望遠鏡、赤道儀、オートガイド装備

自動導入、ノータッチガイドによる撮影の装備。

天体望遠鏡(写真鏡)

Vixen VC200LDG

1800mmという長焦点距離のために長時間露光が難しく、レデューサーをつけて1268mmで使うことが多いです。

赤道儀とコントローラ

SX赤道儀、StarBookコントローラ

2004年9月末にオートガイド対応Upgradeがリリースされました。他にも星図の表示速度が劇的に向上するなどの改善がなされています。

極軸望遠鏡

Vixen SX用極軸望遠鏡

これで北極星を正確に捕えると自動導入が実に正確にできるようになります。

 
オートガイドのための装備

2004年9月末、StarBookがオートガイド対応になったいうアナウンスがVixenからありました。オートガイドをするには、オートガイド機能を持った冷却CCDユニットを使う方法と、ガイド鏡+CCDカメラ+AGA-1を使うという方法があるようですが、後者を選びました。

ガイド鏡

BORG77

ガイド鏡は1000-1500mmが良い、とどこかに情報がありましたが、Borg77はf=500mm。そこでBORGの3倍テレコンバータを入れて使うことにしました。

CCDカメラ

Watec Neptune100

最初はMeadeのエレクトリックアイピースを購入したのですが、供給電源の正負を間違え、壊したようです。泣く泣くこちらを買いましたが、さすがに高感度です。

オートガイド装置

AGA-1

CCDカメラからの星の像が視野の中心からそれないよう赤道儀のコントローラに信号を出す装置。

モニタ

ノートPC

AGA-1を通して星像を確認するためのモニタですがノートPCにUSB接続のビデオキャプチャーユニットをつけて代用します。

電源

自作安定化電源

機器が増えてきて、ノートPCに19V、ミードのアイピースに9Vなどカーバッテリーの12V 以外の需要が増えたので作成しました。
2005/03 赤道儀、CCDなどの12V定電圧供給をするためにUpgradeしました。また発熱対策のため100円ショップのプラスチックケースから金属ケースに変更しました。(2005/05)

バッテリー

シーキング90A-X

ノートPCや、結露防ヒーター使用のため大型バッテリーを購入しました。

基本機材

VC200LDG-SXW Vixen

鏡筒:VC200LDG 対物鏡200mm、焦点距離1800mm(F9)、三脚込総重量22kg
赤道儀:SX赤道儀with Starbook(コントローラ)

赤道儀コントローラ:Starbook

  

極軸望遠鏡

オプションの極軸望遠鏡。その名のとおり望遠鏡になっていて赤道儀の回転軸部分に差し込んで使います。 覗くと視野に照準がありそこに北極星をあわせます。北極星の位置が年とともに歳差運動によってずれる、 また観測地、日時によって北極星がわずかながら動くのでマニュアルにしたがって調整します。 






ガイド鏡

SX赤道儀にVC200LDG,Borg77を載せたところ。この時点で重量が12kgほどとSXの許容重量の10kgを超えています。Vixenさんも「すぐ壊れるというものではないですが、ギアの磨耗など早くなる可能性があります。」とのこと。軽量化しないとだめかな。

全景。緑の鏡筒が写真鏡のVC200LDG、白いのがBORG77です。



BORG77をStarcampさんからお借りしたガイドマウントに載せています。2対のねじで上に載せたガイド鏡を上下左右に微動します。写真鏡で撮影対象を捕捉したあと、このガイドマウントでガイド鏡だけを微調整してガイド星に向けます。



TomytecのページにあったVixenフリップミラーの使用例を参考に、直進系にテレコンバータがつき1500mmでCCDカメラ、 直角方向には直接アイピースをつけてみました。この方法ですと、眼視では広い視野角が得られる一方、 CCD側は視野角が狭い代わりに長焦点が得られます。ガイド星を眼視の広い視野で探して視野中央に持ってきたあと、 CCD側に切り替えれば、比較的簡単にガイド星が補足可能だろうと考えました。


フリップミラー部分。フリップミラーから直進方向の2インチホルダー[7509]の中にテレコンバータがついています。ベランダ越しにみた1Kmほど先の高圧鉄塔で、直進、直角とも合焦可能でした。

 

 
CCDカメラ

WatecのNeptune100です。モノクロですが、0.001Luxと高感度です。



オートガイド装置(AGA-1)

VIXENのAGA-1です。

下に見えるのが接続関係で、左から赤道儀のコントローラ、12V電源、CCDカメラ、モニターを接続します。



モニタ

右にある小さい箱、IO DataのGV-BCTV7というUSB接続のビデオキャプチャユニットでTVも見れます。普段は これをNote PCの背中にマジックテープで貼り付けています。



電源

これまで12V系のSX赤道儀+Starbookと、露よけファンの6Vだけが必要だったのですが、いろいろと電気系が増えてきました。
19V-ノートPC
12V-SX赤道儀、AGA-1、Neptune100
9V-ミードエレクトリックアイピース
6V-露よけファン
 そこで、自動車用バッテリーの12Vから9V、6Vを三端子レギュレータによる定電圧で供給、 19VはDC-DCコンバータで供給する回路を100円ショップで買ったケースに組み込みました。12Vはバッテリーからヒューズを通して直に供給しています。 この部分はフル充電後13Vを越えるようなので、12Vでの定電圧化を今後考えたいと思います。


 

電源(2005年5月)

2005年3月より赤道儀等の電源を、いったんDC-DCコンバータ(LT1170)で作った19Vから12Vの三端子レギュレータ(MC78T12)で 落とすようにしました。Full充電状態のバッテリーから過大電圧がかかるのを防ぐためです。以下が電源のダイアグラムです。

この変更後、運転中とくに鏡等反転をした後などに赤道儀がRestartがかかる現象が多発しMC78T12の過熱が原因であったようです。

 急遽秋葉原で金属ケースを購入しケースに放熱するように改造しました。MC78T12は3Aの耐容量がありますがさすがに1A超での発熱は小さなヒート シンクでは無理があったようです。(ヒートシンクに接触していた100円ショップのプラスチックケースが溶けてました。) 装備をFull稼動し、赤道儀を恒星時運転すると4A弱の電流が流れます。 


2005年5月時点の電源ユニットです。調子に乗って秋月で買った5Aの電流計と15Vの電圧計もつけてます。(金属ケースの穴あけが手間でした。)




バッテリー

4Aもの電流を一晩維持するには、これまで使用していた30AHのバッテリーではすまなくなりました。90AHと強力ですが、なかなか重いです。(17kg)。LinkにあるStarcampさんがお使いのものです。