冬のアラスカとオーロラ撮影 (Fairbanks)  
 

  ■2007/01/03  6日間
  ■Alaska(Fairbanks)
  


  2007/01/03〜08 (Alaska)

  オーロラを見に冬のアラスカへ。直行便でわずか6時間。
  −36度。夏とは全く違う厳冬のアラスカ
  4日滞在し、1日だけきれいなーロラが見れた 
  他に、スノーモービル、犬ぞり、アイスフィッシングをt楽しんだ。
■スケジュール
年月日
予定
その他
 2006/01/03  成田出発7:00pm 到着 8:00am  成田 →Fairbanks
 2006/01/03  市内観光  オーロラ ×
 2006/01/04  スノーモービル+犬ぞり  オーロラ ◎
 2006/01/05  柳木プロと写真撮影   オーロラ △
 2006/01/06  アイスフィッシング  オーロラ ×
 2006/01/07  AM8:30 ホテル出発   →成田へ
 2006/01/08  Pm1:06 成田着(7時間20分)  
                         

■Alaskaの寒さ
(
(アラスカの寒さ)

滞在中は、殆どが−30度。最低気温は−36.Cにもなった。冷凍庫にいる感じ。
防寒着をつけていれば、思った以上に寒さは感じない。しかし、顔、手、耳などは10分位で感覚が麻痺する。
  午後4時 あたりは暗闇

防寒着は、日本で買ってくるより現地でレンタルした方が遙かに安くつく。靴、ズボン、上着、帽子がセットで5日間使って30ドル。日本で買った防寒用のジャケットは、一回も使わなかった。普通の生活をするには、防寒着を着ていれば、ジーパンとセーターで十分である。
ただ、屋外に長時間いる場合)には、厚い手袋と靴下をはき、防寒靴の中にカイロを入れておいた方がよい。湖で魚釣りをしたときは、10分おきにテント内の暖房で手足を暖めた。とても釣りどころではなかった。

ナイショですが、湖で息子と連れションをしたが、つららになることはなかった。

参考までに、防寒着以外であると便利なもの。

◎ マフラー
◎ カイロ
◎ 薄手の手袋(防寒手袋をはずした時に使用)
◎ ゴーグル(メガネの曇り止め用)


■Princess Alaska Lodges (泊まったホテル)

(ホテル)

泊まったホテルはPrincess Alaska Lodges。空港からはわずか10分。
しかし、ダウンタウンから遠いうえに、近くにはレストランも少ない。バスの便もなく、外出するには向いていない。オプショナルツアーも、全てホテル内にある日本人経営の高い会社を利用せざるを得なかった。
ホテルのレベルは 施設サービスとも☆☆(二つ星レベル)か?

なお、ホテル内は、バーを含め全面禁煙。−30度Cの屋外で命がけでたばこを吸った。

良かったこと

◎ インターネットができるパソコンが無料
◎ コインランドリーがあった
◎ モーニングコールが正確
◎ 受付の2名が美人
◎ 空港から10分

悪かったこと

× 室内のエアコンが夜効かない
× レストランの食事が非常にまずい
× 現地のツアー会社がない
× 町から遠く、交通の便が悪い
× 殆どが日本人観光客
△ ホテル内は全て禁煙
× 隣の部屋の音が聞こえてうるさい
× スリッパも、歯ブラシも、寝間着もない

宿泊したホテル

■オーロラ鑑賞
(オーロラ鑑賞)

大人80ドル(3回分はツアー料金に含まれている)
10:00pm  出発 所要時間45分
11:00pm  ロッジ又はスキー場に到着 3時間滞在
2:00AM   現地出発
2:45 Am  ホテル着

(Iロッジでの鑑賞 1日目)

1日目と2日目は、大型バスに乗って日本人が経営するロッジに向かった。
50人ほどが入れるロッジ内には、暖房、コーヒー、お菓子が用意され、全面ガラス張りの窓越しにオーロラの出現を待った。
突然、美女軍団がロッジに出現。乗ってきたJAL直行便のクルー達とのこと。一緒の部屋でオーロラの出現を待った。

当日は生憎の曇り空。3時間程滞在したが、オーロラは現れなかった。オーナーの日本人夫妻は、気の毒に思ったのか、オーロラの写真をテレビで見せたり、大きな犬に芸をさせたりして、皆の気をまぎらすように努めていた。3時間ほど滞在し、皆失望のままホテルに帰った。帰りのバス内では誰も話す者はいなかった。

折角来たのに、オーロラは見れないかもしれない、との不安が頭をよぎった。
4日間滞在しても、1度もオーロラが出現しないこともあるとのこと。後は、日頃の行いを正すか、神に祈るしかない。代わりにきれいなJALのCAと会えたことが唯一の救いであった。

ロッジの様子
(ロッジでの鑑賞 2日目)

2日目の日中は、快晴。オーロラ情報も活発との予報。期待をもって、11時頃ロッジに入った。
着いてしばらくすると、オーロラ出現のアナウンス。あわてて外に飛び出して空を見上げると、薄い帯状の光がかすかに見えていた。

窓の下には展望スペースが用意されていたが、オーロラが出現すると、何故か足を踏みならし、大騒ぎとなるとのこと。展望台は避けて、雪の上に三脚をセットした。

15分ほどすると、かすかな光は次第に色合いを強め、突然、大きなオーロラが目の前に出現した。オーロラは動きが速く、カーテンで作った大漁旗を大きく振りかざしているような感覚。あっという間に変化する。巨大な青い龍が天空をのたうち回っているようにも見えた。
消えたと思うと、また出現する。大きなオーロラが出現するたびに、歓声がわきおこり、皆、木製の展望台を足で踏み鳴らしていた。

この光景は、丁度、花火大会のクライマックス時に、観客が歓声を上げるのに似通っていた。一種の興奮状態。

3,40分するとオーロラは次第に光を弱め、無数の星だけを残して、消失した。
屋内に戻り、しばらく休憩して、帰路についた。

今日のオーロラは、年末年始のツアーの中ではもっともきれいとのこと。9歳の息子も神秘的な輝きに興奮していた。
日本に帰ってから、女房が、自宅で、毎日オーロラが出ますようにと祈っていたと聞かされた。その祈りが通じたのではないかと信じたい。

これで、アラスカに来た目的の大半は達成された。年始からラッキーである。

きれいなオーロラ
(スキー場での鑑賞 3日目)

3日目は、ロッジの近くにあるスキー場に出かけた。ここには100人近くの人が来ていた。何故か全員が日本人、外国の人はオーロラに興味がないのかと不思議に感じた。

高台にあるため、建物の全面には視界をさえぎるものは何もない。200度近くのパノラマが広がっていた。空には無数の星がきらめき、眼下には、町のあかりがかすかにかすんでいた。絶好の鑑賞場所である。

昼間はスキー場に使われているため、暖房が効いた大きな建物が2棟あった。下方に位置した建物内には明かりがないため、メインの建物でオーロラの出現を待った。

しかし、帰り際に輝きの弱い帯状の薄いオーロラが出現しただけで、きれいなオーロラは見れなかった。当日は快晴であったが、何故オーロラは見れないのか不思議である。オーロラはとても気まぐれである。

昨日きれいなオーロラを見れたこともあり、当日は、余裕を持ってホテルに帰ることが出来た。
左 待合室  
右 弱いオーロラ
(オーロラ鑑賞 4日目)

ツアーでは3回のオーロラ鑑賞が含まれている。大半の人は追加料金を払って4回目のオーロラにチャレンジしていた。しかし、睡眠不足が続いていたこともあり、当日は、外出はしないで、ホテルでぶらぶらすることにした。

ホテルの後ろには全面凍結した大きな川があり、車が氷の上を走行していた。オーロラが出現した時に備えて、室内にカメラをセットしておいたが、残念なことに、この日もオーロラは出現しなかった。

結局、滞在中、オーロラが見れたのは、1日だけであった。確率はわずか4分の1。
アラスカニ来ればオーロラが見れるとは限らない。日頃の行いを正し、後は幸運を祈るのみ。

左と中は市内風景      
右は全面凍結した川     

■オーロラ撮影機材、方法、便利グッズ
(撮影機材)

オーロラ撮影に使用した機材

1 
2 機材
       3 メモ
カメラ Nikon D2X 正常に作動 I
レンズ Nikon 17−55F2.8 F2.8以上が望ましい
三脚 ジッツオー1228 これで十分
その他 レリーズ 必須
水平標準機 使う余裕がなかった
大型ビニール袋 必須(結露防止のため)
予備電池 必須
ペンライト 必須
三脚ストンバック あると便利
薄手の手袋 あると便利
大型バッテリー 使わず Winenergy2000
カメラの防寒カバー 役だった
桐灰カイロ 途中で消えたが、役に立ったと思う

(撮影方法)

インターネットで得た情報に基づき、

   ISO400、露光時間10から30秒

を基準に撮影したが、オーロラは思った以上に激しく移動する。20秒、30秒も露光すると、原型を全くとどめないぼんやりした写真となってしまった。そこで、ISOを400、露光時間を10秒以内にして撮影したが、今度はアンダー写真のオンパレード。RAWで撮影しておいたので、多少は補正できたが、あまりうまく撮れていない。

ロッジのオーナーは、シグマの20ミリF1.8(カメラはキャノンデジカメ)を勧めていた。このレンズを使ってからは、露光時間が数秒になり、きれいなオーロラが撮影できるようになった、と言っていた。
次回にはシグマ20ミリF1.8を購入する予定である。

ISO感度を上げ、明るいレンズを使って、早いシャッターで撮影すれば、もっときれいなオーロラを撮影できたと反省している。また、17ミリでもオーロラの全体を撮影することはできなかった。フィシャアイ(魚眼レンズ)が必要。

他の撮影者からも、ISOは1800、露光時間は数秒とのアドバイスを頂いた。これらなら、静止したきれいなオーロラが撮れるとのこと。次回にはこの仕様で再挑戦してみたい。

(人物撮影)

撮影時の気温は−30度以上。厚い手袋では動きがとれない。素手で撮影するわけにも行かない。薄手の手袋は必須です。また、暗い中で作業をするため、光が漏れない小さなライトも必要。。頭につける小型のヘッドライトは両手が使え便利でした。

また、ペンライトを顔に照射すれば、オーロラを背景に、きれいな人物写真も撮影できる。。この意味でもペンライトがあると便利。しかし、他の撮影者の迷惑にならいないよう、注意が必要です。

オーロラと人物

(カメラの寒さ対策)

撮影後、冷えたカメラをそのまま室内に持ち込むと、カメラやレンズが曇って結露する。メガネが曇るのと同じ理由。カメラの故障原因にもなりかねない。
そこで、撮影を開始すると、カメラやレンズは途中で建物内に持ち込まず、防寒用カバーをかけて、三脚にセットしたままにした。防寒カバー内には、桐灰カイロをセットした。桐灰カイロは何故か途中で火か消えることが多かった。

撮影終了後は、大きなビニール袋にいれて密閉し、数時間室内に置いて、温度がなじんだところでカメラをビニール袋から取り出した。

町中の撮影でも、防寒着の中にカメラを抱えて、撮影する時だけカメラを取り出し、カメラが結露しないように注意して撮影した。撮影枚数は普段の半分以下となってしまった。

(撮影者の防寒対策)

建物内は暖房で効いているため、普段着で十分。屋外に出ても、防寒着さえ着ていればそれほど寒さを感じないが、長時間屋外にいる場合には、寒さ対策が必要。コップに入ったお湯を捨てると、地上に落下する前に氷になってしまう。屋外の寒さは強烈です。

■オプショナルツアー会社について

(A&P)

ホテル内には America Pacific Tours(A&P)という日本人経営のツアー会社があった。アラスカでは大手とのこと。外国のホテルでは、現地のツアーデスクが置かれているのが一般的。
しかし、ホテルには、現地のツアー会社のデスクは一社もなく、日本人の宿泊者の殆どはこのA&Pを利用していた。

撮影ツアーを担当した柳木カメラマンは、アラスカの自然を心から愛する純朴な人。懇切丁寧に、しかも時間を大幅にオーバーして撮影ポイントを案内してくれた。
「写真はありのままが一番。PLフィルターを使ったり、画像を修正するようなことはしたくない」、との言葉が印象に残った。

また、アイスフィッシングを担当してくれた河内夫妻は、1歳の子供の世話をしながら、湖面での穴掘り、テントの設営、釣った魚を焼くこと、釣り糸のセットにと、黙々と働いていた。アラスカでの貴重な思い出を沢山残してやりたい、そういう暖かな気持ちが伝わってきた。アラスカの大自然のなかで子供を育てる姿がとても絵になっていた。

このようにツアーに連れて行ってくれた人達は、皆純朴で誠実であったが、A&Pの男性社員のマナーはあまり感心できない(女性社員はとても親切)。
子供連れで魚釣りを予約した際、心配だったので、「トイレは釣り場の近くにありますか」と聞いたところ、「数時間も寒いところでトイレなしで過ごせる訳がないでしょう」、と怒り口調で説教されてしまった。日本では考えられない。

また、 日本人観光客が訪れるシーズンが限られているとは言え、A&Pに払うツアー料金は高すぎる。子供と二人3日間で、会社に約9万円近くを払った。一体、その内の何割がツアーを担当したカメラマンや、ご夫婦に支払われているのか、聞いてみたくなった。

参考までに、参加したA&Pのオプショナルツアー料金をあげておきます。

時間
オプショナルツアー
料金(大人1名)
2H 犬ぞり+スノーバイク 185$ 子供145$
4H 湖でのフィッシング 135$ 子供115$
4H カメラ撮影ツアー 75$  子供55$
※ 防寒着セット 30$  子供30$

ツアーの案内

■スノーモビルと犬ぞり(オプショナルツアー)
大人    185ドル(送迎含む 食事なし)
11:00Am 出発
11:30Am  現地到着
2:30 Pm  ホテル帰り

(スノーモビル)


ホテルから30分ほどで、郊外の広い雪原に到着。学校の運動場が、10個集まった程の広大な雪原。片隅には、犬舎や建物があり、休憩所の前には、スノーモービルが用意され、犬舎の方向からは犬の鳴き声が大きく響き渡っていた。

モンゴルのパオ状の休憩室で、コーヒーを飲んだのち、モービルの操作方法について説明があった。参加y者は10名ほどで、二班に分かれて、ゴーグルと手袋をつけていざ出発。二人のガイドが先頭と最後尾についてくれた。

モービルの運転には、ライセンス不要。50過ぎのおばさん達も何名か参加していた。ただ、子供は、保護者の後ろに乗っての参加となった。
アクセルをふかせば、モービルは自然と前に進み、アクセルを戻すと停止する
オートバイに乗っていることもあり、運転にはすぐになれた。オートバイと違って倒れることもなく安全。ただ、でこぼこの雪道を走るため、体は大きく左右に揺れる。でこぼこ道をバイクで走ると同じ感覚。

慣らし運転をかねて最初は平坦な雪原を走行したが、しばらくして林道に入った。でこぼこ道が続いたため、後ろに乗っていた息子を、安全のためガイドのバイクに乗せてもらって一人で走行した。スピードはかなり速く、林道でも時速2、30キロは簡単に出る。
15分ほど運転して、アラスカパイプラインに沿った直線で、全開走行を試みた。メーター読みで100キロ近くのスピードが出ていた(マイル表示ではなく)。

  左の鉄管が石油パイプライン

パイプラインの側にモービルを停車させ、記念撮影を行ってから出発地点の休憩所まで走行した。
所要時間は30分。思った以上に簡単で、思った以上にスピードが出る。安全な場所で、子供も一人で運転させてもらった。結構楽しい乗り物です。


10分ほど休憩して、次の犬ぞりの準備にかかった。


(犬ぞりツアー)

犬は必ず8頭でチームを組む。 そりは、小型ボートくらいの大きさ。犬ぞりは、ママッシャーという専門の人が操作する。その人が、そりの一番後ろに立ち、私たち親子連れは、その前に子供を膝に抱え足をのばして座った。

犬たちは、早く出発したいとせかすかのように、ワンワンと鳴きさけんでいた。
雪原を森の方向に向かって出発。そりは雪原のでこぼこを拾って、思った以上にのり心地が良くない。そりに乗ってスキー場を滑り降りるような感覚。また、スピードも思った以上に遅く、人間が小走りする程度の速さ。

雪原から、同じく林道に入りあたりをグルッと一周して、又雪原に戻ってきた。途中で犬ぞりを止めてもらい、記念撮影を行った。

アラスカでは、太陽は11時頃顔を出して、3時頃になると沈んでしまう。休憩場に戻る頃には、太陽が水平線に隠れ始め、黄金色の夕陽が、雪原に長い陰を作っていた。とても綺麗な夕日を見ながら、無事に休憩所に戻ってきた。

所要時間は、モービルと同じく30分ほど。こちらはのんびりしていてモービルとは違った趣がある。

(事故の発生)

犬ぞりが終わってしばらく経過したが、他のモービルグループが帰ってこない。
心配していると、事故が起こったとの連絡があった。
モービルが故障したため、持ち上げて、エンジンを吹かしたところ、キャタビラーが切れて、その破片が、若いガイドの足を直撃し、大けがを負って、救急車で病院に運び込まれたとのこと。
ガイドは、息子を乗せて走行してくれた感じの良い若者。息子と二人で、若者の怪我が軽微であることを祈った。

スノーモービルは簡単な乗り物と思ったが、やはり危険はつきもの。注意が必要です。


■アイスフィッシングー(オプショナルツアー)
(アイスフィッシング)

大人150ドル(送迎のみ)
11:00Am 出発
12:00Pm 郊外の湖に到着
4:00 Pm フィッシング終了 ホテルへ

(アイスフィッシング)


現地に住んでいる日本人の写真家夫妻(川内牧栄さん、真樹子さん)が案内する、凍結した湖での魚釣り。日本のワカサギ釣りと同じ。二台の車に分乗してホテルを出発。参加者は約15名ほど。4、5名の子供も参加していた。

途中のショッピングセンターで、釣りのライセンスを購入(大人20ドル 子供は無料)。約30分ほどドライブして、目的の湖に到着。氷った湖面に車を停車させた。

 

早速、湖に穴をあける作業を開始。しかし、氷の厚さは1メートル。建築現場で使用するような大きなドリルを使って、悪戦苦闘してようやく5,6個の穴をあけた。えさをつけて糸を垂れると、20センチほどのサーモンの子供がヒットした。それを見た参加者は、われもわれもと一斉に釣り糸を垂れ始めた。
でもその後しばらくはヒットしない状態が続いた。アラスカの魚は、オーロラと同様気まぐれである。

凍結した湖面での釣りの様子と遊び

当日は、滞在中で一番の寒さ。外気は−36度ほど。15分ほどすると、足の感覚が無くなるほどの冷え込み、手や顔が寒さで痛くなってきた。河内さんは、車に積んできた大型テントを湖面に設置して、参加者が暖をとれる準備を始めた。20分ほどかかり、ようやく2つのテントが完成。テント内に2個のストーブが設置された。
皆は釣りを中断し、我先にとストーブの前で暖を取りはじめた。そして、河内さんが用意してきたお湯を使ってカップラーメンを作り、冷えた体を暖めた。

その後、テントに頻繁に出入りしながら釣りを続けたが、大半の人は、あまりの寒さで釣りを続ける元気を失っていた。
参加者の一部は、用意したスキーを使って、付近のクロスカントリーを楽しんでいた(これは別料金)。他の参加者はテントの中で暖をとりながら、旅行談義にふけっていた。

結局、当日の釣り果は小型サーモンなど3匹。釣った魚を焼いて、全員で少しずつ分け合った。

太陽が沈み、湖はさらに厳しい寒さに襲われた。4時頃には皆で協力してテントをたたみ、帰り支度を始めた。あまりの寒さに釣りどころではなかった。当日だけは、ホカロンを靴内に入れてこなかったことを後悔した。それほどの厳しい寒さでした。

でも、湖上での釣り、テントの中での休憩と、とても貴重な経験。自然の驚異、厳しさを肌で感じることが出来た。子供にとっても忘れることができない体験となった。

右は、現地の人の仮設小屋

■ 冬のアラスカ

まず雪の少なさに驚いた。日本の豪雪地帯で見られるような、道路脇にうず高く積まれた雪は全くなかった。郊外の主要道路ではコンクリートが見える位であり、多くの車が高速で走行していた。
また、雪は水分を殆ど含んでいない。手で握っても固めることができない。海岸の乾いた砂とと同じような感じ。アラスカでは雪合戦を楽しむことが出来ない。これも何故か不思議である。

ホテル、スーパー等の建物内は暖房が効いていて、皆薄着で動き回っていた。ホテル内では、現地の人が、半袖のドレスを着てパーティに参加していた。近くのレストランでも、防寒儀を着ているのは観光客の日本人だけであった。

アラスカでは水がとても貴重。特に郊外では水道設備がないため、飲み水も、トイレや風呂の水も町で購入する。皆、トイレの無駄な水使用にはとても神経質になっていた。極寒のアラスカで、水を購入することもまた不思議であった。

冬は熊も冬眠するため、熊に襲われることもない。しかし、郊外には、野生のムース(牛のような大きな動物)が沢山生息している。滞在中、バスの中から何回か見かけた。人を襲う動物ではないが、オーロラ鑑賞中に、子供がガイドさんから、ムースがいるのであまり遠くに行かないようにと注意を受けていた。やはりここは自然のまっただ中であることを実感した。

冬のアラスカでは、太陽は11時頃に顔を出して、3過ぎには沈んでしまう。太陽も、地平線からほんの少し顔を出すだけ。日の出は遅く、日没が早いため、明るい時間は数時間しかない。
太陽が沈めば、寒さも一層厳しくなる。ツアーも限られた数時間の中で行われる。オーロラ鑑賞のため、連日3時か4時に就寝し、9時頃に起床した。オーロラ鑑賞がなければ、活動時間はかなり限られている。時間を有効に使うことためには調査と準備が必要です。

でも、オーロラも見れたし、犬ぞりとスノーモビルにも乗ったし、−36度の湖で釣りも体験できた。
滞在中は沢山の人と知り合いになり、とても楽しい冬のアラスカであった。

是非もう一度、準備万端のうえオーロラ撮影に再挑戦してみたい。釣りはこりごりです。

左はパイプライン  
中と右は、道路状況

■冬のアラスカの写真

拡大写真は左をクリック                          

(拡大写真をマウスでクリックすると、次々と隠れた写真が出てきます)