その1 インドの祭りって? byまx


インドで一度だけ祭りにでくわしたことがある。

時期は3月中旬、場所はカルカッタであった。

その祭りの名前は"ホーリー"

この日、インド人はカーストを越え、色水をぶっかけあう。

聞いているだけで、わくわくしてくる、そんな祭りだ。

インドではカーストという身分制度があり、階層が分かれている。

細かいことは、ほかにゆずるとして、ホーリーの説明に移ろう。

 

カルカッタ サダルストリート

 (ちょっとわかりづらいが...)

これは暴動が起きているわけでなく、前夜祭なのだ。

気の早い連中が、もう色に染まっていたりするが、あくまで前夜祭。

とりあえず、静かに(?)前日の夜は過ぎていくのであった。

 

そして、ホーリーの朝。

それは、突然はじまる。

店はみんな閉まっているし、緊張感が走る。

色水の入った水風船や、水鉄砲で攻撃される。

当然、外人もがんがんやられる。

しかしこれ幸いに、痴漢行為に励むインド人もいたりするので、女の人は気を付けよう。

しかし、ここはインド。そして、祭りの日

そんなことで、めげてはいけない。

汚れてもいい格好で、武器を準備し、がんがん反撃する。

気持ちいいぐらい汚れることができる。

 

まxの友人のながはら氏

 

色水といいつつ、機械オイルなんかもかけられたりするので、気をつけよう。

 

まx

 

そんなことをしていると、とおりの真ん中で10mぐらいのところにつぼがぶらさげられる。

ここのしたで、人間ピラミッドをつくりそのつぼの中のお金をGETするのだ。

その間も、バケツで色水をかけまくられ、インド人と一緒に肩を組み、ドラムマーチが鳴り響き、みんなでつぼをめざすのだった。

はっきりいって、これはすごい。

酒も飲んでないのに、なぜそんなにテンションが高いんだ、インド人。

30回も組み直して、最後そのつぼをとって祭りは終わるのだった。*注1

ちなみにこの日の午後、わたしは日本に帰る日だったので、水のシャワーで必死こいて汚れを落とし、まるで戦時下のようなカルカッタを後に、ダムダム空港に向かったのだった・・・

やはり、祭りもエネルギッシュなインド人。

ホーリーはインド全土であるそうなので、この時期にインドにいかれる人はぜひ参加してみてください。

わたしはとても楽しかったです。

日本に帰ったとき汚かったけど。


注1:ホーリーはシヴァ神の祭りなので、シヴァの聖地ヴァラナシィでは一昼夜つづくらしいです。(いいなあ)

まx


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