「make love」も時代につれて 2004年6月3日
「make love」、すなわち「セックスをする」という決まり文句ですが、この用法にも時代の雰囲気が投影されています。

「誰々とセックスをする」という場合、例えば、「彼女とセックスをした」ならば「I made love to her.」という具合に後ろにくる前置詞は「to」のみでした。これは20年くらい前までの話です。

最近では「make love with」も使われるようになってきています。まだ「to」ほど多く使われてはいませんが、「with」でも違和感がなくなってきました。おそらく「make love to」だと性行為が一方的すぎる印象を与えるので、「双方対等の立場である」というニュアンスを含む「make love with」が使われ始めたものと思われます。

ちなみに、「get laid」も下世話な表現で「セックスをする」の意ですが、これは、おもしろいことに昔から主語が女性だけでなく男性の場合も使います。なんだか女性専用みたいな気のする表現ですが、そんなことはなくて、男でも「I need to get laid.」などと使います。

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