■第14章 最強の日本人
インドでは決して飲酒を禁じているわけではない。
しかし宗教国家であるため酒を飲む習慣があまりない。
従って酒屋もなければ飲み屋もない。
それでは旅行者はインドにいる間酒は飲めないのだろうか?
そんなことはありません。
高級ホテルによってはバーがあり、そこで旅の疲れを癒すことができます。
しかし、貧乏旅行者はそんなところに泊ることはできない...
そんなおれたちのために1件だけバーが街にありました。
そこでおれたちはビールを飲み、いつも通りもりあがりました。
そして店を出るころにおれたちは最強の日本人へ変身しているのです。
普段から常にハイテンションであるインド人は、
日本人の顔を札束と勘違いしてありとあらゆる手段で客引きをします。
しかーし、
最強モードに入ったおれたちはべらべらと調子にのって機嫌良く大声でいろいろな言葉を返すと流石にインド人もびっくり。
そそくさと逃げていくのでした。
そしてホテルに着いたらそのまま寝る、これがいいんだネ!!
ちなみにアルコール度数は日本より若干高めの7〜9%です。
他にはウォッカ、ウィスキーがありますが、メジャーな種類はありませんでした。
そうそう、インド人は一般に酒は飲まないのですが、
たまに金持ちの人が店にやってきます。
中にはビールを水で割って飲んでいる人達がいてさすがのニッポン代表もびっくりしてしまいました。
ビールが高価だからなのか、それともアルコールが高いからなのか。
さすがに本人に確かめ勇気はありませんでした。残念!!