまったく違うホームだった。(ありがち)
こんなことを、あきもせず繰り返しやっとのことで列車に乗れるのであった。
ちなみに、列車の番号は駅員さんがついてからチョークで書くので、見逃さないように。
(見つからないと、パニックになりがちです。)
列車に乗ってから自分の席に行ってみると、そこにはインド人が5人ほど座っていた。
(断っておくが、全席予約席である)
インド人をとりあえずどけて、荷物をチェーンでしばって一息つくと、今度は物売りがくる。
"ディナーはどうだ?"
このディナーはターリーが、(しばらくして)でてくるのだが、高いしまずいわであまりすすめれない。
(朝は"ブレックファーストはどうだ?"になる)
そんな感じで夜もふけ寝るのだが、駅に停まるたびにチャイ売りが大声で、チャイを売りに来るのであった。(午前3時でも)
こうやって、おもしろ(?)おかしくも、列車の旅は続いていく。
で、駅に着くと待ち構えているリキシャワーラーと、新たな戦いに向かうのであった・・・