ファーリエルについて
ファーリエルとは時空の女神の支配する虚無の世界の中、時の女神と空間の女神の影響の及ぶ場所に浮かぶ”一つの世界”のことを言いますが、その他にも多々ある神々が創りし世界の総称でもあります。
(この”一つの世界”以外の世界(かつては閉じられた世界という言い方をしています)は今後この場所で紹介していきます。)
この”一つの世界”は神々の創世を経て人間に渡されてからかなり長い時間がたっています。
(イメージ的には古代ローマ帝国時代〜中世ヨーロッパ時代の欧州・中近東・北アフリカを想定しています。)
ただ私たちの居る世界とはいくつかの相違点があります。
ファーリエルの世界について
ファーリエルの世界(”一つの世界”に限らずかつては閉じられた世界も含めて)は地球のように球体をしているのではなく、全て平らな世界です。
時空神の世界である”虚無の世界”にお盆のようなものを浮かべて、その上に大地を作り、お盆の縁あたりまで水をたたえて海を作っていると考えてください。
ただしそれらの世界の中心部は確固たる世界を形成していますが、世界のはじの方、”虚無の世界”との境界あたりは非常に曖昧です。
その世界に住む者が”虚無の世界”との境界を越えようとした場合、永久に出られない無限の虚無の世界に入り込むか、時の女神の館に招かれるか、何事もないようにいつの間にかUターンさせられているかのどれかになります。
以下に”虚無の世界”に浮かぶ世界の一覧を示しておきます。
世界番号 | 名前 | 創造神 | 備考 |
第一界 | 一つの世界 | 光の神と闇の神 | 時空神の虚無の世界の中にはじめに創られた世界 |
第二界 | 暗黒界 | 闇の神 | 初めの光と闇の戦に敗れた闇の神が自らの体の中に創りし世界 |
第三界 | 天界(天上界) | 光の神 | 闇の神には勝利したものの、”一つの世界”にとどまれなくなった光の神が創りし世界 |
第四界 | 失われた世界ルテミス | 月神テミア | ”一つの世界”以後にテミアの創りし閉じた世界だったが、闇との争いで世界自体が失われた |
第五界 | 外側の世界、夢幻界 | 夢神トレム | 神々の創造の際、秩序の外側に残された世界を夢神が秩序立て、統治者となりし世界。人が眠りの中で導かれる夢の世界がここだといわれる |
第六界 | 混沌の王国エル=カオシズ | 混沌神カオス | 暗黒界創造の際、世界に成りきれなかった闇の神の心身が集まりし世界。混沌神の体であり意識である世界 |
第七界 | かつては閉じられた世界ルフェリアス | 太陽神ファルフェリア | − |
第八界 | かつては閉じられた世界エル=ニフト | 夜の女神ニート | − |
第九界 | 未定義 | − | − |
第十界 | 失われた世界ルアミス | 軍神アミス | アミスの創りし閉じた世界だったが、闇との争いで世界自体が失われた |
第十一界 | 未定義 | − | − |
第十二界 | かつては閉じられた世界ルガイア | 大地母神ガイア | − |
またこの他にもいくつかの世界があります
世界番号 | 名前 | 創造神 | 備考 |
第一界と第二界の狭間 | 魔界 | 闇の神 | 初めの光と闇の争いに敗れた際、闇の神が自らを慕った生物のために創った世界 |
第一界と第三界の狭間 | 妖精界 | 光の神 | 光の神が一つの世界から去る間際に、自らに従った生物のために創った世界 |
また、まだ神々の完全なる閉じた世界への挑戦は行われています。
暦について
ファーリエルの世界にも時の流れがあり、四季がありますので当然暦というものがあります。
どこの世界でも1年は12ヶ月であり、1ヶ月は30日であり、1日は24時間であり、1時間は60分なのです。
これは世界が全て時の女神ティマの支配を受けているからなのです。
しかしティマの織りなす時間の影響はそれぞれの世界によってまちまちです。
つまり第一界で1年しか過ぎてなくても、第12界では10年過ぎているかもしれないのです。
(一応第一界の時の流れが基本となりますが)
文化について
ファーリエルの文化は中世ヨーロッパ辺りぐらいを想定しています。
これは一つの世界であろうと閉じられた世界であろうと、また同じ世界のどの場所に行っても同じです。
たとえ相違があったとしてもそれは些細なものでしかありません。
また精神面を支える宗教が実際の欧州世界のように一神教で固まらなかったので、文化の雰囲気的には古代の多神教の的なままのところを残したものが多いです。
そして魔法という便利な”道具”があったために科学が発展せず、科学社会に移行していかなきませんでした。
もっとも確実に精霊力が満ちあふれている世界なので、科学が発展していたとしてもこの世界とはだいぶ異なった形態となったでしょうが。
しかし現代に比べて文化が劣っているというわけではありません。そもそも文化の優劣などという話自体が無意味ものですが(^^;