ニラの香りが消えてくるころ 自動起動した めったに動くことのない 血管に血が流れた 猛烈な眠気のなかでの捜索 ページをめくって のどの渇きを耐える カレーのスプーンの 心の中で潔癖性 話をキーボードとすると レバニラ炒め ルータの電源が消えると その時が帰る時だと思う時 昼のカレーに睡眠薬 そんな気がして 眠気に耐える 右手の指が 左手の指が 薄れゆく意識の中で 文字をタイプする そんな瞬間ダイブ カレーの住所録 防止する忘れ物 ノン胆と一緒 今日も胆汁