日記 

シトロエン エグザンティア、LHMフルード交換 (9/9/2001)

  3年、38000キロが経過し劣化しているであろうLHMフルード交換と、同タンク(リザーバー)内にあるフィルターを洗浄しました。エグザンティアの場合、LHMフルードはサスペンションとパワステとブレーキを一挙にまかなっている重要な物と認識しています。作業は事前にヘインズの整備マニュアルを和訳し理解してやったつもりですが、途中で”おらおらモード”になりちょっと荒々しくなってしまいました。なお特にエア抜きはしていません(マニュアルにはエア抜きが必要とは書いていなかった)。作業から1週間経過しましたが、良好です。

手順は

1 エンジンを回し車高を最低にする。
2 エンジン停止、プレッシャレギュレーターリリースねじを1回転緩める。
3 LHMリザーバーの側面の配管サポートを外す。
4 リザーバーのレベルインジケーターのコネクタを外す。
5 リザーバーのクリップを外す。
6 センターセクション(リザーバーに入っている配管の束)を持ち上げ保護する。
7 リザーバー内のLHMを抜く。
8 リザーバーの固定ナット(2カ所)を外し、リザーバー内をガソリンで洗浄、乾燥。
9 フィードバックフィルターとインテークフィルターをガソリンで洗浄、乾燥。
10 リザーバー、フィルター、センターセクションを元にもどす。
11 リザーバー内にLHMを補充。*
12 プレッシャレギュレーターリリースねじを締める。
13 エンジン始動、車高を数回操作しLHMの量を適正にする。
*場合によりセンターセクションのLHM加圧ポンプへの配管にLHMを満たす必要があるみたい
**もしこの手順を参考にされる場合は自己責任のもとで行ってください。
 作業まえ。緑いろの玉の左がLHMリザーバー。  エンジン始動、車高が最低になったらプレッシャレギュレーターリリースねじを1回転緩める。
 レベルインジケーターのコネクタと。リザーバーのクリップ(リザーバー中央を横断してる)を外します。  リザーバーの左側面の配管サポートを外す。うーん「めんどくさい」←これが間違い。
 結局、リザーバーから配管束のサポートは外しましたが、サポートから配管を1本1本外しませんでした。この横着により、暑さもあって”力任せモード”に突入!
 うー、サポートから配管を外さなかったからか、配管長さに余裕が無く、リザーバーからセンターセクションがなかなか出てきまへん!冷静になれば良かったのですが、暑さと、自身の体勢の悪さからイライラモードに...バキッという音と同時に何とか外れました。冷や汗と共に反省の念。なお写真はフィルター洗浄後、取り付け時のもの。  リザーバーを外し掃除する予定が、前述の配管の長さ余裕の無さから、リザーバーが外れず、LHMを手動ポンプで抜けるだけ抜く事にしました。LHMはかなり緑色が茶色掛かり、劣化が見られましたが、リザーバー内に沈殿物は見受けられませんでした。
 洗面器にガソリンを入れフィルターを洗ってる場面を撮ったつもりが、トホホ〜、写っていまへん。代わりにパーツリストからの抜粋です。LHMがリザーバーに戻る時に通過するのがフィードバックフィルターで、出ていく時がインテークフィルターです。フィードバックのフィルターはあまり汚れてなかったけど、インテーク側は「おいおいコレで通るんか」というほど網目が詰まっていました。  モロモロを元に戻し、LHMを補充しました。新品のLHMフルードの鮮やかな緑色にビックリです。4リットル弱入りました。ヘインズのマニュアルにLHMの量は5.4リットルとあるので、まあ、リザーバー内を交換しただけなのでこんなもんかな。
 
作業後記
 時間的余裕のなさと、暑さと、作業体勢の悪さから力任せの作業となり反省してます。どこも壊れなくて良かった!今度やるときは、配管をちゃんと外そうと思います。作業にかかった時間は3時間ほどでした。もっと段取り良くすれば短縮できそうです。 さて、LHMフルード交換による乗り心地の変化ですが、道路の大きなうねりを越えた時の車体の動きがスムーズになったように思います。全体的に車の動きのカドが丸くなった感じ。
 
 


日記のTOPへ