■小説の感想■

 『火鳥勇太郎のその後の地球滞在日誌』

 うーん、設定を大幅に変えましたねぇ。ツッこむといろいろあるんですがやめときましょう(^_^;) 
火鳥にーちゃん達の実体の本来の姿って不定形じゃないのかな〜? ほらロデムみたいな感じの(笑)
 しかしちゃんとファイバードも登場している。機関車がロボットに変形するのはともかく、タンカーが変形しちゃうのはスゴイぞ。
 タナボタには笑わせて頂きました。七夕は知らなくてもタナボタは知っていたんだね。
 火鳥にーちゃんが『死』というものに出会ったときどんな反応を示すんだろう?という興味はあったもののファイバードという番組自体が人が死なない作品だったんでそういう場面は見ることが出来なかったのですが、まあ思ったとおりの反応でした。
 えーどうやら美子先生を一人の男性という感覚で愛しはじめたらしい火鳥にーちゃんでありますが、私は結局火鳥は誰のものにもならないと思ってるので別にハルカちゃんが振られたわけではないと思ってます。
むしろ一人の人間(地球人)を愛することによってもっと深く他の人達も愛するようになるのではないか、そして愛される側もきっと多くの他の生命達を愛することが出来るのではないか、そうなるといいなぁとか思ってます。
私が捉えてる火鳥にーちゃんのキャラクターってそうなんですよね
(あ、これは私が勝手に思い込んでるだけ(^_^;))
 やっぱ、火鳥にーちゃんの愛に応えられる様になりたいとか思いますもんね。
 地球と人間の関わりについても火鳥にーちゃんを失望させたくはないですね。
 
 私の好きな漫画に伸たまきの『パームシリーズ』というのがあるんですがこの作品に出てくるジェームズ・ブライアンと火鳥にーちゃんて似てるんですね。特にあの底抜けの恋愛観念が(^_^;) ボケ方も似てるかもしんない(^_^;) 彼はみんなが大好きで、男も女も犬もみんな同レベルで愛してる。ただ色が違うだけ…というのがあって、ああ火鳥にーちゃんもこんな感じだよななどと思ったんですよね。