乙津雪村Q&A大作戦

状況設定
雪村が愛ちゃんと出会って数日後。園芸部員である愛ちゃんが1人で植物の世話をしていた。水をやりながら「私の名前を知っている男の子に会った。」と、お気に入りの「おじぎ草」に話かける。すると「おじぎ草」が愛ちゃんに雪村の夢や能力について語り出す。植物が話すのを聞いて驚く愛ちゃん。とっぴょうしもないストーリーだけど植物(自分の可愛がっている「おじぎ草」が話すのなら…と、最初は半信半疑だったけれど最後には納得する。
植物から「愛ちゃんに自分の事を話した。」と、聞いた雪村は、自分の夢について理解してもらう為に勇気をだして愛ちゃんをデートに誘う。
以上の状況をふまえた上で愛ちゃんに質問します。

雪村とデートしてくれますか?Y・N・△→N
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解答:
蓬莱学園97 AT50夏〜秋特別処理001
「夢を見て歩き出せるのは 僕らの素敵さ 君と」
園芸部員粟原愛は定時の水やりにやってきた。いつもの温室。お気に入りのおじき草を見て、愛はふと思い出した。
「そう言えば昨日、変な男が来たわね」
乙津 雪村とかいう男。「花としゃべれる」なんてどこかおかしいんじゃないかしら。私も花のきもちくらいわかる。葉っぱの微妙な色具合でどんな健康状態か、とか、そういうことは。でも花たちがはっきりとなにかを喋るなんて、私にはとても信じられない。
「もし本当なら、それはとても素敵なことなのだろうけれど」
「本当だよ」
「!!!」
愛は驚いて辺りを見回した。だが誰もいない。
「ここだよ。下だよ。おじぎ草だよ」
見ると、おじぎ草が喋っている。愛は腰を抜かし、その場にへたり込んだ。
「僕らはちゃんと話すことができるよ。でも、僕らの声を聞くことができる人が少ないだけなんだ」
「でも…私、今まで一度も聞いたことないわ」
「それは僕らにはわからない。でもなにかきっかけみたいなものがあったのかもしれないね。でもほら、これで、雪村君のこと、信じる気になった?」
 雪村の名が出た瞬間。愛の目がまた鋭くなった。
「もしかして、どこかにスピーカーでもついてるんじゃ…?」
「そんなのついてないよう(泣)」

☆マスターより…愛はまだ雪村君の事を完全に信じ
        てはいません。まだまだこれから
        です。頑張って下さい。
粟原さんより一言:「あの、あの…が、頑張って下さい…」
                    (代筆:波島)