まず、図面は御覧のようになっております。

ベースプラン1階             2階  

(見づらくて恐縮ですが)私の家の決定平面図1階          2階です     

          和室 玄関 WC 浴室                      書斎 クロゼット 洋室 
              階段  洗面所                           階段 
          リビング  ダイニング                      主寝室      洋室  
         (約10畳) (約8畳)                     (約9畳)   (約5.5畳)  

今回、企画プランの一部変更でやって来ましたが、結果的に
自分の希望もそれなりに満たすことが出来た、と感じております。
かなりの部分で変更にも応じて頂きましたし。

南東ダイニングなど、意外に賛否両論分かれそうな間取りですが、
水回りの動線など、しばらく(一生?)続くであろう独身生活でも
使いやすいようにと自分なりに考えた結果です。

2階も主寝室の北側に書斎スペース(ISDNをここに引き、
情報センターとします。郡山市内(024エリア)ですから
自分のプロバイダのアクセスポイントもありますし、もう少し
インターネットに接続出来る時間も増やしたいですね。市内で
あれば、インターネット接続については定額料金化されるよう
ですし)を設け、後の部屋は収納を確保した上で、余り変形狭小
にはせず、今度どのようになってもいいよう、制約の中で汎用性
の高さを重視した結果です。

25歳の考える事ですから、可笑しな点も多いかもしれませんが
まあこんなものだと、笑って見てやってください。

完成予定図は、ベースプランの立面図の屋根を5寸勾配の切妻に
して、外壁を総レンガにしたものですので、まあ総二階ですし、
シンプルなものを想定していただければ、宜しいのではない
でしょうか(雨露による耐久性を考慮して、敢えて木製ベランダ
も設置を見送りましたし・・・)。

それではまず、各仕上別に見て行きたいと思います。

 屋根  野安製瓦製洋瓦(商品名セラマウント)

     標準スレート(カラーベストコロニアル)からの変更です。 
     差額変更分単価 u4950円。
     スレートですと、10年ぐらいで塗り替えないといけません
     から後々の出費が凄そうで・・・。
     但し、瓦であるためやっぱり頭でっかちにはなるようで、
     屋根下地部分の補強を行うそうです。

     なお、色はモスグリーンを選択しました。下記の総レンガ
     外壁と併せて、相当渋い外観になる事が予想されます。

 外壁  セルコ仕様オーストラリア産総レンガタイル貼

     標準の着色鉄板或いは窯業サイディングからの変更です。
     差額変更分単価 u12000円。
     サイディングですと、単価も非常に安く、見栄えも良いとは
     思いますが、10−15年で塗り替えする必要が出てきます
     よね。足場代込みなのでしょうが、実家で昔塗り替えした
     時もべらぼーな値段でしたから・・・。それに、何色も使っ
     ているサイディングの場合、塗り替えはどうするのでしょう?
     また、いくらかでも通気性がある資材を、というのもありました。
     メンテフリーとまでは行かなくても、それに近い資材として
     200万近い差額出費とはなりましたが、ここだけは死守
     しました。後で後悔はしたくなかったので。

     なお、色を活字にすると難しいのですが、赤みの強いダーク
     ブラウン(レンガ色?)といったところでしょうか。

 内装   リリカラ製「土に還る壁紙」1000番のもの

     標準は真っ白なビニールクロスだったのですが(u単価のこと
     を「番台」というそうなのですが、基本は500番台。水回り
     が1000番台。但し、一括仕入れで相当安くなっているそう
     です)、やはりビニールは抵抗がありました。これは主成分が
     デンプンとのことで、土に埋めれば自然にリサイクルされる、
     ということなので・・・。
     差額変更分単価 u600円(普通の部分)。
     しかし、面積が大きいので結構な金額になりましたが・・・。

     まあ、それでも寿命は持って10何年でしょうけど。それが
     駄目になったら、雑誌で紹介されていた珪藻土か生石灰クリー
     ムを日曜大工勉強して自分で塗ろうか、と考えています。

     そして、色なのですが・・・。
     この色があったから上記の壁紙を採用した、といった方が
     正しいのですが、今回の私の家で一番の特色になるかも
     しれません。

    (和室部分も含めて全面)薄いピンク(桜)色としました。
     仕事で、この内装をした病院を見たことがあり、妙な落ち
     着きと高級感を感じたのがそもそものきっかけでした。
     いずれは採用したいと考え、そして今回実現した訳です。
     今回の家づくりは、自分一人で決められる訳ですから、
     どうせ壁紙なのだから10何年の寿命。それなら冒険して
     みようという気持ちになったんです。
     後に書きます床材の色やシステムキッチン(ミントグリ
     ーン)を初めとした水回り機器も全てピンクに合わせて
     コーディネイト(?)しました。

     期待と不安が半々ですけど、でも楽しみですよね。

 床材  1階ほとんど   オーク無垢材フローリング
     1階洗面所・便所 クッションフロア
     2階       絨毯

     これは標準仕様そのままとしました。予算の都合です。
     但し、ちょっと気になるのは水回り関連。
     無垢材使用だと絶対に反る、と言われクッションフロアと
     しましたが、住宅金融公庫の仕様だと水回りの床下には
     防水フィルム貼らなくてはいけなかったように記憶して
     います(間違いだったらご免なさい)。で、もし水が漏れて
     床下に染みた場合、クッションフロアだとその逃げ道が
     無くなり腐りやすくなる、とどこかで読んだ記憶があります。
     まあ、実際にはそう簡単にしみ込むことはないとは思うの
     ですが、洗面台のボウルの下とか可能性が強い所には、
     出来るだけクッションフロアの継ぎ目が来ないようにして
     もらおう、とは思っています。

     でも、結構贅沢な仕様ですよね。


 その他こだわった事柄

  ・浄水器専用水栓の設置
     郡山市も含めて、福島県の中通り地方では水道の水源として
     阿武隈川から取水することが多いのですが、結構汚れていて
     水道水も余り美味くはないそうなんです。だから、という訳でも
     ありませんが、前々からフジテレビ系「料理の鉄人」でキッ
     チンスタジアムで使用されている、「シーガル・フォー」なる
     アメリカ製の浄水器をマイホーム新築の際には是非導入したい、
     と考えていました。それ自体は愛読してますカタログハウス社の
     「通販生活(ちなみに、スペシャル会員です−きんさんぎんさん
     がCMやっている会社)」で取り扱ってますので、購入すれば
     済むのですが、意外に適合する水栓の幅が狭いようなのです。
     そこで、特別注文でそれに見合った水栓を設置して貰いました。

  ・フルオート型電気温水器/2部屋同時制御型マルチエアコンの設置
     住宅金融公庫を全て基準金利(2.2%)で借りるに当たって、
     ベースプランでは吹き抜けがあった部分を床にして、延床面積
     126uとし、125u超の基準金利融資基本額としたことに
     加え、最後の砦、省エネルギー設備加算を受ける為にこの2つを
     導入せざるを得なかった、という訳です。電気温水器自体は、
     もとより希望してましたので良かったのですが(ただ、フル
     オートというのは贅沢過ぎる気もしますが・・・)、マルチ
     エアコンについてはちょっと未練があります。と、いうのは
     最新型に比べて、省エネ性能が一世代前なんですよねえ。
     結局、営業さんにも手伝って頂き、その中では一番省エネだと
     思われる機種を選定しましたが・・・。

     悔しいのは、99年度第1回の公庫から、次世代省エネ基準を
     満たす住宅については250万円の融資加算が認められた事。
     「ザ・ホーム」なら十分対応出来たので、それなら省エネル
     ギー加算を使わなくても、東芝か松下の最新型を導入すれば
     ランニングコスト的にもより有利になったと思うので・・・。

     一応、ご参考までに導入機種を記載しておきます。

     電気温水器   三菱電機製 SRT-4664FA-BL
     マルチエアコン 東芝製「2快パック」HAS-M351AD1(室外機)
       要は、6畳型2台です      HAS-M221D1 (室内機)

     ちなみに、電化製品の省エネ性能については、
     「省エネ型電気製品比較カタログ」 が参考になります。
          200円切手同封で申し込めば冊子を送ってくれますよ。

     台所の標準は電気クイックラジエントヒーターということも
     あり、結果的にオール電化な訳ですが、何でそうしたかと
     いいますと、東北電力エリアの場合、昼間の電気代がちょっと
     高くなる代わりに、深夜時間帯の電気料金が全て深夜電力料金
     となる「時間帯別電灯契約(愛称やりくりナイト−他の電力
     会社にも愛称は違えど同様の制度はあると思いますが)」を
     導入したいからなんです。電気コンロは立ち上げる瞬間には
     もの凄い電圧がかかるため、契約容量を高くしなくてはいけ
     ないのですが(自分のところで100Aは必要と言われました)、
     普通の従量電灯料金ですと、基本料金だけでも相当なもの。
     やりくりナイトですと、60Aまでが基本料金一律1300円、
     その上100Aまでなら一律1800円なんですね。基本料金
     だけでも結構浮く(従量電気部分の料金も夜間使用率25%以上
     ならお得になるそうです。ちなみに、残業続きで帰宅が遅く、
     炊飯・洗濯・パソコンという電気を食うものを殆ど深夜帯に
     やっている自分の場合ですと、深夜使用率が5割超えてますが)
     のに加えて・・・

     電力会社さんも深夜に電気使わせて設備投資の平準化を図り
     たいからなんだとは思うのですが、電気温水器を通電制御型の
     ものにすれば(電気メーターもタイムスイッチ入りの専用の
     ものになります)、月々還付金が戻って来るんです。
     手元にある東北電力のパンフレットで見ますと、深夜電力契約
     1キロボルトアンペア(=10A)当たり、通電制御型で
     180円戻って来ます。なら、100KVAなら1800円と
     いう訳で、基本料金分がまるまる浮く・・・という事になります。

     これなら、ガスはおろか基本料金が結果ゼロなのですから、
     電気+灯油ボイラーと比較しても良い勝負になるでしょうし、
     長い目で見れば灯油価格も上がっていくでしょうから、安全性
     考えても宜しいのではないか、ということなんです。
     
  ・杭打工事/防湿コンクリート打込 

     前者については、やっぱり新規造成宅地はこんなものでしたね。
     約70万は痛いですが、備えとしてこれだけは外せませんし・・・。

     防湿コンについては、標準仕様では防湿シート敷込だったの
     ですが、何と言っても厚さ0.何oの薄さですから、何らかの
     弾みで破れでもしたら・・・。特に床下もグラスウール断熱なの
     ですから湿気たらひとたまりもないでしょうし。そんな訳で、
     追加変更分単価 u4800円 しましたが、これも死守しました。

 その他
  ・階段、浴室、トイレに手摺を設置
  ・断熱欠損を避けるため、照明にダウンライトは一切使わず、
   手持ち分を除きインバーターシーリングに統一
  (休日とかに買い物に出掛けた際、量販店で処分品が出ないか
   どうか、常に注意を払っていますが、結構あるものですね。
   必要個数の内半分はすでにゲットしました。カーテンも同様
   です。この2つ、まともに買えば結構な出費になりますから
   ねえ。部屋の雰囲気を壊さない範囲でオーソドックスなもの
   を選んでいます)   
  ・ウォシュレットにつき、最新の省電力タイプに差額払って交換
    ・水道の蛇口数を抑え、水道管は20oが引き込まれているにも
   かかわらず、敢えて13oで契約(加入金及び月々の基本料金を
   節約するため−2階トイレ等、あれば便利だけど無くてもそれほど
   不便でなく、かつコストアップにつながるものは外しました) 

 等の手を打った結果、諸費用込みで坪50万円後半の家となりました。
 
それが高いか安いのか、それは完成して住んでみて初めて分かることなの
でしょう。とにかく、今はこの仕様で全力投球です。
長々と書き綴って来て、他ページとの重複も一部あるとは思いますが、
何かしら皆様のご参考となれば幸いです。