狆の概要

明るく、快活で、臭いが全くなく、芝犬と共に日本が世界に誇る犬種です


チベット原産と考えられるものにチベタン・スパニエル、シー・ズー、チベタン・テリアなどの

犬種があります。狆はその一翼とも考えられますが、定かではありません。

奈良時代の730年に朝鮮半島の新羅から聖武天皇に献上された犬とされ、その後も

天皇や将軍に献上がつづき改良がなされ、江戸時代には大奥や上流階級の女性の抱き犬として

もてはやされました。1853年にペリー提督が持ち帰りイギリスのヴィクトリア女王に

贈ったという記録が残っています。その後イギリスでは1873年代に、アメリカでも1880年代に

日本で最初の純粋犬種として登録されています。 ・写真は平成5年日本一の淑久荘-桃花(牝)


体格)体高22〜28センチ、体重5キログラム以下だが 最近は3.2キロ前後

被毛)顔以外は長い絹糸のような毛に全身がおおわれ、耳や尾には飾り毛がある

毛色)白地に黒または茶の班がある

目と鼻が一直線上に並んでいる 頭は大きいほど好まれる 目は離れていて丸くて大きい 耳は三角形で垂れている 正面から見た口は富士山形にたとえられる 尾は背中に背負うようにしている 体高と体長は同じで横から見ると正方形に近い

性格は明るく穏やか 日本人が改良した完ぺきな愛玩犬、和室によくあう 咬むこともなく、他の犬に吠えかかることもない ●無駄に吠えないし毛は直毛で手入れがらく 体臭は全くなく室内で飼うには最適である 運動は屋内を自由に歩き回る程度で十分である

一般に丈夫で長命 眼が大きいので角膜炎、結膜炎などの眼の病気が多い 眼を傷付けないように 垂れ耳なので蒸れやすく、耳の手入れを怠ると外耳炎になりやすい