| ■アマンジョの施設と特徴 |
(客室)
客室は36室、全てビラタイプ(うち15室はプールつき)。どーんとおかれたキングサイズのベッド、広いテラス、屋外バス等があり、トイレを除き、洗面台、クローゼット、その他の設備がカップルで使ってもかち合わないように、左右に二つ用意されていた。
日本製のステレオからは優雅なガムランが流れ、また、早朝や夕刻には、村々から、コーランの音がエキゾチックにこだましていた。部屋は、正面にボロブドールが見えるスイートbW。プールは無いが、 ホテルの中で最高のロケーション。確かに、申し分のない雰囲気。
ベッドの上には綺麗な花が、脇には飲料水がおかれ、高級ワイン、飲み物、化粧用品、文具等、必要なものは何でも揃っていた。室内にはいたるころに花が飾られ、芳しい香りに満ちていた。ただ、雰囲気はいいが照明が少々暗く、本を読んだり、パソコンを使うにはチョット不便。
屋内シャワーのほかに、屋外の椰子の木の下に3bほどのおおきな浴室があった。子供は青空のしたで大はしゃぎしてお風呂に浸かっていた。ただ、シャワールームはつるつるな代理石で滑りやすいので要注意。
新婚旅行や、特別の目的(?)に利用する人が多いのも納得。ここなら誰からも不満は出ない。親子連れにはもったいない気もした。宿泊者は欧米人が中心。最近は日本人も増えているとのこと。
(施設)
外観は、ボロブドールをイメージした重厚な建物で、周囲の景観と実にマッチしている。正面入り口のはるか先には、ロブドールが一枚の絵のようにたたずんでいた。いわゆる借景。
40bのプール、読書室、売店、レストラン、テニスコート等、設備も全部整っている。
プールサイドに行けば、さっとドリンクが出され、上着をハンガーにかけてくれる。すこぶる快適。持参した携帯電話は使わなかったが一応通話できた。図書室にはパソコンもあったが、時代遅れのスピードでインターネットの利用は途中であきらめた。ここではインターネットなど忘れたほうがいい。雨上がりに近くを散歩したが、ホテルの入り口付近で蛍が飛び交っていた。また、建物の外壁の池には綺麗なスイレンが一杯咲きほこり、建物にアクセントをつけていた。うーーん。実にいい雰囲気。
(レストラン)
レストランは一つ。本格的なインドネシア料理又はフレンチを味わえる。7時になるとロビーではガムランが演奏され、それを聞きながら、ソファーで食前酒を楽しんだ。その後、テーブル席に移り、インドネシア料理(コース)と単品を注文し、息子とシェアーして食べあった(子供には量が多すぎる)。
テーブルにはキャンドルが置かれ、遠くにはかすんだボロブドールと民家の灯り、そして静かに流れるガムラン音楽。近くのテーブルでは、いかにもリッチな老夫婦が、優雅に食事を楽しんでいた。若いカップルよりも、老夫婦の方が雰囲気にとけ込んでいた。
でも子供が声をあげたり、フォークを落としたりと、隣の席を気にしての食事でチョット疲れた。 |
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(地域との調和)
アマンジオは、山を背にした素朴な田園地帯に位置しているが、次のことからもわかるように、地元民との交流が密に保たれ、宿泊者は、どこに行っても笑顔で歓迎される。
@ ホテルに到着したとき、村の少女(息子と同じ年齢)が、笑顔のフラワーシャワーで迎えてくれ
た。
息子は大喜び。照れに照れていた。心憎い演出である。
A 大混雑した村祭りを見に行ったが、村人が席をあけてくれて、一番前に座ることができた。
B 象と馬車に乗って村を回ったが、会う人全員が声をかけてくれた。
C 村祭り等の練習が、ホテルのロビーで定期的に行われている。可愛子供t達の練習風景は
宿泊者にとっても楽しみの一つ。息子も喜んで仲間に加わっていた。
D ホテルの近くを散歩していたら、村人に招待され、お茶をご馳走になり、池で釣った魚をプレ
ゼントされた。
E その他、地域の人々の暖かい歓迎は、数え切れない。アマンジョがいかに地域住民に受け入
れられているかを肌で実感した。
アマンホテルは、地域の伝統、風習、文化、宗教、景観を最大に尊重し、これらとの調和の中から、宿泊者に最高のサービスを提供するように努めている。その姿勢は宿泊客にも、また地域住民にも受け入れられ、アマンの名声を高める大きな要因となっている。アマンのスタッフが地域住民から採用されるのもその一つである。
これがアマンの特徴であり、地域と隔絶した高級ホテルとは考え方が根本的に異なっている(このことはホテルで出会った大学の教授に教えてもらった)。ちなみに「アマン」とは、女性の名前ではなく、平和を意味するとのこと。納得。 |
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(プライバシー及びサービスの徹底)
また、次の様に、宿泊者のライバシーは徹底的に守られ、他の宿泊者と一切顔をあわせないで滞在することができる。サービスはきめ細やかで、行き届いているが、決して押しつけがましいことはなく、すこぶる快適。
@ どこにに出かけるにも、必ず、1部屋に1台の車とスタッフがつき、他の宿泊者と同じ車に乗る
ことは絶対にない。
外出や食事から帰ると、室内は常にきれいになっていた。清掃する人と会わないような配慮も
されていた。
A スタッフ全員が宿泊者の名前を覚え、いつも名前で呼ばれた。
B お昼に子供がスパゲッティとポテトフライを頼んだが、ちゃんと作ってくれた。
C 近所の池で釣った魚を持ち帰ったところ、ディナー用に料理してくれた。でも骨だらけで食べ
られなかった。
D 自転車でボロブドールに出かけたが、帰りに雨が降ってきたので連絡したところ、車で迎えに
来てくれた。
E 荷物のパッキング中、子供を一人でプールで遊ばせたが、スタッフが1時間面倒を見てくれた。
F 最終日、PM5時過ぎまで客室を使用できた。 |
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(お薦めアクション)
アマンジョでは次のツアー等がお薦めです。
@ 早朝のボロブドール見学(AM4:00 起床)
★★★★★ 最高 カメラと三脚は必携
A ボロブドールからホテルへ象で帰るツアー(約2時間)
★★★★★(子供) 大人でもそれなりにおもしろい
B 金曜日に行われる村祭り(PM9:00から)
★★★★★ エキサイティング 超お薦め
C ホテル裏山のハイキング(随時)
? 今回は行けなかった。残念
D 馬車での村巡り(随時 1時間)
★★★★ 象ほど本格的でないが、結構おもしろい
D プールサイドでの昼寝、読書
★★★ 時間があれば五つ星
以下、@、A、Bについてレポートします。
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| ■日の出前のボロブドール |
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前日は雨。早朝のボロブドール見学は無理かとあきらめかけていた。予想に反し、夜中には星が輝き出した。早朝4時にモーニングコールがあり、軽食が用意された。4時45分に車に乗って、ボロブドールに向かった。15分で到着。
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ボロブドール一帯は塀に囲まれ、夜間、人の出入りがが禁止されている。スタッフがキーで入り口を開け、遺跡内に入り、徒歩でボロブドールの頂上付近に登った。早朝の見学は、二つのホテル(マノハナホテルとアマンジオ))だけに認められた特権。
頂上から見渡すと、遺跡は富士山にそっくりな三つの高い山に囲まれていた。朝日が昇る直前、前日の雨が幸いしたのか ボロブドール周辺は深い霧に覆われ、遙か遠くに点在する民家の灯りが星をちりばめたように輝いていた。空は次第に黄金色に輝き、太陽が水平線に顔を出すと、ボロブドール全体が輝きはじめた。眼下の樹木は依然として深い霧に覆われていたが、日の出とともに霧のなかから多数の鳥が一斉に飛び出してきた。鳥の鳴き声が周囲に響き渡り、明るくなった天空を乱舞し始めた。
朝陽に輝くスツーパー、眼下の樹木を覆う一面の霧、太陽を背に真っ黒となった山並み、乱舞する野鳥、それはまさに神秘の世界。昼間のボロブドールとは全く別の世界がそこにあった。感動の一言。ため息が出た。皆その美しさに黙って見入っていた。
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日の出前のアンコールワット(カンボディア)も感動的であったが、ボロブドールは、遺跡を囲む一面のジャングル、遠くの山並み、眼下を覆い尽くす深い霧と、周囲の自然と見事に調和し、アンコールワットとは違った美しさがそこにあった。むしろ、神々が住む神秘な別世界を垣間見たような錯覚に陥ってしまった。8歳の息子も呆然と見とれていた。
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ボロブドールからホテルまで象に乗って帰った。所要時間は2時間。象は必ず二頭で行動する。息子と二人で一頭の象に乗った。他の一頭は空っぽ。すると、日本の紳士が、「ご一緒していいですか」と声をかけてきた。客同士が絶対に一緒に行動しないのがホテルの方針。そこで、紳士が直接私に聞いてきたとのこと。勿論OK。一緒に象ツアーを楽しむことにした。おかげで値段は半分となった。なお、紳士は大学で国際観光学を研究している著名な大学教授で、アマンジオには視察と研究のために訪れたとのこと。ホテルに帰ってから興味深いお話を伺い、日本に帰国したあと東京で再会した。
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ボロブドールを7時頃に出発。象の背中は思っていた以上に大きく揺れ、ブランコに乗った状態。デジカメ写真もブレブレ。最初は振り落とされないようにしっかり鞍に捕まっていたが、次第に慣れ、まわりの景色を楽しむ余裕ができた。
ボロブドールから、町中を通り、川の中を暫く進み、さらに林をかき分けて象はゆっくりゆっくりと進んだ。川の両岸では、現地の女性達が忙しそうに朝餉の準備をしていた。
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幾つかの村落を通ったが、民家の人も、学校の生徒も、皆手を振ってくれた。チョット恥ずかしい気になった。丁度通学の時間。学校に向かう小学生の集団と出会ったが、元気一杯に挨拶をしてくれた。ジャングル、川、田園地帯、村を通って、9時頃にはホテルに到着した。約2時間の象ツアー、子供は睡眠不足にもかかわらず大満足。
ところで、象はどのようにコントロールするか知っていますか?
象使いは、小さな鈎状の鉄棒を使って、象の耳の後ろをトントンと叩きます。叩く場所や力加減によって、象は、左に行ったり、右に行ったりします。巨大な象を素手に近い状態であやつる術に驚かされました。象の上だけでなく、象の前後にも他の象使いが徒歩で着いてきます。女性や子供でも安心です。
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なお、馬車に乗って近隣の村を散策するツアーも体験したが、子供は象のほうが気に入った様子。 |
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1泊目の夕食時、カメラを持ったイタリア男性から声をかけられた。モデルと思われる綺麗な女性と宿泊していた。フラッシュを忘れたので、貸してくれないか とのこと。喜んで貸してやった。翌日の夕食時、綺麗な女性から、「村祭りが9時にあるが、行かないか」と誘われた。
9時過ぎに祭りの場所に着くと、既に大勢の村人でごったがえしていた。村人が私達を広場の一番前迄案内してくれた。席にいた村人はさっと立ち上がり、笑顔で席を代わってくれた。
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祭りは、毎週金曜日の夜に農家の人が演じる村祭り。宗教的な踊りで、手作りした馬に跨った踊り手が、音楽にあわせて乱舞するという、かなり激しい踊りである。ジャティランという伝統芸能。アマンジオの宿泊者以外に観光客は殆どいなかった。大半が現地の人たち。
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踊り手は、宗教的な服装をまとい、極彩色の仮面や動物のお面を着けていた。最初は静かに踊っていたが、次第に音楽にあわせ動きが激しくなり、村祭りはクライマックスに近づいてきた。
踊り手の目つきがぼんやりしてきて、トランス状態になってきた。そして、踊り手が、ばたばたと倒れ始めた。踊り手の一人が、私の所に寄ってきて、握手をすると同時に、膝の上で失神してしまった。隣の息子は何が起きたかわからず、ただ驚いていた。そして、踊り手の殆どはトランス状態に陥り、村人が彼らを介抱していた。
夢見状態で踊り続ける人、意識をなくした人、観客も興奮状態。会場全体が異様なトランス状態に包まれた。
子連れの私は、その光景に驚きくと同時に、一抹の不安を感じ、子供を最前列から後方に移動させた。それ程激しい、興奮する踊りであり、いままでに経験したことのない光景であった。
ディスコで激しい音楽に合わせて踊っていると、踊り子も観客も次第に興奮状態となる。その比ではないが、激しい音楽に宗教性が加わり、興奮状態が極限に達していると思えば、大体の想像がつく。観光客向けのショーと異なり、生活臭が色濃く感じられる土着の村祭りであるが、その分素朴であり、見る人を感動させる魅力をもっている。是非一度見ることをお薦めする。
祭りは続いていたが、1時間30分程でホテルに帰った。貴重な経験でした。 |
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