ここで間違えてはならないのは、「試験慣れしていないからだ」と錯覚することです。「傾向と対策」云々の小手先の問題ではありません。
実力のついていない理由は単純です。学校で接する英文の量が絶望的に少なすぎるせいです。雑誌よりも薄い読本教科書を延々と一年がかりでトロトロと学習したところで英語を習得できるはずもありません。単語・熟語も定期試験のあとではほとんど忘れてしまっています。
ともかく読んでいる量が決定的に少な過ぎるのですから実力が身についていなくて当たり前なのです。
英語を母国語とするアメリカ人の生徒ですら国語(英語)の教科書で比較にならない程もっと多量に文を読んでいます。
まして母国語が英語でない生徒達が英語を習得しようというのであれば、本来は彼らよりも多く英文を読まなければならないのです。