首筋ひとつ強く吸って
2004年5月5日
彩図社:ぶんりき文庫:本体価格540円(税別)
実に1年4ヶ月ぶりの新記事です。とんでもない「新聞」だな、こりゃ。
逗子在住の菅原大輔氏から、ご自身のお書きになった「首筋ひとつ強く吸って」という題の小説をご献本いただきました。読んでみると、これがおもしろい。舞台が逗子なので、物語に出てくる場面、情景がすぐに「あ、これってあそこだ」みたいな具合に分かるのが楽しい。内容的には大人向けです。18禁か、17禁、もしくは16禁くらいかな。文部省の推薦図書なんかには間違ってもなりそうもない立派な作品です。
菅原大輔氏の作品:詳しい情報を見る >>>

裏表紙」から:
あいつを落とせ、引きずり下ろせ!選挙なんか糞喰らえ。素人政治に用はない。
戦後民主主義を踏みにじる8回のベッドシーン。
湘南シリーズ第4弾:衝撃の問題作

海辺の田舎町が利権がらみの選挙でかき回される。中学二年の馬鹿娘に手こずりながら、無気力なサラリーマン生活を送る祐二は、金ほしさに立候補したロックバンド上がりの旧友が邪悪な環境団体の客寄せパンダと知って愕然。娘の担任教師と不倫を繰り返すうちに忘れていた青春の力を取り戻し、住民無視の選挙運動を体当たりで粉砕してゆく。

本書の「著者紹介」を転載:
(菅原大輔)1957年生まれ。以後現在に至るまで神奈川県逗子市に暮らす。横浜市立大学文理学部化学課卒。在学中よりイラストレーター、デザイナー、美術作家、楽器の研究及び制作家として活動。1985年、第一回毎日国際インダストリアルデザインコンペティション特選第一席(Grand Prix)を筆頭にコンクールでの入選入賞多数。ガレージメーカー、湘南うさぎ楽器を主催。不惑の歳より文人の生活に甘んじ、玉兎庵(ぎょくとあん)庵主、兎屋幸四郎を名乗る。

菅原大輔氏による他の作品:「そして風が凪いだ時」・「いつか帆を張れ風の馬」・「あの日沖には宝船」

表紙イラストは著者ご本人によるものです

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