96について〜といいつついろいろ雑記

 さすがに三年前ともなると、記憶がだいぶあやふやになってる。
 95年の一月頃、初めて蓬莱を知って、初恋、犯罪、魔獣と読んで、巻末のあとがき読んでFC会員になって、春号が来て、スタッフ募集読んで、でも「毎週土曜日必ず」となってたから断念して、夏号が来て、今度は「必ず」となってなかったから、応募して、やしろさん&古谷さんと面接して、気がついたらスタッフになってて、年末(96年始?)に新宿御苑にスタッフが集まって、離修などが卒業すること聞いて、おまけにPBMをやるっていう話を聞いて、僕もやりたいと言ったら、二つ返事でOKもらって、最初の回はどこにも当てはまらないアクションをかき集めてミスコン書いて、桑富士が生まれて、まさにローリングストーンな出来事でした。
 学園の歴史も設定もろくすっぽ知らず、ただ自分が楽しむために、読む人に楽しんでもらうために、がむしゃらになってたよな気もする。
 書いているときはすごく楽しくて、でも読み返すとすごく恥ずかしくて。早く次の話が書きたかった。少しでも上手くなっていますように、と。
 だから聖剣一郎のブランチをやってみない? と言われたとき、速攻で了解した。できるだけたくさんの物語に触れたかったから。
 今の自分が良いマスターになれているかというと、もちろんそんなことはないけれど、少なくともあの頃よりはずっとまともになっていると思う。それでも、あの頃は意味不明なパワーがあったし、誰でも、と言うわけでもないけれど、いくらかの人は通るはずの道だから、とにかく、その頃があるから、今がある。これから波島というマスターと知り合うことになるプレイヤーさんにとっては、波島の過去は関係なくて、その時に帰ってきたリアクションが全て。そういうプレイヤーさん達が、満足できるような物語を紡いでみたいと思うですよ、これからも。
 96のストーリーについては、あの、HFC発行の96総集編を見て下さい。