■ダ・ガーン33話 狙われた遺跡 アフレコレポート 92.8.29 |
まずはAM10:20にニフティのアニメフォーラムSYSOPのYASさんと谷田部監督と新宿駅で待ち合わせ、(谷田部監督はお子さん二人をモニターとして連れて来られていました)メタルジャックの演出のK氏とも合流し整音スタジオへ。このスタジオはつい最近までクーラーが壊れてて大変だったそうですが、もうちゃんと直ってました(笑)
で、行われていたアフレコは33話「狙われた遺跡」です。
10:30過ぎにスタジオに到着すると、すでにモニターを見ながら声優さん達は台本の読み合わせをやっていました。
マイクは3本で一番左はしは松本梨香さん専用(^_^;)になっています。音量を絞ってあるんだそうです。ですからあと2本のマイクをあとの声優さんたちがとっかえひっかえ使う訳ですね。
島田敏さんはマイクにあまり近づかずに声を入れてました。
松本梨香さんは体全体で喋るんですね。とにかく後ろから見てると良く動いてましたね。特にあいてる右手のほうが(^_^;)(あれでおとなしい方なんだそうですが…)
テスト中に谷田部監督や千葉音響監督からセリフの修正や細やかな演技指導(そのキャラクターがどんな気持ちで喋っているか、絵だけでは分からない状況の説明とか)が入ります。Aパートはキャラクターの絡みが多いのでそれでかなり時間を取ってやっていました。アクセントや声の出し方などかなり細かくチェックしてやっていくんですね。驚きました。
声優さんからもいろいろこうやってみたいというアイデアが出たりします。
つくしさんが声をひそめて喋るシーンは、ふいてしまうのでマイクの前の立ち方の指導まで入ったりしていました。
最初のテスト(読み合わせだったかな)では速水さんのガ・オーンのセリフでみんな笑ってました。確かにいきなりあんな喋り方されると可笑しいです(^^;;;
Aパートが終わるとBパートの開始です。戦闘シーンが多くて細やかな演技指導の必要なシーンが少ないため、結構早いペースで収録が進みます。
合体シーンも絵はバンクでもアフレコは毎回新しく入れ直してるんですね。
ランドバイソンも、ペガサスセイバーも「合体!」の声のタイミングがテストではなかなか合わなかったりしたのですが、本番ではすんなりいきました。
林延年さんや高宮さんには結構音響監督の千葉さんのチェックが入っていましたが、速水さんにはチェックが入りません。イッパツで決めていきます。
ちょっとミスった速水さんに対して「珍しい」という声が上がっていたので、普段でもミスをしない人なんでしょうね。
でやっぱり林さんはスタジオでは「えんねん」と呼ばれてました。高宮さんは「おにいちゃん」と呼ばれています。(どうしてだろ?)
そして全部終ったところで抜き録りが始まります。セリフが重なるところや、ブッチョのセリフです。なにしろブッチョは8人いるんで声のパターンを変えて(Cパターンまであったかな)録音してあとでダビングして重ねていくみたいですね。
そして松本梨香さんが次回予告と冒頭のナレーションを入れてアフレコは終了。
アフレコが終了したあと谷田部監督は連れてきた息子さんに「どうだった?」と感想を聞いていました。
終了したのが13:30過ぎくらいでした。で、私たちは整音スタジオを後にしたのでありました。
快く見学させて頂いたスタッフの皆さんに感謝いたします。
最後にひとこと、ヤンチャーくんのお風呂シーンがかわいかったぁ!!