夜汽車の悲鳴 あれは、小学校3年生の頃 自宅の2階でTVを見ていた 夜の8時過ぎくらいに 家より350m離れているJR(当時国鉄) の踏切の音がやけによく聞こえた その直後 ピヒュウッゥッゥウゥウウゥウウゥ とまるで悲鳴のような警笛がきこえた 踏切は鳴り続けている 列車の通過音も聞こえてこない 何かあったのか?と気にはなったが そのまま忘れかけようとしていた 後日、あの瞬間近所の女性が 列車に飛び込み自殺した事を知った あの警笛の音だけは今でも鮮明に覚えている 警笛の音と飛び込んだ女性の悲鳴が ミックスされたような音 それ以後いろいろな列車の警笛を 聞いたが、あの夜聞いた警笛と 同じ音の列車は聞いたことがない