ファーリエルの住人達
ファーリエルには幾多の所属が生活を送っています。
聖なる山の神と呼ばれ、人の近寄らない高山などで生活をしています。滅多にお目にかかれないせいか、神の使いともよく言われているようです。
彼らは白い羽毛の生えた羽を持った有翼の人種です。その姿形から一部では天使の末裔とも言われていますが真実のほどは今のところ分かっていません。彼らは高山や深い森の中に棲み、ホリス同様滅多に多種族の前にその姿を見せる事はなからです。
体長が数十センチほどしかない妖精達の一員で、背中に二枚の虹色に輝く美しい羽根を持っています。
偉大なる竜族
神々が創造した生物の中でもっとも巨大な力を持ちし生物である。
また竜のブレスは神をも焼き尽くすと言われるがどんなに強大な力を持つ竜でもその数は一日(ここで言う一日は眠りから眠りまでの間のこと、冬眠や休閑期の眠りとは違う)に3度と限定されている。
そのなかでここではファーリエルに住む人間やそれに近い生活を送っている種族について語っていきます。○ 人間について
ファーリエルでもっとも数が多く、世界の支配者たらんとしているのは人間という種族です。(エルフ、ドワーフ等の亜人を含めた人口比率の90%以上を人間が占めています)
人間がどういうものかというのは、ご自分の姿を鏡でじっくり見てみてください(^^;
ファーリエルにいる人間も姿形はまったく変わりません。髪の色も目の色も肌の色もです。
また種族の平均寿命はだいたい50〜60歳くらいです。(実際は乳幼児の死亡率が高いので7,80歳くらいの老人はざらにいますが(^^;)
ただ一つだけ違いがあるとすれば、ファーリエルの住人は魔法を使える可能性を秘めていると言うことでしょうか?
伝承では光と闇の神の子とされているが今の人間ですが、その事を証明できるようなものは何一つありません。○ エルフについて
エルフとは精霊の管理者として神に造られた存在です。
だがあまりに長きに渡って”一つの世界”で生活したために、この一つの世界の呪縛に捕らわれ、その血は薄れ、わずかに精霊と意思を疎通する能力として残るのみです。
ファーリエルの世界ではドワーフとともに人間の次に人口は多いのですが、人口比率は数パーセントでしかありません。
非常に長命で(最低でも千年。ことによれば万の単位まで行く者もいる)、また容貌の美しさから、人間から羨望と嫉視の感情を込めた目で見つめられています。
そのせいか、彼らの高慢な態度にも関わらず、比較的人間との関係は悪くないようです。
なお妖精界界や天上界、魔界にはハイ・エルフ、エンシェント・エルフとも呼ばれる古代種が存在しています。
こちらの方はファーリエルに住むエルフ達とは段違いの力を持った存在です。
またわずかながらファーリエルにもハイ・エルフと呼ぶべきエルフ達も生活しています。
エルフには光の神々に従ったウッド・エルフと闇の神々に従ったダーク・エルフとがいます。
どちらの種族も今でも精霊の力を借りるのに長け、それを源とした魔法を使うこともできますし、またほかの系統の魔法にも長けています。また人間や他の種族には見えない精霊の姿を見ることもできます。
ただし神の力を借りた魔法は唱えることは出来ません。あまりにも寿命が長く死が身近に感じられないため、人間のように信仰心を持つと言うことはないのです。
またエルフは人間とかなり近い存在であり、子ども(ハーフ・エルフ)を造ることもできます。
ただし、人間、エルフどちらの世界でもハーフ・エルフは迫害されることが多いようです。
またあらゆる種族間のハーフの法則として、もしハーフが子供を作ってもクォーターになることはなく、完全にどちらか一方の性質を受け継ぐか、またハーフになります。
例えばハーフエルフと人間が子を作ったとき人間かハーフエルフのどちらかの子が産まれることになります。(たまに隔世遺伝することもあるが、その子は取り替え子と呼ばれ、忌み嫌われています)○ ドワーフ
鉱物の守護者として神に造られた存在です。
だだエルフと同じように長きに渡ってこの世界で生活したため、その能力は自然物、人工物を見分ける、鉱物を探知する程度にまで退化してしまっています。ただ今でも地中に眠る鉱物、特に銀を好む習慣は変わっていません。そのせいか銀を腐らせるという伝説のある妖魔を忌み嫌い、執拗なまでに戦を繰り広げてきました。
また精霊と意志の疎通の能力もほぼ失われていますが、ただ地の精霊とだけは交信することが出来ます。
寿命は人間より幾分長いもののそれでも200年〜300年くらいでその生涯を終えます。
ただエルフの場合と同じように、妖精界や天上界にはロードと呼ばれる上位種がわずかながら存在しています。
また人間とも近く子ども(ハーフ・ドワーフ)を造ることもできます。一般にドワーフの村ではハーフは迫害されることはありません。ハーフエルフ同様人間の世界では迫害されますが(^^;
また一般にエルフとは仲が悪いといわれています。これはエルフが森を育てる水と風の精霊を愛してやまないのに対し、ドワーフは火と地の精霊を愛し、鉱物を掘るために、また鉱物を精錬するために、河を汚し、木を切り倒すためだと言われています。
身長は人間よりかなり低く、ずんぐりとしています。この体型が歩く酒樽とたとえられる所以です。
もっとも本当の酒樽以上にその体内に酒を詰め込むこともしばしばですが(^^;
また男のドワーフ達は立派な髭を生やしています。これは髭がドワーフの誇りだからです。
女性の方はキュートな団子っ鼻ほど美人とされています(^^;○ ハーフリング
草原妖精とも呼ばれるように草原に多く住んでいた妖精族の一員ですが、いまでは完全にこの世界にとらわれていて、世界中ありとあらゆる場所に彼らの姿を見ることが出来るでしょう。好奇心が強く、人間以上にその軌跡は世界に拡がっているのです。
寿命はだいたい100年から150年程度です。
そのためか妖精としての能力は全ての自然なる生き物と意志の疎通が図れる位にとどまっています。
またその楽天的な性格からか神を信じず、物事を習うほど忍耐強くもないので、魔法はいっさい唱えられないようです。
またこの種族にはロードと呼ばれるような古代種は存在しません。彼らには妖精界や天界は退屈すぎたのでしょう。
大きさは人間の子どもほどであるが、それは知能が劣っているという事ではありません。狡賢さというか悪知恵に関してはよっぽど人間より頭が回ります。
また人間とも近く子ども(ハーフ)を作ることもできます。○ ホリス
寿命は300年程度だと言われています。
また事実ごくまれにですが予知などの特殊な能力を持っている者もいるようです。
体型的にはドワーフをふた周りほど小柄にした感じで、見た目通りドワーフとかなり近い血筋らしいのですが、なぜかエルフと仲がよかったりします。(^^;
人間とも近く子ども(ハーフ)を作ることもできるが通常交わることはありません。それは人間を世界の破壊者として忌み嫌っているからです。○ ルーラン・ロード
また有翼人の美意識としては、羽は大きく、そして純白の羽の方が美しいとされています。
ちなみに羽の数は2枚ですがロード種は4枚ないしそれ以上の偶数枚の羽を持っています。ロード種はまた羽根の色も白に限らず銀や金などの者もいるそうです。
寿命は100年〜200年程度だといわれています。
また人間とはあまり近い存在とは言えませんが子供(ハーフ)を作ることが出来ます。ただしその子には生殖能力はありません。○ ピクシー
服は布で織られたものを着けているが、たまに何も身につけていない者もいいます。
また知能は概して人間より高く、高度な魔法に能力を身につけています。
寿命は大体100年から150年くらいだと言われています。
森林の奥深くなどに部族単位で村を形成して住み、滅多に人前に姿を見せることはありません。
また太陽神に愛でられたという伝説もあるように男性女性とも非常に容姿端麗です。それ故人間に観賞用として乱獲され、種族自体が絶滅の危機に瀕しています。
またピクシーの血は強力なヒール・ポーションになるが、それは処女の血でなければなりません。また少なくともピクシー1人の血の半分以上を飲む、または塗らなければ効果はありません。
しかし普通他種族、特に人間がこの事を知っていることはありません。
ほとんどいない古代種や、また極めて希に失われた能力の一つ隠し身(インビジブル)を使える者が存在します。
その能力によって金、銀、白、黒、青、赤、緑など様々な体色を持つ。
体長はおよそ5ー20メートル前後であり歳と比例する。また例外的に数十メートルの体長となるものもいる
息吹(ブレス)、咆哮、爪、尻尾などがその主な攻撃方法であろう。
中には古竜魔語と呼ばれる魔法語を用いて魔法をも操る竜もいる。
またこれらの竜は気高く、または乱暴であったりするので普通人間に飼われていたりする事はない。(人間その他の亜人と知己の間柄であったり、従属しているものもたまにいるが)
また竜全般に言えることだが、繁殖の概念が薄く、最多の数を誇る緑竜ですら数百、時には数千年の長きにわたって子をもうけないこともある。
これはブレスが多大な生命力の消費と引き替えに体内で紡ぎ出されるからであり、いかな竜といえどそれに耐えうるのは3度と言われている。
これは過去幾匹もの竜が己の力を信じ4度目のブレスを吐き、そして例外無く死んだことから導き出された結果である。
なお、ブレスの強弱はそのドラゴンのもつ力に比例するのであり、これはコントロールすることはできない。
つまり青竜のブレスと金竜のブレスで消費される生命エネルギーは、全生命エネルギーの比率で同じであると言える。
また竜には熊などの動物が冬眠するように活動期と休眠期を持つ。
活動期の竜は極めて危険であるが、休眠期では危険度も極度にさがる。
ただしあくまで程度問題としてであるが。