・夏季リアクション
尊学攘夷派の志士達が去り、ブランチ参加者が5名を割り込んだことで存続の危機を迎えた夏リア。鉄管委転覆を狙った彼女らの存在が、鉄管ブランチを支えていたというのは何とも皮肉な話である。そして、地下鉄管理局もまた、ブランチとともに消滅の危機を迎えていた……
今期の美霧のリプライに関しては、実はよく覚えていない。当初の思惑に反して美霧が唯一の鉄管委員PCとなってしまった以上は、責任を持って本筋のストーリーを進めなくては、と、委員会の内部抗争に関するリプライを掛けたような気がするのだが、結果は総没であった。だから、今期のリアで印象に残っているのは、美霧の「不潔ぅ」だけである(爆)。
ちなみに、かつての尊学攘夷派の志士達と美霧とは、今では同じ鷲盟革新連合に所属して学園改革に取り組む仲間になっている。全くもって、人間関係というのはどこでどう転ぶか分からないものである。
・秋期リアクション
リアクション集に参加した成果か、大阪イベントでリアをばらまいてくれた友人のお陰か、新たに学電管理局の秋野さんと珈琲研のスターシィさんを迎え、 危機を乗り切った秋リア。てっきり今回で潰れるものと思っていた私は、「せめて最後ぐらい盛り上げてやろう」とリアの私物化を大敢行。最も思い入れの深いリアクションとなった。
この時私は、NPC使用ルールを行使して、元PCの自動車部バス事業班長、水上七緒を動員、蓬莱バスの本数倍増計画を強行した。これは、蓬莱バスを路面電車に並ぶ通学時の主力交通機関として認知させるという、Sネット以来暖め続けてきた構想を実行したものである。地下鉄管理局の消滅と同時に増発を敢行することで、「もはや鉄管委にはラッシュ緩和の方策はない。が、蓬莱バスにはまだこれだけのことが出来る」とPRする事ができ、学園生徒の認識を名実ともに大きく変えることが出来ると踏んだ為である。また、春号のNLで「蓬莱バスが運転手を大量採用」との記事がワンラインニュースで採用されていた事もちょうどいい伏線となり、まさに千載一遇の好機であった。
その一方で美霧の方のリプライは、事前にこの動きを察知して、「今地下鉄管理局を廃止しては、鉄管委の存在意義を問われるような事態になりかねないので廃止すべきではない」旨の提言をする、という内容になっている。
そう、今期私は、攻勢を掛ける自動車部側と受けて立つ鉄管委側の両方を同じプレイヤーがやるという、壮大な自作自演劇を演じていたのである。なぜ、このような茶番に及んだのかというと、実は私は地下鉄管理局の狩野局長にはSネット時代からお世話になっていたので、みすみす同局が潰されるのを見ているのは忍びなかったのである。かといって、当の美霧は「不潔ぅ」とか言って狩野局長のことを毛嫌いしていたので、今更ストレートに手を差し伸べさせる訳にもいかず、結果、こんな回りくどい真似をする事となったのである。
この時の胸中たるやまさに、某赤城○ツコ博士の「今を維持しようとする自分と変えようとする自分。その二つがせめぎ合っているのが、人間なのよ」というセリフそのものであった……
蓬莱バスの飛躍か地下鉄管理局の存続か。どちらに転んでも利はあったはずのこのリプライは、しかし蓬莱バスの運行休止と地下鉄管理局の廃止という、最悪の結末で幕を閉じる事となった。
このリアに関して言いたいことは山ほどある。中でもその最たる物は、「同じ道路上を走っているのに、バスだけが人波に飲まれて身動き取れなくなって、路面電車は平然と走っているのはどういう訳か?」という点である。併用軌道である以上人波が障害になって到着が遅れるのは路面電車も同じであるはずで、むしろ軌道に縛られる路面電車よりハンドルを切って障害物を避けられるバスの方が混雑した道路では有利なはずなのに、である。
この件に関しては、後日オフイベでマスターに質問してみた。マスターの回答は「そんなこと俺が知るか」であった……
しかし、これではあんまりだというマスターの温情処置であろうか。今期美霧は運転部運転課長に就任を果たしている。これがこの壮大な茶番劇の唯一の成果であった。
・冬季リアクション
何とか無事に迎えられた最終回。地下鉄管理局は消滅し、狩野専門局長は職を辞して卒業していった。
今期の美霧のリプライは、一言で言って秋のリプライの後始末である。通学ラッシュを緩和するためには、いきなり路面電車の乗客をバスにシフトさせるのではなく、まずは徒歩通学者を電車やバスに吸収して道路を開けさせて増発が可能なだけの道路状況に持って行く所から始めなければならないらしいとの判断から、路面電車との協力体制樹立に方針を転換した。
この時の小早川局長の回答も、路面電車の定時制を前提とした話である事、更に、ラッシュ時には既存の鉄道だけでは輸送力が絶対的に不足しているのだという視点を欠いたものであるなど、到底言葉通りに受け取れる物ではないが、UCAT計画のことも含め、この辺はまた今後の課題と言ったところであろう。
★リアクション全体を通じて
Sネット時にはあれほど活気があった鉄管関係にここまで人が集まらなくなったのは、偏にSネット以降暗礁に乗り上げた学園地下鉄計画のせいであって、97の鉄管ブランチの最大の目的はこの地下鉄計画の精算であったようだ。更に、参加人数とリプライ次第では、野々宮委員長の交代劇にまで持ち込めた可能性も充分にあったように思われ、悔やまれることしきりである。