南鳥島の案内

南鳥島の概要


南鳥島は、厚木から南東へ約1900Km、硫黄島からは東へ約1300Kmに位置し、全周約6Kmの 三角形をし、海抜7〜8Mの隆起珊瑚礁の島である。

島の周囲は、距岸約100Mの所にリーフがあり、天然の防波堤として機能を果たしている。

年間平均気温は硫黄島より、わずかに高く25.2度あり、島の大部分はモンパの木に覆われている。




南鳥島について・・・・・・。


南鳥島は別名、マーカスとも呼ばれています。
位置は、北緯24度18分、東経153度58分で地図で確認してください。(^^;

硫黄島みたいに名所という名所がありません。ここの島は硫黄島と違い戦死者がいません。
島を一周すると幾つかの壕がありますが、ただ一つだけ、「地雷に注意」と書かれた壕が あります。(本当に不発の地雷があるかどうかわかりません。)

ちなみに名所と言えば、隊員が余暇を利用して製作した「最南東端の碑」と 「距離や方角をしるすしるべ」ぐらいしかありません。


また、コースト・ガード(CG)の宿舎前(現在では海上保安庁の宿舎になっている。)には、 当時日本が使用していた大砲と小形戦車があり、海岸にの方に行けば見張り所があるくらい です。

施設としては、気象庁の高層観測用の気象ドーム、郵政省のVLBI(地表観測だったかな?) の建物やパラボラアンテナ、コースト・ガード(現在は海上保安庁)のロランのアンテナがある だけです。

ここの生活で面白いことは、CGと日本側では同じ島にいながら時間が違うという ことです。
日本との時間差は2時間で、例として、日本側が8時に対しCGは10時です。
日本は日本標準時を使用していますが、CGはグアム時間を使用しています。
何しろ、南鳥島は日本では夜明けが早いし、夜が更けるのが早い。

また、衛星電話や衛星放送は見ることができず、本当に、ここは日本なのかな?と思わされる ものがあります。情報という情報が入ってきません。
(ただ、短波放送は一日中聞くことができますが、中波放送は夜からでないと聞くことができま せん。
特に、北海道のラジオ放送局が入っていることが多い。)
では、何で情報を得るかと言えば、カッコ書きに書いてありますが、ラジオや週に1回 定期便で運んでくる1週間分の新聞やVTRでしか情報を得ることができません。
もちろん、手紙は、この定期便で運ぶので、家で何か不幸があったときは、すぐに連絡を取ること ができません。

南鳥島に在島しているのは、気象庁、自衛隊とCGです。

気象庁、自衛隊とCGで、週に2回、ソフトボール大会を開いたり、週に1回、パーティーを 開いたりしています。
(私の場合は、しょっちゅうCGに入り浸っており、トランプで賭け事をして遊び、上司に 怒られたことがあります。賭ける金額は少ないですが・・・・・。(^^; )

南鳥島の歴史を書き込みたかったのですが、資料を持ってくるのを忘れてしまいました。(^^;
誰か、南鳥島に行った人で資料を送ってやるぞ!という人がいましたら、よろしくお願い します。m(__)m





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