必要な環境

JG はまだテスト公開であり、その最新バージョンは0.9です。

現在 JG は RedHat-5.2 ベースの Vine Linux (1.0beta以降) がインストールされていると仮定して作られています。したがって、Linux の共有ライブラリ glibc-2.0.7 以上が必要です。また、X Window System ベースのソフトは Linux 上の XFree86-3.3.3 以降の版がインストールされていることを前提と しています。

また、JGの各ソフトウェアは、Vine Linuxと同じく日本語EUC環境で動かすことを前提としています。

今日現在 Vine Linux は ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/os/linux/Vine/ で公開されています。


配付キットの構成

JG の配付キットでは以下のディレクトリ構成になっています。
<JG> ---+--- rpm
        | Vine Linux 1.0 ユーザむけのrpm版のバイナリパッケージで
        | す。
        +--- sources
        | JGのバイナリパッケージで収録されたゲームのソースです。
        | 不具合のあった場合や自分でコンパイルなさりたい方はこち
        | らをお使いください。
        +--- other-sources
          おまけです。JGではバイナリ配付していないソースを収録し
          ています。内容に関してもLinux上での動作確認を行なって
          いないものもありますので、内容に関しては関知できません。

JGの各ソフトウェアは基本的に、以下のディレクトリに展開されます。また /usr/local/games以下のファイルの所有者は、(user)games/(group)binになっています。

/usr/local/games

各ゲームの実行ファイル

/usr/local/games/lib/<game>

各ゲームのライブラリファイル

/usr/local/doc/<game> 各ゲームのドキュメントファイル

/usr/local/man/ja_JP.ujis/man6

各ゲームのマニュアルファイル

/usr/share/emacs/site-lisp

Mule向けのe-lispファイル

/usr/X11R6/lib/X11/ja_JP.ujis/app-defaults

各ゲームのリソースファイル

/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc

JNetHackのフォントファイル


インストールの手順

[0]インストールの前に JG の配布パッケージがが、ターゲットマシンの /mnt/JG 以下にあるということを前提にインストールの説明を行ないます。何らかの手段で、パッケージを準備してください。

[1]Vine Linux 1.0 の場合
Vine Linux 付属の rpm コマンドを使ってインストールを行なうことができます。

  1. rootになって、パッケージが収録されているディレクトリに移動する。

            # cd /mnt/JG/rpm/RPMS/i386

  2. rpmコマンドを使ってインストールを行なう。例えば、emiclock-1.0.4-1.i386.rpm というrpm形式のパッケージをインストールする場合、次の手順でインストー ルを行なう。

           # rpm -ivh emiclock-1.0.4-1.i386.rpm (パッケージのインストール)

    【参考】

           # rpm -qip emiclock-1.0.4-1.i386.rpm (パッケージ情報の確認)
            # rpm -qlp emiclock-1.0.4-1.i386.rpm (インストールファイルの確認)
            # rpm -e emiclock (パッケージのアンインストール)

  3. 以下必要に応じてパッケージのインストールを行なってください。