これが最強合体だ!(合体プロセス解説)
Written by マシーン
(NIFTY ファイバード会議室からのマシーンさん承認の転載です)
今回はグランバード登場からして  「ファイヤアア・シャトオオォル!」から一気にジェット合体してしまいました。 BGMがブレスタージェットだったから変だと思ったんだ(^_^)。
 「見てはおれぬわ!」とドライアス様登場。
 一部でヒキョー説が囁かれた(俺だよ俺(^_^))グランキャノン、やっぱり敗れました。これこれ、必殺技を「連射」してはイカン。
 ヒキョー説を裏付けてしまうじゃろ〜が(^_^;)。
 危機を救ったのは、ようやく修理完了したファイヤージェット!
 火鳥にーちゃんの「思いつき」(^_^)によって、  またも天野博士の設計にないシステムが稼働を開始します。 そして、先行CFで耳について離れない、例のテーマ曲が‥‥。
 
 「見るがいい‥‥正義の力を!!!!」  言った〜〜〜っっっ!! ううっっ、ぞくぞく。
 まずジェット合体を解除。ブレスタージェットが分離します。  続いて、素顔に戻ったグランバードが、上半身と両脚の3つにセパレート。
 中心から、オールヌード(^_^)の火鳥にーちゃんが飛び出します。
 「ファイヤアアア・ジェエエエッッッ!!!!」  あ、久々‥‥。
 ファイヤージェットはファイバードにチェンジ!、
 そしてグランバードが上半身と両脚の3つにセパレート(ありゃ?)。
 上半身は前後が反転。グランバードの胴体が中央から展開して グレートファイバードの腕となります。
 一方、火鳥にーちゃんを収容したファイバードは、更なる変形を開始!
 肩アーマーをクローズし、両腕を胴体前方で合わせます。
 ファイヤージェットとの中間形態ですね。腕の位置が上下逆かな?  ツマ先を下方に折った所へ、すかさずグランバードの脚部パーツが合体!  最後に前方から上半身=胸および両腕のパーツが合体!
 合体完了! 拳が飛び出す!! 力が漲る! プラズマが弾ける!  炎が渦巻き、その胸に火の鳥のエンブレムとなって凝結!  頭部が、最強の勇者の御尊顔が現れる!!  開くクワガタ! 輝くバーンスライサー! 飛び交うイナズマ!! 回り込むカメラ!!
 「最強ォォォ合体っ! グレエエトファイバアアド!!!!!!」
 

 偉大千万!!!!  前作のグレートエクスカイザーは、キングエクスカイザーにドラゴンカイザーを分割したパワーアップパーツを装着しただけでした。 ゴッドライジンオーもコンセプトそのものは同じです。  しかし、合体に際してファイバードが変形をともなうグレートファイバードは、 装着合体から半歩踏み出しました。ひとまず合格!!!!


議題:『正統派ロボが飛び道具を必殺技とするのはヒキョーか!?』
Written by マシーン
(NIFTY ファイバード会議室からのマシーンさん承認の転載です)
さて、皆さんご存じの通り、82年にリアル派のザブングルに登場したウォーカーギャリアに端を発する2号ロボの出現は、86年のフラッシュタイタン以降、 正統派ロボの世界でも恒例となっていますね。
 現在活躍中のファイバードとライジンオーにも2号ロボ、グランバードとバクリュウオーが登場しました。彼らの必殺武器は、グランキャノンにバクリュウカノン。 果してこれは、正統派ロボにふさわしい武器と言えるでしょうか。
 ほとんどの正統派ロボは、武器として剣を持っています。また、その大部分が、キメ技にその剣を使います。ファイバード、ライジンオーも例外ではありません。 しかし、2号ロボとなると話が違って来ます。1号ロボとの差別化を図るため、剣を必殺技としないのが通例です。
 グランバードもバクリュウオーも、剣に代わる必殺技としてキャノン砲を持ち出したわけですが、なぜこれがことさらに「卑怯」と映るのでしょうか。
 戦隊ロボを中心に、過去の例を見てみましょう。  言うまでもなく1号ロボはすべて剣を必殺技としています。
 
1号ロボ 2号ロボ 2号ロボ必殺技
フラッシュキング タイタンボーイ 特になし
グレートファイブ ギャラクシーロボ 鉄拳オーラギャラクシー
ライブロボ ライブボクサー ミラクルビッグブロー
ターボロボ ターボラガー スクリューラガーキック
ファイブロボ スターファイブ スターハングビーム
ジェットイカロス ジェットガルーダ ガルーダクロー
キングエクスカイザー ドラゴンカイザー サンダーアロー
 
 ほとんどが「殴る」「蹴る」「ひっかく」を必殺技としており、剣を使うものは皆無です。しかし、これを卑怯な必殺技だと言う方はいないでしょう。
 ドラゴンカイザーのサンダーアローはアーチェリー、つまり飛び道具ですが、これも卑怯と詰られることはありませんでした。  ではさらに、2号ロボの合体形態での必殺技をみてみましょう。
 
2号ロボ 合体形態 合体形態必殺技
タイタンボーイ グレートタイタン タイタンノバ
ギャラクシーロボ 合体しない  
ライブボクサー スーパーライブロボ スーパービッグバースト
ターボラガー スーパーターボロボ スーパーミラージュビーム
スターファイブ スーパーファイブロボ スーパーベクトルパンチ
ジェットガルーダ グレートイカロス バードメーザー
ドラゴンカイザー グレートエクスカイザー サンダーフラッシュ
 
 一転、光線兵器が大多数を占めます。光線砲も飛び道具と言えなくもありませんが、これもさして「卑怯」という印象はありません。
 2号ロボ登場が恒例化する以前にも、光線または光線を利用した必殺技は、ムーンアタック、サンアタック、バードアタック、サイコクロス(^_^)等いくつか例があります。これらも卑怯よばわりされてはいませんね。
 では、こうした過去の必殺技に共通していて、グランキャノンとバクリュウカノンに欠けているものは何でしょう。つまりそれこそが『正統派必殺技の条件』であるはずです。
 それは恐らく、パワーの集中。剣であろうとパンチやビームであろうと、残された全生命力を注ぎ込んだだ渾身の一撃、という感覚でありましょう。  グランキャノン、バクリュウカノンはその感覚がやや乏しいと思われるのです。  敵の懐に飛び込む危険を冒さず、指一本で発射可能。また、内蔵兵器ではないために、自らのエネルギーを消耗することはない。  同じ飛び道具でも、アーチェリーや内蔵ビーム砲と違うのはそこなのです。  『自分自信は疲れない』。ここに卑怯と感じる原因があるに違いありません。  こういう必殺技は、やがて敗れる運命にあります(^_^)。
 そのときこそ、真の必殺技が誕生するときです。  グレートファイバードも、ゴッドライジンオーも、決して期待を裏切ることはないでしょう。
 
結論。スターハングビームは卑怯(^_^)
 
 私見。グランキャノンはそれでも頑張っていると思う。胸から宇宙のエネルギーを  吸い込んでいるのではなく、自分のエネルギーを弾丸として装填しているというコンセプトであるのなら、充分必殺技の資格アリ。

 一方、バクリュウカノンには、むしろ逆の狙いがあるのかも。圧倒的な破壊力で軽〜く邪悪獣を叩き伏せる姿‥‥ソードを担いだライジンオーのふてぶてしさと一種相通じるモノがあります。要は「無敵」であることの表現なのではないかしら。 見方によってはすっげーカッコいーもんね(^_^)。

 

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