アラスカでサーモンフィッシング (Salmon Fishing in Alaska)  
 

  ■2005/08/06 7日間
  ■アラスカでサーモン釣り
  

2005年8月6日、アラスカに出かけた。JALの直行便で僅か6時間。
サーモン釣り、氷河クルーズ、ドライブと雄大な自然を満喫した。
9歳の息子も大満足。


■スケジュール
年月日
予定
場所
 2005/08/06〜12  5泊7日  成田 →アンカレッジ
 2005/01/06  市内観光 午後フリー  アンカレッジ ヒルトン
 2005/08/07  サーモンフィッシング(水上飛行機)  ロッジ泊
 2005/08/08  ターゲン湾+市内散策(レンタカー)  アンカレッジ ヒルトン
 2005/08/09  氷河クルーズ(アラスカ鉄道+クルーズ)  アンカレッジ ヒルトン
 2005/08/10  エクルートナ湖 (レンタカー)  アンカレッジ ヒルトン
 2005/08/11  アンカレッジ → 成田へ  アンカレッジ ヒルトン
 2005/08/12  成田  成田
■アラスカ


成田→アンカレッジは,夏季、秋期のみ直行便が就航する。日本からは最も近いアメリカ。夏は比較的過ごし安く、日中は半袖でもOK。
アラスカの人口は60万。アンカレッジは日本の地方都市の雰囲気。町全体は北米特有の暗い雰囲気に満ちているが、人々は親切で皆純朴であった。
夜11時を過ぎでも人の顔がわかるほどの明るさ.。白夜の状態で一日がとても長かった。
郊外に出ると、顔や手にまとわりつく蚊の大群には参った。夏のアラスカでは虫除けは必須である。
治安もよく、幸い天候にも恵まれ、快適なバカンスを過ごすことが出来た。

■アラスカでのドライブ

アラスカでは車があれば、非常に便利。市内は碁盤状に区分けされ、迷うことはない。道路も東京と比較するとかなりすいている。郊外では一般道でも90キロ近い速度で車が流れ、日本の高速道路と同じ。道幅も広く、スピードが早いことを除けば、女性でも車の運転は難しくない。

夏場は観光客が多いため日本で予約をしておいた方が無難。特にSUVや4WDは早めの予約が必要。ちなみに、出発前にバジェットでSUVを予約しておいた。現地では三菱パジェロを借りることができた。
フルオプションを付けて5日間で約5万円ほどであった。
                         
■McDougall Lodge でのサーモン釣り

(予約)
今回のアラスカ観光の目的は、息子とサーモン釣りをすること。
日本でインターネットを使って情報を集めた。日帰りの釣りでもかなり高く数万円。どうせならロッジに泊まってサーモンを釣ることにした。シロクマツアーズという日系の会社にメールを送り、日本人の奥さんがいる「McDougall Lodge」 を予約した。費用は、大人一人、子供一人(半額)で約9万円。あまりにも高い。でもサーモンを釣るためにはやむを得ない。勇気を奮って予約をいれた。
費用には、飛行機代、宿泊料、釣りのライセンス料、釣り道具一式が含まれているが、水上飛行機の発着場までの送迎は付いていなかった。 
 
(出発)
日程は、朝9時の飛行機でロッジに飛び、1泊して、翌日朝9時頃に迎えの飛行機で帰る、というスケジュール(いわゆる1泊1日)。1泊2日も可能であるが、値段は倍近くになるので断念した。
当日、タクシーに乗って、水上飛行機の発着場に向かった(20分ほど)。
大きな池の周囲には、30b間隔で多数の飛行機が停泊していた。陸上にある小型飛行機を含めるとその数は数百台。アラスカでは飛行機が車の代わりであることを実感した。

パイロットから聞いた話によると、水上飛行機の値段は、中古で500万円程度。多分新品ではベンツのSクラスの値段ではないかと想像した。
また、エンジントラブルがあっても、アラスカにはもどこでも降りられる河や湖が無数にあるので、車より安全な乗り物であるとのこと。何故か納得。
ロッジまでの飛行時間は約50分。雄大な原生林の中を揺れることもなく、定刻の9:50分頃にロッジに到着した。思った以上に快適な飛行であった。


(ロッジの風景)

ロッジは大きな川(幅20b位)に面し、長期滞在用ロッジと、短期ロッジに分かれていた(短期ロッジに泊まる)。ロッジの数は5,6軒。
ロッジは陸の孤島。交通手段は、夏場は飛行機とボート、冬場は犬ぞり。ロッジ前の川は世界一過酷な犬ぞりレースの通過点であることでも知られている。

ロッジの奥さん(日本人)の話では、子供さんは小学校5年まで学校に行かず、自宅でお母さんが勉強を教えたとのこと。また、学校に行くようになっても、夏場はボートで、冬場はそりで通ったが、雪どけ時期は通学に危険なため自宅学習となったとのこと。日本では考えられない厳しい自然環境に、息子もびっくりしていた。。

ロッジには自家発電装置が備えられ、テレビ、ガス、シャワー等があり、市内と同じ生活が出来るようになっていた。ただ、冬場は氷点下数十度にもなると言われたが、想像もできなかった。
周りは、手付かずの原生林に囲まれ、名前のわからない野鳥が大声を出して飛び交っていた。前日には、大きな熊がロッジの脇を通って川を渡っていったとのこと。ここは大自然のまっただ中である。

ロッジの食事はハッキリ言って質素である。昼は日本のカップラーメン。夜はサーモンのステーキとイクラ。朝はパンとまたサーモン。サーモンは豊富だが、肉や野菜はほとんどなかった。このような場所で食事を期待すること自体ヤボである。

(ロッジの宿泊客)
ロッジの宿泊者は長期滞在者と1,2泊程度の観光客に分かれる。滞在方のロッジには、仕事をリタイヤーしたリッチな人が沢山泊まっていた。彼らは、川に自家用ボートを滞留させ、自家用飛行機で川に舞い降りて、2ないし3週間程滞在し、サーモン釣りに明け暮れ、また自家用飛行機で帰っていく。葉巻をくねらせた恰幅のいい中年が多く、その優雅な生活がとてもうらやましく思えた。


(サーモン釣り) 午前
しばらく休憩して、サーモン釣りに出発。 ガイドが釣り場に案内してくれる。名前はデイブ。子供は「デブ、デブ」と言ってからかっていた。10歳と15歳の二人の子持ち。夏場はロッジに泊まり、秋には自宅にかえるとのこと。ガイド歴20年のベテラン。初心者である私たちに、とても親切に応対してくれた(但し英語のみ)。
まず、近くの川で釣り糸を垂れた。エサはイクラ。水中にはサーモンがウジャウジャいるが、なぜか餌には食いつかない。ポインとを変えたり、仕掛けを換えてもダメ。2,3時間粘ったが収穫はゼロ。
熊が素手でサーモンを捕まえるのだから、人間が釣れば、サーモンは入れ食い状態と想像していた。現実はそれほど甘くなかった。10人の釣り人が来ても、3割程度は坊主(ゼロ)で帰るとのこと。認識の甘さを後悔した。
一旦ロッジに帰り、お昼を食べて出直すことにした。


(サーモンがヒット) 午後 
お昼を食べて再度挑戦開始。ガイドのデイブは気の毒に思ったのか、1時間程ボートを走らせて、穴場を案内してくれた。コンデションの良い場所はなかなか見つからない。

ロッジ近くに戻り、近場の川の支流を遡った。ルアーやイフライも使って釣ろうとするが、何故かサーモンは見向きもしない。
支流を下り、湖と支流の合流地点にボートを止めて、釣りを開始した。周りには、多数のボートが停泊し釣り糸を垂れていた。
30分ほどすると、竿に強烈な引きがあった。釣り竿が大きくしなり、サーモンがヒットした。慎重に糸を手繰り寄せると、60センチ程のサーモンが水中を逃げ回っているのが見える。デイブが網を取り出し、ボートに引き上げた。思った以上に大きなシルバーサーモン。子供は興奮状態。その後、さらに1匹がヒットした。
夕方6時頃、釣りをやめてロッジに向かった。どうにかサーモンを2匹ゲットすることができた。はるばる、アラスカまできた甲斐があった。改めて、熱心にガイドをしてくれたデイブに心から感謝したい。


ロッジでの宿泊)
ロッジに帰り、サーモンをさばいた。これもデイブが手伝ってくれた。さばいたサーモンは輪切りにした。2匹のサーモンは、頭や尻尾を取り外しても、段ダンボールにやっと入るほど大量であった。
なお、サーモンは、ホテルの冷凍室に保管してもらい、帰国日に市内で買ったクーラーボックスに入れ、東京に持ち帰った。

ロッジは12畳ほどの広さで、室の中心には大型ストーブが置かれていたが、電気、シャワーはない。 7時頃には食事をして、本館でシャワーを浴びて、その後デイブからロッジでの苦労話や、息子さんの話を聞かせてもらった。


アンカレジへのフライト
ロッジの皆に別れを告げ、朝9時頃に水上飛行機でアンカレッジに向かった。今度は右側にマッキンレーを見ながら、無事アンカレッジに到着した。
収穫はシルバーサーモン2匹であったが、忘れられない貴重な経験であった。

■氷河23クルーズ

アラスカ鉄道を使ってウイッター(出発港)迄行き、26氷河クルーズを楽しんだ。
アラスカ鉄道は思っていた以上に速度が遅い。のんびりと走るアラスカ鉄道は別の意味で風情に満ちていた
 アラスカ鉄道(片道)        2時間30分
 フィリップス26氷河クルーズ    4時間30分 129ドル(大人)                   

(アラスカ鉄道とウイッター)

アンカレッジとウイッター間は約2時間30分。列車は海岸線に沿った線路をゆっくり、ゆっくりと進んだ。 アラスカ鉄道といっても、今日利用する路線はアンカレジから南に向かう短い路線。時々駅に停車したが、駅と言っても、駅舎もなければ、プラットホームも何もない。ただ、電車が止まり、人が乗り降りするだけ。乗客はお年寄りが大半であった。

クルーズ船は超大型。全席座席指定。チケットには軽食代が含まれていた。
船内はエアコンが完備し、快適。デッキに出てもそれほどの寒さは感じなかった。でも長袖とウインドーブレーカー程度はあったほうがいい。船はほとんどゆれもなく、船酔いの心配はない。日本語の船内アナウンスもあり、日本人スタッフも乗っているので、英語が苦手な人でも安心。
 

船は次第に巨大な氷河に接近していった。有名な氷河に到着すると、舟は船首を180同回転させて全員が氷河を鑑賞できるようにしていた。近くで見る氷河は、氷の中が薄い水色に輝き、青白いローソクのような輝きを発していた。周辺ではラッコやアザラシが泳ぎ回っていた。眼前に広がる圧倒的な氷河にみな息を呑んだ。なお、氷河にはコロンビアとか大学の名前が付けられていた。日本の大学名がついた氷河もいくつかあった(名前は忘れた)。

しかし、この氷河も地球温暖化のために急速に減少が進み、近い将来消滅してしまう運命にあるとのこと。改めて地球温暖化の恐ろしさを実感した。
船は有名な氷河を幾つか訪れた後、5時30分出発港のウイッターに帰ってきた。雄大な景色に圧倒され4時間30分があっという間に過ぎた。

30分待でアラスカ鉄道に乗り、アンカレッジに夜8時過ぎに到着した。帰りの列車内では乗り合わせた乗客と世間話で盛り上がった。今日も長い一日であった。


■エクルートナ湖

アンカレッジから車で1時間程のところにある超綺麗な湖。
ポカリスエットのCMに使われたことから日本でも有名になったとのこと(コマーシャルは見たことがないが)。

(ミラー湖)

午後2時過ぎ、アンカレッジからグレーンハイウエイに乗って、エクルートナ湖に向かった。道路は時速100キロほどで快適に流れている。おなかがすいたため途中下車した。地名は不明。アラスカで一番古いという教会があった。
イタリアレストランで遅いお昼を食べた。きれいで落ち着いたレストラン。名前は、{Haute Quater Grill]. ちょっと遠いがお勧めのレストラン。

暫く走ると突然、きれいな湖が出現した。名前は「ミラー湖」。確かに、湖面は鏡のように静かで高い山と青空が湖にきれいに写っていた。湖岸では現地の子供たちが水着ではしゃぎまわっていた。

 

(エクルートナ湖)
ハイウエイを下車して、湖までは約30分。この間ほとんど車と出会わなかった。

湖は、予想とおりの綺麗さ。青い空と湖面の間には雪が残った高い山がデント居座り、湖の周りはアシのような緑に覆われ、これが湖にすてきなアクセントを付けていた。空、水、空気と、全てが透き通っていた。恐ろしい程に静まりかえった湖、絵の様な湖。気に入った。


■プリンスホテルとタナーナゲン湾

レンタカーを使って、アンカレッジの南に位置するスワードハイウエイを1日かけてドライブした。ターナゲン入り江に沿って、スキーで有名なアリエスカに向かった。観光名所に立ち寄りながら、片道2時間程のドライブを楽しんだ。。
 お勧めスポットは
 @ ポッター沼              ☆☆
 A ターナゲン入り江の景観      ☆☆☆☆
 B インディアンクリーク付近の干潟  ☆☆☆☆
 C アリエスカスキー場         ☆☆☆

(ターナゲン入り江)
スワードハイウエイに乗り、暫く走ると視界が広がり、右側には雄大なターナゲン湾が眼に飛び込んできた。2,3キロおきにある駐車場に車を止めては景観を楽しんだ。

湾は高い山に囲まれ、波もほとんどなく、水面は太陽が反射しきらきらと輝いていた。ただ、夏場で温度が高いためか、ぼんやりともやがかかった状態。早朝にくれば、絵葉書のような景観が出現したに違いない。

最終日の午後10時頃、再度夕日の撮影に来た。あいにく夕日はすでに海の向こうに沈んでしまっていた。10時を過ぎてもあたりには30人程の人だかり。聞いてみると鯨が出没し、この付近で泳ぎ回るとのこと。1時間以上まったが、当日は鯨の気分が良くなかったのか出現しなかった。残念。
 

(ポッター沼)

途中ポッター沼に停車した。バードウオッチングで有名な湿地帯。あまりぱっとしない。

(インデアンクリーク)
多くの人が川でサーモン釣りに興じていた。3匹吊り上げている人もいた(一人3匹以上は捕獲禁止)が、魚の数よりも釣り人の数が多くラッシュアワー状態。
インディアンクリークは、川幅10b程の小川(クリーク)であるが、河口に行って驚いた。丁度干潮の時間。海は干上がり、広大な砂地が海の中に出現していた。ここは干満の差が世界でも最も大きく、その差は約10メートルにも達するとのこと。海の中に突然陸上競技場が幾つも出現したような光景に驚かされた。

              

(アリエスカ)

食事後 駐車場に車をとめ、送迎バスでアリエスカのリフト乗り場に向かった。
リフトのカラーリングを見て驚いた。なんとそれは西部ライオンズのカラーと同じ。プリンスホテルはアラスカで1,2を争う超高級ホテル。このホテルは西武が経営していることを始めて知った。

海抜700b地点(リフト終点)からは、太陽の光できらめくターナゲン湾が一望出来た。ここは海に向かって滑走できるスキー場としても有名
リフト乗り場からさらに上に行けば、氷河が見れると書いてあったが、子供と二人で話し合い、疲れるから止めようということになった。付近をぶらぶらしたあと、レストランで休憩し、帰路についた。
スキー場としては有名かも知れないが、夏場に訪れてもあまり見るものはない。ここは宿泊するか、むしろドライブ途中に立ち寄る程度にしたほうが良い。

■レストラン、土産ショップ

 アラスカ市内にあるレストランとショップのオススメ度

 @ Downtown Deli & Cafe(朝食)             ☆☆☆☆
    朝からオープン 雰囲気グッド
 A Ristorante Orso (イタリアン)              ☆☆☆☆☆
    混雑しているが味はグッド
 B 熊五郎(和食)                       ☆☆☆
    日本食が恋しくなったら何でもあり
 C Haute Quter Grill(イタリアン)              ☆☆☆☆☆
    市内から車で30分程。チョット遠いがお薦め
 D やまや(和食)                        ☆☆
    家族には不向き、食堂のイメージ
 E アラスカソーセージ(土産)                ☆☆☆☆☆
    ソーセージやサーモンの製造販売
 F Alaska Native Medical Center (土産)         ☆☆☆☆☆
    高級な手作工芸品。良い物は数万円と高価。
    安い土産はない。金持ち用

■ アラスカの印象

(印象)
アラスカは一言で言えば田舎である。太陽が低く長い影が町全体を覆い、暗い雰囲気に包まれている。北欧と同様。アンカレッジには高層ビルもなく、日本の地方都市の印象。
ショッピングや、食事を期待しても失望するだけ。アラスカの魅力は大自然につきる。

(物価)
夏季に観光が集中するためか、物価は東京以上に高い。寿司屋に入ったが、握り一人前が1万円近いのには驚いた。

(人々)
人々は質素で素朴であり、逞しさにあふれ、大都会とは違った暖かさがある。観光が盛んなためか、町のいたるところに花が飾られ、ゴミもなく、町は、綺麗で清潔である。高校生のボランティアが、朝早くから町の清掃作業を行っていた。リュックを担いだ逞しい女性は沢山いたが、残念ながら美人にはお目にかかれなかっった。

(治安)
町の治安もすこぶるよく、白夜に近い夜中でも、町中をうろついたり、騒ぎまわる不良少年達もいなかった。最終日の夜中に、町はずれにレンタカーを返しに言ったが、不安を感じることはなかった。家族連れでも安心である。

(市内観光)
アラスカの歴史は浅く、アラスカ市内では特に訪れたい観光名所は一つもなかった。アラスカでは市内観光などしないで、大自然を満喫するのが一番である。

次回にはデナリ公園に宿泊するか、冬のオーロラを是非見てみたい。 


■Alaskaiの写真

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