email:可算・不可算 2004年6月2日
「Eメール」の綴りは、「e-mail」もしくは「email」のどちらでも正解です。新しい言葉ですから、まだ統一されていません。今さら「electronic mail」と本来の呼称を使うことは稀になってきました。

さて、元々「郵便物」を指す「mail」ですが、不可算扱いです。ですから、「郵便物が多すぎて」などには「too much mail」を使います。「複数形にしてmails」はナシね、というのが昔からのお約束です。

「mail」から派生した「email」ですが、当初は「郵便物」の「mail」同様に「不可算」扱いでした。また、今でも「too much email」というように不可算扱いにします。しかし、ここで面白いのは、「email」もしくは「e-mail」は可算扱いされ始めてきており、一般に広くそれが認知されてきている、ということです。すなわち「many emails」、「a couple of e-mails」、「thousands of emails」などと使うことができます。

綴りのみならず用法もまだ一本化されていない単語に言語の流動性、科学技術の進み方の速度を感じます。

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